京極堂の門をくぐってみた。
つうことで買ったよ『姑穫鳥の夏』
で読んだよ『姑穫鳥の夏』
つーか『姑穫鳥』ってうぶめで変換されないし(笑)
いや映画のキャンペーンかなんかで本屋さんでよく見かけていたあの分厚い装丁じゃなく分冊になってて上下巻になってた。
そんでかどうかは知らないけれど思っていたよりスイスイ読めましたぞ。
で感想はなるほどこーゆう友人がいると迷惑だが非常に便利かつ助かるなあ。
けれど実際には関口巽の役回りとなって振り回される?んだろうなあ(笑)
この作品は探偵モノのフォーマットにちゃんと乗っかりながらも主人公を神主で古書店主、そして拝み屋としているところがうけていると思う。
気難しくてその博覧強記ぶりで周囲を煙に巻き居ながらにして事件を見通し、事件の関係者に取り憑いた憑き物を払い落とす。
今までアームチェア(安楽椅子)探偵もいたけれど事件を解決するのではなく祓い落とすという行為が日本の風土や風情に合っている。
そこんところがうけているんだなと。
京極堂の言葉を借りれば「仮想現実」を構成する目から入る情報を揃えるための『式』を小説の文章として送り込み、そして最後に祓うという行為を行う。
ようするに言葉を駆使して『呪』や『式』を組み読者をその迷宮に引き込みその上で祓ってくれるわけだ。
その爽快感に浸ったものがはまってしまうということか。
まあおいらもその一人になってしまったようだが(苦笑)
書かれているウンチク度の濃いのも結構いい感じ。別にオタクぶりとかそういうことじゃなく異界に引き込むためには数々の『呪』(まじない)がいるわけでそのための伏線としてそういうウンチクが機能しているというのも見逃せない。
実を言うと最初はどうかねえとかたかをくくっていたがいや面白い小説であった(^^)
追記9/10 20:24
漢字の誤りを直しました。
by tonbori-dr | 2005-09-09 22:52 | book

