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夏クールのドラマは確かに覇気がなかったな

そういえば今TVは秋の改編期だけど夏ドラマの雑感を書いてみるよ。

といいながらも殆ど観てなかったんだよなあ夏ドラマ。
観ていたのは火曜日、『探偵学園Q』、水曜日『警視庁捜査ファイル さくら署の女たち』、木曜日『女刑事みずき~京都洛西署物語~』『居眠り磐音 江戸双紙』(これは一方を録画して視聴)くらいか。
あ!あと『イケメンパラダイス』もちゃんとじゃないけどなんか観てた。これはまあ特撮関係のキャストが出ていたというのだったけどあまりにも馬鹿馬鹿しくて3回を過ぎた頃からかえって清々しくなってきたこともポイントが高かった。

火曜の『探偵学園Q』は日本テレビのいわゆる土9もジャニドラマ路線であった『金田一』と同じ構造で、というか原作者が同じなんだから当たり前か(^^;
大体事件の予感、そして殺人、推理、犯人を指摘、終わりという流れで他のあまたの探偵モノと同じく犯罪を阻止するのではなく起こった事件を解決する。パトレイバーの後藤隊長の言を借りればいつも手遅れになってからのお話。
今でも2時間ドラマでは延々と繰り返されるフォーマット。黄金のワンパターン。
そういうドラマはキャラ勝負になってくるが、主人公キュウの神木くんが成長していて多少声変わりしているのがショックながらもメンバーに志田未来、要潤にジャニーズの若い子ともう一人。結構いいチームぶりで楽しく観れた。

同じパターンのテレ朝の女刑事モノが説教くさいので多少惰性で見ていたところがあったのとは対照的に子供が言うので説教くさい青臭いセリフもすっと入るのは良かったのかもしれない。
その女刑事モノ2本も京都ミステリーモノ路線の『みずき』もチームの良さで引っ張ってくれた。『さくら署』がちょっと盛り過ぎって感じなら、こちらは回りはくせ者で固めたキャスティング。小林捻侍、松重豊、黄田川将也に野村宏伸。このあたりは前回からのスライドキャストも多く安定していた事も大きな要因だろう。

『居眠り磐音 江戸双紙』はまだ最終回を迎えていないがほんとこのシリーズ出来れば金曜日の8時に戻して欲しいもんだ。出来は安定しているNHKのこのシリーズ。中々味わい深い。こちらもキャスティングが良く安心して観ていられる。

そうそう忘れていた!『ライフ』も観てたんだけど、あの展開の速さ、1クール10話前後なんだろうけれど昔あった『もう誰も愛さない』を思い出すような展開の速さでなかなかに楽しませてくれたがテーマ的にはなんだかなという感じ。というより前クールの『わたしたちの教科書』のほうが変化球ながらも同じテーマを取り扱いかなり深く切り込んでいた様な印象がする。確かに『ライフ』はショッキングなシーンがあったし実際はもっと陰鬱で残酷ないじめがあったとしてもちょっと弱かったかなと。けど同調圧力の怖さはまあよく出ていたし一番罪深いのは衆を頼む者だなと。まあそんなことは昔から解ってたことなんだけど。

だけど全体的にこれ!というものが感じられるドラマはこのクール少なかった。せめて木曜にちょっと重めのやつがあればよかったんだけど。まあとりあえずのせられた『ライフ』と安定感の『居眠り磐音』かなという印象。

で秋のドラマだが今のところは『医龍2』と『SP』『働きマン』が気になっている。
で『相棒』はデフォルトというところです(笑)

by tonbori-dr | 2007-10-03 22:46 | TVdrama