ざっと冬ドラマの話でもしよう。
土11以外の(この枠は実験枠らしいので通常のクールに捉われていないそうな。その割には10話とか11話とか1クール話数でまとめているけど(笑))ドラマが最終回を迎えたわけだけど相変わらずドラマは低調です、皆さんバラエティ、クイズ番組を見ましょう!な感じがするのは自分だけだろうか。
ちょっと被害妄想っぽい感じだけど実際通しで観たドラマが僅かに4本だけ。
という寂しい状態。
ウラを録画しリアルタイムで観るとか録画して保存とかそういうのが無かった。
基本的に唸るドラマが少なかったのはホンが冒険していない。安全な作品を目指しているなという感じが多いのとセンスが古い感じが多かった事による。
それとキャストに依存しているドラマのなんと多いことか。
(コレに関しては本家でも言及している)
春ドラマも色々出てくるだろうが個人的にはピンとこない作品が多い、これまた寂しい限りではあるが今日放送の特撮(VFX)ドラマ、『ケータイ捜査官7』は良かった。こういう意欲作がもっと出てくればと願う。
あと刑事ドラマの復権というか『相棒』は映画化のこともあるので、これについては『交渉人』の雑感と絡めて別のエントリを立てる事にする。
では個別に観ていたドラマの雑感を。さくさくっと
http://purple.noblog.net/blog/i/10448128.html
こちらの数字が正しければ
基本的に1位は月9「名も無き戦士」「それでも人生は素晴らしい」の『薔薇のない花屋』でその後に続くのが『相棒』シーズンⅥ後半、で日テレ水10『斉藤さん』、テレ朝『交渉人』となるのだが
基本的に『相棒』は2クールのため1クール冬ドラでくくると『薔薇のない…』『斉藤さん』『交渉人』になっているそうだ。
ソースはゲンダイネットだけど(苦笑)
Excite エキサイト:芸能ニュース:冬ドラマの順位確定と明暗 [ 03月28日 10時00分 ]ゲンダイネット
特に
面白いのはTBSの2本のドラマの明暗。初回17.3%を記録して好スタートを切った「佐々木夫妻の仁義なき戦い」は大コケが予想された「だいすき!!」に負けた。
伊東美咲主演の「エジソンの母」(TBS)は平均9%台と振るわず。最下位は3%台まで落ち込んだ回もある「4姉妹探偵団」(テレ朝)だ。
というがここで挙げられたドラマのどれも最終回を観ていない。
特段面白くなかったわけでもないが、なんだかスゴイよというのも無かった。
まあそれで言えば視聴率的には上位につけている『斉藤さん』も最終回の一歩前までは連続で観てたけど最終回の一つ前から観なくなった。それはドキワクが薄れたから。
もっとも他のドラマもドキワク薄かったけれど、その場合好きか嫌いか、そうでなければ興味があるか無いかだけになる。
結局、『相棒』を抜きにすれば最終回まで観たドラマは全てこちらの主観センサーにひっかかったものばかり。月9は最初、初回だけのつもりが『実は目が見える』ってえ?というのと子役がすげー上手かった。それだけで最期まで観てしまったという。完全に製作側の意図にやられたなと(笑)いや違う?でも正直、主役より子役と脇の方々のお芝居ばっかり観てた。そして火曜10時の『あしたの、喜多善男』ある程度先が読めたとしても視聴率が芳しくないだろうなと思っていても上質な作品だったと思う。ただ中盤ちょっとダレが来たのは予想内だけど残念。それともう少し脇キャラを弾けさせて欲しかった。生瀬さんだけが役をモノにしてさらに上を行っていた。あと今井雅之さんも少ない場面で見せ場を作ったなあと思う。ちなみにコヒさんは上手いのは分かっていることなので(笑)
蜷川さんの『蛇とピアス』の主演に決まった娘さんも今後が面白そうであるなということも合わせて面白い作品ではあった。ただ地味なんだろうな一般の人からすると。
それに何かを感動させるというのを駆動するモノが足りない。難病とか想像を絶する、しかも上から目線で見れる感じれる不幸が。喜多さんが人生に絶望して自分を消し去ろうとするのを「だから?」で済ませてしまうともう興味が湧かない。何故?どうして?とならないと。そういう意味では好奇心が薄い昨今ではこういうドラマは受けないだろうなと思った。そういえば『エジソンの母』のエジソンくんも好奇心旺盛だけど結局あおのドラマの欠点は主人公がよく分からないという点。何回か面白いなとは思ったが結局全部観なかったのはフォーカスを誰に合わせればいいの?という点。あと子どもはいい演技しているが実践力の割りに学習能力が疑問に感じる。それで『エジソン』っていうのもなあと。ゆとり世代は間違いじゃないとでもいいたいようだが正直ちぐはぐ感だけのドラマだった。
