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対峙-其の弐-

スミマセン皆様、おまたせしまいまった。なんかすんませんばっかですけど筆者遅筆につきご勘弁をm(_ _)m
妄想特撮シリーズ続きでございます

『対峙』の続きです。まだ状況つづいておりますので其の弐にしております。
お話を追うには「深海に響く魔女の歌声」から読んでいただければよろしいかと存じます。

では毎度の前口上。
あくまでもコレは森と海さんと私tonboriの妄想でございますのでなにとぞご了承下さい。
またその元ネタになっている部分は皆様ご存知の作品ですがその大元の権利はあくまでも原作者の方々のものです。
これはあくまでも非公認のお遊びとしてご笑覧いただければ幸いと存じます。

ではごゆるりとどうぞ。



「ロメオリーダー・・・目標1により撃墜・・・」
「そんな・・・・」
「目標1の様子は?」
「依然変わらず健在です。」
木崎はその瞬間神宮寺ならこの機を逃さず反撃にかかると踏んだ。しかしF2の爆発はひえいの乗員達にも衝撃を与えていた。
「対空防御、監視を密にせよ!」しかし木崎の命令は一瞬遅かった。
その一瞬の間隙を神宮寺は待っていたのだ。轟天に装備されたVLSから発射された近距離対艦ミサイルがひえいに殺到する。
ひえいに装備されたCIWSが火を噴くが撃ち漏らした数発が着弾する。

海底で息をひそめていた「しまなみ」も異変に気が付いた。戦闘配置のためリンク情報を遮断しているので海上の状況はわからずとも残骸の着水音を捕らえていたソナーマンにより何が起こったのかは推測できるが迂闊に行動できないため「轟天」の突如の攻撃に反応が一瞬遅れた。
「敵潜、VLS発射音。これはひえいにです!」
「しまった、魚雷発射用意!敵潜の位置は特定できたか?」
「出来ました。・・・・・左舷距離1000メートル!」
「艦長、右舷2時魚雷航走音距離500です!」
「右舷だと?2隻居るのか?!」副長の永倉が怪訝そうに山南に振り返る。
「まさか報告にあったミゼットサブか?フォノニクスブレーカーは?」
「いけます。」「よしフォノニクス・ブレーカーてぇー!」
鈍い音共に一拍置いてくぐもった破裂音が響く。
「2番3番4番注水!目標インプット、右舷の標的は捕捉出来るか?」
「まってください、乱流で音が拾えません。」「このままじゃ挟撃を受けるぞ。」
その時だった。魚雷の放つ探信音が鳴った。
「6時より魚雷です!」「急速潜航!」
爆発音が海中に鳴り響く。
「後部至近距離で炸裂。後部魚雷発射管室浸水!」
「機関室ダメージコントロール至急!配管より浸水!」
「バラストコントロールダメージ。ブロー出来ません!」
後部にダメージを受けたしまなみはやや傾きながらゆっくり沈降し海底に着底した。
「被害知らせ。機関室、バッテリー室どうだ?ダメージコントロール班はすぐさま復旧にあたれ、水測、敵潜は?」「動いていません。ミゼットサブもいません。」
「何故だ?どうやったんだ?」
永倉と航海長の中岡一尉が付近の海図を作戦用のテーブルに広げる。
それを見ながら山南は以前神宮寺がやった手を思い出した。
それはあまりに馬鹿げた手であった。有線魚雷を魚雷発射管より放出。
海流に紛れさせ敵の後部についたところで自律航走に切り替え敵の不意をつく。
ただし刻一刻とかわる海流を読みつつ海水温の温度差も計算に入れなくては裏をかけない。
実際に机上のシュミレーションでは成功率は低かった。
演習で神宮寺が見せたのは海上艦のVLSをつかった同じ手でその場合は前大戦のヘッジホッグのように円を描いて投下。ポイントに追い込んでの攻撃だった。
しかしあの艦には目がある。その目で海流から地形。全てを読みきった上での攻撃だったのだ。
「ダメージコントロール。向こうも探査している。物音は極力立てぬ様至急作業にかかれ。」
無茶な命令だがあの艦は巨大生物『目標1』と歩調を合わしている。ここでまだ継戦能力を見せると確実に沈められる。幸い上にはひえいがいる。もしかするといくつかは敵艦の攻撃を喰らっているだろうが木崎はそうたやすくやられる男ではない。事実神宮寺の難攻不落のシュミレーションを突破できたのは山南の知る限り木崎しか居なかった。

「CIWSが一基もっていかれました。魚雷発射管も使用不能。ヘリ格納庫もやれれましたが着艦はなんとか可能です。但し補給は不能。」「警戒配置についていた乗員3名が死亡、格納庫の要員は負傷者5名です。」「機関にはダメージありません。」
報告を聞いた木崎は先任に「ご苦労、ダメコン班は至急艦内のダメージを回復に務めよ。」
「どうするこのままではヤツを追い詰めるどころかこちらがやられる」
樋口司令が木崎に問う。
「完全に後手に回ってしまいました。しかし油断しているかもしれません。なにせあちらさんは絶対の優位を保っていると思っているわけですから。こちらもその油断をつくには相当にやられてしまいました、ですが手が無いわけじゃありません。ここでなんとしても止めないと・・・・」
木崎は唇を噛む。
「あの怪物と合流させてはほんとうに止めようがなくなります。」

『目標1』と呼称され轟天からはTHEMONと名付けられているそれは先ほどの空を舞うモノから放たれたものを受け咆哮し熱のブレスをはいた後しばしその場に沈黙していた。が再び咆哮しゆっくりと水面の先に見える陸地に向かってゆっくりと動き出した。かすかに匂うその匂いに曳かれて。
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えーまだまだ状況続きます。ですが大明神しっかり進んでおります。
とりあえずはお台場に上陸ですかのう(笑)でちょっと次は会議室、事件は会議室では起こっていませんが会議シーンがないとやはりねえ。そこでもいろいろドラマがあるわけですから(笑)
そんでもって色々考えておりますがまあぼつぼつやります。

でっこからは毎度の口上。すっかりコピペでございますが
私、続きいいの考えたってのも大歓迎でス(^^;)
その場合はこのエントリのコメント欄で表明及びUPをお願いします。
一応エントリは私が立てていますがこの物語の発端の骨子は森と海さんと2人で
組み上げたので私達2人に解る形を取りたいと思います。
単純にアイデアもOKです。その場合も同様にコメントとして投稿してください。


この物語の登場人物一覧もあげておりますのであわせてどうぞ。
感想コメントも受付しておりますのでよしなに(^^)
「亡国の破壊神」または「深海に響く魔女の歌声」備忘録
本店の方にも特設サイト開設しております、あわせてどうぞ(^^)
っつても最近更新さぼってます(^^;がんばります(そればっかりやん|苦笑)
一応ちょこっとこの後手を入れる予定でゴザイマス。

ここまで長くなるとは思いませんでしたがまだまだ続きますが引き続きご贔屓のほどを。

では毎度おなじみ締めのお言葉
それでは皆さんいざ、行かん。広大なる妄想の海へ!
2006-06-06 22:17
暫くトップ固定するので皆様よろ(^^)

by tonbori-dr | 2006-06-13 23:59 | 妄想特撮シリーズ