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*そろそろ『崖の上のポニョ』について一言、言っとくか

うそです。タイトルは釣りです(^^;

というか、『ひとこと』もなんも、
皆さん、いやっていうほど批評、感想、ひとことを書いてるし(笑)

とりあえず代表的なところでは、
たけくまメモ : 宮崎駿のアヴァンギャルドな悪夢
でもその後の『カンフーパンダ』との対比による考察の方が興味深いかも。
たけくまメモ : パンダとポニョ(1)
2chあたりでの反応。
崖の上のポニョが神過ぎた件:ハムスター速報 2ろぐ
ウェイン町山氏の反応。
人の親として『崖の上のポニョ』で許せないこと - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
というか詳しくはエントリのリンクからポッドキャストを。
『崖の上のポニョ』監督:宮崎駿(2008年) - TRiCK FiSH blog.
こちらはストーリーとかテーマは?だが世界観や画は魅力的だとおっしゃる。
エキブロお友だちのmori2さんのエントリ
シネマ親父の“日々是妄言” : 「崖の上のポニョ」難しく考えないで…。

他にも
泣いた
とか
訳が分からない
とか。

であんたはどうなん?と言われると、
宮崎駿プレゼンツ総天然色漫画映画
ですだよ、というところ。それを久しぶりに劇場で観れたのは良かったなというくらいか。

そのなんというかおいらくらいの古強者になると生半可なもんではじたばたしない。
今回は豚の乗った戦闘機が飛んだり、巨大な全翼機が一人の少年の活躍で落っこちたりもしない。その上、天空の城が『あったんだ!』ってわけでないしね(笑)あ、あと少女が世界を救ったわけでもない。

個人的には5歳児じゃないので??の連続だったしストーリーはあるけれどとかももちろん皆さんが言うように気になるわけだし、動きの部分(嵐のとことか、諸々)はもう単純にスゲぇなあという感じ。

まあ基本的にはmori2さんの言うとおりなんだろうなとは思うんだろうけど、実際には色々刺激するパーツが転がっている。そこがいっちょ言いの人たち(自分を含めて)を刺激するんだと思う。それに以前(ジブリより前)のちゃんとした起承転結に添ったストーリーラインの天然色映画を作るには、もう戻れないのも事実だし、まあ出来上がってきた映画を我々が面白がればいいのだろう。

「崖の上のポニョ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>



補足としてちゃんとした起承転結に戻れないというのは宮崎監督がちゃんとした脚本を書かずストーリーボードからそのまま絵コンテというラインを取っているため皆が言う監督の妄想が画面に直結しやすい。
これはアニメーターだった監督だからこそだと思う。
いわくアニメーターでない富野御大や押井監督との大きな違い。御大はまず世界とキャラクターの芝居を重視するし押井さんはレイアウトと芝居が先に来る。でも宮さんは、レイアウトに動きがついてくる。その違いかな。
その宮崎監督の後を考えるとやはりアニメーター上がりの庵野がそこに来るのかねという感じにはならないだろうし細田守でも谷口悟郎でもないだろう。あれほどの動きのあるレイアウトが構成できるのは未だかつてお目にかかったことが無い。

ジブリも今後の事を考えて後進の教育に乗り出したと言うニュースがあったが、実は『ハウル』以前からチョコチョコやってはいた。
ただ後継者と目されていた近藤喜文さんという名うてのアニメーターさんが若くして亡くなった事はいろんな意味でアニメ界にとって損失であるとともにジブリの先にも陰を落としているかなと思う。

そういう意味で吾郎さんにお鉢が回ってきたという話だが、これに関しては鈴木Pの宮さんは漫画映画を作ることから離れられない。しかし生半可な人では萎縮もしくは喧嘩になるという意味での苦肉の策だったんだろう。結果色々微妙な話になったけれど(^^;

そしてこの映画が宮さん最後のアニメ映画になるのだろうか?それは分からない。
ただ今後出てくる映画に対してやはり色々な見方や批評、感想が出て来るんだろうけど御本人は至って『そんなの関係ねー』と飄々と作っていくんだろうな。それだけは間違いない。

追記:08/10/03
実はここまで引っ張ったのは観にいったのがごく最近の話だから。
でなぜさっさといかなかったのかは、予告編を観たときにすげー、違和感があったから。

人面魚がドーンで、幼児の声で単語を発する。
いくら可愛くディフォルメされていても『人面魚』。
もののけ、千と千尋、ハウルのラインでのジブリならばこのトトロいやパンダコパンダ世界的にどうオチをつける?となるはず。
でも本編見ると、全てにおいてそれは許容されるというゆるい作りになっている。
ここが多分色々意見が両極端に分かれてしまう部分で押井監督が
『老人の妄想』と言ったのもそのあたりだろう。
つまりは快楽の則に対して抑制が効かなくなっているということ。
「ポニョは老人の妄想、クロラには多少未来」(芸能) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
そしてその快楽の則というのは視覚情報として結構効きますねという感じ。
それが確認できただけでもめっけものだった。
今後の宮さんの作品を観るかどうかは判らないけれど一度緩んだタガは元には戻らない。
問題はそれがどういう風に炸裂するのか?ということだと思う。

by tonbori-dr | 2008-10-03 23:39 | Movie