テロの時代
インドでは大きなテロが起こったけれど、日本でもそのちょっと前に、
厚生労働省を狙ったテロか?という事件が起こった。
結局、犯人は自首したのだが、この事件をテロと煽ったのはメディア。
今更ながらに『?』はつけていたもののやはりテロという単語をもってくる辺り皆というより、そういうモノが期待というと語弊があるがそういう考えがマインドセットされているのかと。
それは今、ドラマでもやってるオウムの地下鉄サリン事件や松本サリン事件などの一連の事件も影響しているけれど、思えばそのずっと昔に日本でもテロ事件は多くあった。
連続企業爆破や連合赤軍(あさま山荘事件など)。あれもテロ事件だった。ただ『テロリズム』という単語があまり一般的ではなかったのと、起こしていたものの達の思想背景と東西冷戦が噛み合っていただけで、そうとは呼ばれなかっただけのように感じる。
個人的に言えば海外のスパイ謀略モノをよく読むと、基本的に海外の工作では大きく分けて情報収集と敵国を政情不安に陥れるということが挙げられる。まあこれも東西冷戦時にはホットな話題だったけれど、今はそこからまたアングルが変わってきた。
曰く、『石油』、曰く『民族』、曰く『宗教』、そして資本主義、格差社会。それは今まで無かったものじゃなく、冷戦時代の頃は単純化され、または画されていたものがどっと崩れだしたと言ってもいい。
そういう気分が伝播した今がテロの時代なんだということなんだけれど、にしてはかの元厚労省次官連続殺人の犯人はテロリストというには思想背景も成すべき信条も無い。いうなれば前時代的な復讐、それも相当年月の経った話であり、その上管轄が違うといういわば逆恨み。
「飼い犬殺した厚生省」実は筋違いだった…小泉容疑者「えっ」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
とはいえそういうあらかさまにおかしな言動は陰謀論者には喰い付きやすかろうと思う。
なんせ、そういう小説や映画が大好物な自分も、記事を読むに付け、「こりゃあどこかの組織にリクルートされたのか?」とか「いやあ、こりゃあマインドコントロールされたのか?」とかそういう事は正直思った。
何の思想的背景のない男が素っ頓狂な事をいって騒動(殺人)を行って、時の政府や民衆に恐怖を撒き散らす。それこそがテロと言えなくもないし。
とはいえそれは完全に裏づけのある話じゃない。まあ小説にはありがちだけど実際にあったとしてもそれを裏付けるソースが無ければ、ただの戯言。ただそういっても妄想が本当だとしても全てが明らかになることも無いだろうし、そう考えると不謹慎ではあるがやはり時代の産物という気がする事件だと感じる。
by tonbori-dr | 2008-11-29 21:59 | 私声妄語

