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少林少女の脚本グダグダだけど

映画ネタサイトの破壊屋さんで以下の記事がアップされていた。
破壊屋_2008年の日記_『少林少女』の脚本の酷い部分ベスト10

破壊屋のギッチョさんの突っ込みは鋭いし、少林少女の自分のエントリでもリンク入れさせて貰った。

で、脚本家の十川氏に対してもグダグダのホンを書いているのには同意するけど、このベスト10の1位に挙げている
第一位:クライマックスでどうして柴咲コウがあの場所に突撃するのか説明がない。

というのはエロじゃなかった江口洋介の店が爆破されコウちゃんの道場が焼き討ちにあったあと泥だらけのティン・カイマンとラム・ジーチョン、ナイナイ岡村がやってきて、ティンとラムが『店が爆破された』と『ミンミンがさらわれた』でナイナイ岡村がボソッと『あいつら大学の格闘家の連中や』というのが聞こえた。
この辺りは映画を観た人でないと判断難しいし他の人の意見が聞きたい部分(思い違いかもしれんので)
でもコレで一応、物語の序盤で最新のトレーニング云々の施設で立ち入り禁止区画があるという情報をナイナイ岡村が提示し→で、大学の手先が江口の店を焼き討ちしたよと情報リーク→大学にコウちゃんカチコミという流れだと思うんだけれど、で大学にいくとワラワラ人が出てきてこっちに大事なものがあるぜ的誘導という部分で理解していたけれど、そうじゃないのかと不安になった(苦笑)

というか一番の大きな問題はギッチョさんが3位に挙げている前半後半の矛盾で、それでも最初から仲村トオルがコウちゃんを知っていて実は付け狙っているという展開なら問題ないのに、『気を感じる描写』を入れるというのが一番の問題。これは実写でアニメにありがちな達人が気を感じて云々って(^^;それだって因縁などの説明がきちんとなされていれば分かるけどトロい生き物があんちゃんをボコった描写だけで察するのはダースベイダーでも無理じゃないだろうか。しかも気を感じる描写の後で転科してきた学生がいないかと尋ねる辺り霊能者かって感じだよ。いくら死神の活躍するアニメのシリーズ構成をしているといってもそれはどうかと。

まあこれこそ重箱のスミつつきだけど、真に不味いのはちゃんとしたホンを構成できていないのが一番の問題だなあと毎度の事ながら実感。
せめて前半後半くらいちゃんとつなげるホンとかラクロスのことをもっと勉強はしていただきたかったなと思う。



追記:
これをもって『少林少女』ついては打ち止めとするが、

先ほどパンフをじっくりと読み返した。したら本広監督インタビューで本人が語るところによると
この映画はアンパンマンのような映画なんだそうだ。

つまりは子供向け映画ってことでFA?

なるほど、それなら血反吐を吐く描写が無いのも納得する。
だけどその割には大人もどうとかとか書いててちょっと?
だけど大人でも子ども向けでも血反吐は吐くべきだと
個人的に思う。
まああくまで個人的にだけどね。

香港のファミリー向けというかアイドル映画の『精武家族』なんかはちゃんと血反吐ってましたけど。と言っても多分観てないんだろうな。

というか、子どもが、そしてその親が見るからと言って血はダメです。とか言う割りに頭に一撃に蹴りいれるのを執拗に撮るのは矛盾してねえか?
それで子どもが頭に蹴りいれるのが流行ったらどうするんだという屁理屈も思ったがまあそれはいいや。

やはり功夫が足りなさ過ぎる。香港映画をまずは100本ノック鑑賞してから出直さないとという感じでこのネタにかんしては締めくくりたい。

by tonbori-dr | 2008-05-11 23:22 | ネタ@映画