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TV局が映画をつくるということ。

フジテレビ開局50周年控えた今後の展開、亀山千広映画事業局長に聞く : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com
先頃ヒットシリーズ『踊る大捜査線THE movie3』の製作を発表した亀Pこと亀山千広映画事業局長の先月の26日付けインタビューの抜粋が載っている。

かなり興味深い。
昨年は批判承知の上でTVドラマの映画化を大前面に押し出した。

批判覚悟とあえておっしゃるのは色々あちこちで『2時間ドラマで充分』とかそういう事は分かってるという事らしい。
まあそれはそれで正しいと思う。ただその手法で他の映画が色々押し潰されていくと危惧している人たちもいるわけで。

ただ亀Pは周防さんの『それでも、ボクはやってない』を送り出したりもしている。
だから今後その線をどこまで守れるか、さらにありえないところを出せればたいしたもんなんだが。
例えば独立系の重鎮を引っ張り出したりとか、それこそサンダンスの若手を引っ張る(国籍抜きでね、で金は出すけど口ださずで)そういう部分が出てくれば本気度が見える。

実際、制作会社としての東宝、東映、松竹などは配給が殆どで制作本数は本当に減っている。好むとも好まざるともこの流れがある以上、少しでもいい方向が出来ればなと思う。

とは言えいくらお金のためとは言え2時間ドラマクオリティ連発は困るけれどね。



2時間ドラマクオリティ云々もそうなんだけど、個人的にはドラマの映画化ってダメじゃない。要はホンのクオリティは上げよう。それと同時にちゃんとした映画的なモノにしようという感じで。

それは単純に空撮いれますた。とかセットにお金をかけましたとか、海外ロケとか、やはりお金というか色々制約&お約束があるだろうけど、きっちりとした脚本というものを練って欲しい。時間は多少かかっても、そこはねというか。

映画ってのは映画館で観れるから映画館なんでドラマを映画化するというのは、先を見せる、いや見せて欲しいという我侭な視聴者(観客)の欲望。それをかなえて欲しいということ。

まあホンマの余談なんですが。

by tonbori-dr | 2008-04-10 22:56 | ネタ@映画