『イーオン・フラックス』はガンカタの尻尾を踏めたか?

結論はまああとに書くとして(笑)
シャーリーズに限らずオスカーを獲っているのにいわゆるジャンルムービーに出ちゃう人っていますなあ。
例えばオスカー、ラジーの2冠に輝いちゃったハル・ベリー姐さんとか『ガンジー』でオスカーに輝きその後も『シンドラーのリスト』なんかにも出ながら『スピーシーズ』とか『サンダーバード』に出ちゃう(笑)ベン・キングズレー。

そんなオスカー俳優たちもたまにはっちゃけたいのかもしれない。
もう思いっきりありえねー!!!!!少林サッカーみたいな事をやりたいとか。
まあキングズレーに関しては単に翔さんスタイル(来た仕事を順番にこなす)で仕事をやっているだけかもしれんけど。(いやそれはそれで立派、役者のスタイルだと思う、ガチで)
とこれは全くの余談。

とりあえずネタバレ気味なので注意。



でお話としてはディストピアもの。リベリオンでは第三次世界大戦だがこちらは謎のウィルスである。でこれがちょっとした謎解きとドンデン返しに関わってくる伏線になっている。

そして主人公イーオンはモニカンというレジスタンスグループの一員であり一度は死滅しかかった人類をその絶望の淵から救った科学者たちの末裔が支配する外界と隔絶された人類最後の都市ブレーニャで支配階級に対して抵抗運動すなわちテロを行っていた。

でそんなイーオンにはユーナという妹がいたのだがイーオンが任務を終えて彼女の住居に向うとユーナはモニカンの協力者ということで政府によって射殺される。

さらなる復讐心を胸にモニカンのリーダーから下された人類の支配者、グッドチャイルド暗殺を実行するための中枢部に乗り込むのだが・・・・


いや基本的にはさこーゆうディストピアものってのは最終目的って主人公側が勝利しようが敗北しようがロープレといっしょでともかくラスボスのところへ行けとなってラスボスのトコに行くと実は中ボスみたいな。そんでもって真のボスを倒せとかまあそういう感じになるんだけども結構淡白。その部分はまあ今までも他のよく似た作品で散々あったことだし特に問題じゃない。

問題はシャーリーズ演じるモニカンのナンバー1アサシンであるイーオンがその身体能力を活かしたアクションをどんだけ見せてくれるのよ?とその一点のみである(笑)

で結局それはあったんだけど・・・無かった。
要するに結構なアクションシーンはあるけどアクション設計が上手くないのか全然燃えない(苦笑)ガジェットや雰囲気を作るのは上手いけどアクションの見せ場と言えば両足に手を移植した女戦士シサンドラ(このキャラも特に見せ場という見せ場があるようで無い!すごく勿体無い。)と共に中枢部に潜入するところだけ。

結局アクションのタメとかそう言う部分が尻切れトンボ状態で勿体無いというのが正直な感想。
結構それっぽいフリとかシャーリーズできるし原作アニメを意識した見得とかはいいんだけどもそれにつなげるアクションが上手くないのが非常に痛い。
コレオグラファーを付けろというより絵コンテからやりましょうレベルだった。(というかアクションコーディネイトに関しては悪くない)

ほんとこーゆのは見せ方。リベリオンはタメが効いていたからこそあの『ガンカタ』が効いたわけで取っ払いになってしまった『ウルトラヴァイオレット』はミラのけれんを除けばもうめためただったのと同じだ。
やはりアクションはタメが必要だと痛感した映画だった。
[PR]

by tonbori-dr | 2006-12-12 23:01 | スルー映画祭り