『斉藤さん』はその点しっかり斉藤さんと真野の掛け合いコンビに合わせていたけど、その代り話が単調になってきた。ストーリーは上手い気はするが、それほど盛り上がらないし(自分の中で)という感じ。それでも最終回までは観たのでそこそこまとめている。
『だいすき!』は香里菜のがんばりと脇が上手い。けど話が自分の嗜好に一致しなかった。いやこういう話はイイ話だと思うけれど個人的にはトンデモでもなんでもいいからどうなるのよ?という部分と好奇心ってのが重要視されるから(温くてもいいし熱くてもいいが)好奇心を刺激されるには至らなかったので4話くらいで脱落した。
反対に『鹿男あをによし』は好奇心が程よく刺激され大変楽しく観れた作品。だけど数字は振るわなかっただろうなと思う。だって鹿が喋るんだモノ(笑)
そこでありえねえと思ったら負けじゃなかった、ダメだろう。で大方の人はそうだったようで。まあ当たり前といえば当たり前か。これもあとで別エントリを立てたい作品だがフジによるとこれは冒険、実験作なんだそうだがそういうオフィシャルな発言は見当たらない。ただ相当に数字は度外視している感じはある。それを奈良ロケをふんだんに盛り込んだのも大した物だし、こういうドラマが受けなかったのはややもするとツウ(玄人)受けにすぎたのだろうかという感じが。それとも世間はそんなもんより『泣き』を求めてるんだよ!ってことなんだろうか。自分の中ではもう『泣き』はいらないよという感じなんだけれど。(正しくはさあ、泣けという押し付けがましい泣かせがうるさい。)
土曜の『1ポンドの福音』に関しては完全にキャスト先行、いや脇とかすげーいいんですよ。小林聡美やもたいさんに光石研の『めがね』メンバーとか岡田義徳、高橋一生、石黒英雄、波岡一喜に江口のりこってもう深夜ドラマならすげー面白そうなのが出来そうな面子じゃないですか(笑)だけど空回っているのがつらくて最終回まで観れなかったなあ。
けど脇の皆さんはいい仕事してましたよ(爆)まあそういう意味では『未来講師めぐる』はある意味幸せな作品。フカキョンのぽーんとした部分とクドカンのゆるいトコ、癖のある共演者たちとそろっていたから。全部通しで観るまで引き込まれなかったけれど出来はそれほど悪くなかったと思う。だがあまりにも安全パイな作りでもう少しヒネリが欲しかった。今クドカンに求められているのは芸風のヒネリをさらにもっと一癖加える部分だと思う。『佐々木夫妻』もキャラ勝負なとこだが主演の2人はそれほど悪くなかった。だけどホンがダメだった。離婚しそうでしないという部分にフォーカスをあててもってきたものの脇とかをうまく動かしていないので(上手い人を揃えているのに)セオリーどおりに落とすだけで小芝居を挟んでいるその作りでは5話で飽きてしまい、その後は観ていない(爆)
そう相対的に安全圏で勝負している作品が多く、それが残念。もちろんきっちりセオリーを落とす処も必要だけど『相棒』のバラエィさに比べ、それぞれが小粒に見えてしまうドラマが多かった。
本家でも書いたけどもっと切り込んでいいと思うし、NHKは制約が在るのにそこまで来るかと驚くドラマを『クライマーズ・ハイ』や『ハゲタカ』などで送り出している。
単発の『ファイブ』とか実録モノまでちゃんと作り込んでくる。
特にカッツミー(高橋克美)の『フルスイング』は実話ベースで、学校モノということで金八先生にもかぶるトコもあったが、短いながらそのモデルになった高畠さんの生き様も清々しく描いてたし『刑事の現場』では地方局のドキュメンタリーの成果をドラマに活かし団塊世代の大量退職を軸に良質な刑事ドラマを作り上げた。
残念なのはコンテンツの有効活用がちょと弱い部分と初動が遅い点だが丁寧にかつワクワクするドラマたちを作っている。
目先の数字に囚われ、クイズ、バラエティ、ドラマは高名な脚本家か、人気のあるキャストというのでは定食化していく。
定食は好きだけど、たまには隠し味を替えないとやがては飽きられてしまう。
今後もドラマは観るけれど、どれだけワクワクさせてくれるのか。
追記しています。(追記部分は斜体にしています)
by tonbori-dr | 2008-04-02 21:46 | TVdrama

