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*ボトムズとAT-アニメ小話外伝-

*ボトムズ BSアニメ夜話異聞
まあ観てないんでどういうことをいってましたよということしか判らないしその内容について書くのいかんだろと思うので先のエントリと相成ったわけだがここで今一度何故自分がボトムズにはまったのかを考えてみた。

同じ高橋監督の前作(同時間帯で放送されていた)『太陽の牙ダグラム』、これがまたガンダムなどに比べ殆ど地上戦のみであり、さらに言えばスピード感が無いロボットアニメだった。もっともそれが狙いであったし少年の親殺し、といっても本当に殺すわけでなく親を超えるために儀式的なものと抑圧された人々の解放という大きな流れがあったのだが少し小難しく(今考えるとかなり単純なのだが中高生の頭の理解度ではそれが精一杯だった。)アニメそのものには人気が無かったと思う。だがロボット自体はそこそこ人気もあり売れていたようだ。そのリアルな描写や用途別や機種別の運用、装甲車、ヘリコプターなど支援兵器との運用など簡略化されており正確ではなかったがそれでもリアルだった事が妙に印象に残っている。

そして『ダグラム』が終わり『ボトムズ』が始まった。もう最初からいきなりアーマードトルーパーという兵器に搭乗した主人公たち。しかも何処かの小惑星に設置された秘密基地を襲撃。しかも主人公は何も知らされていない。気が付けば主人公キリコと同じ位置に立たされキリコは仲間たちの裏切りにあい捕らえられる。
そして拷問を受けるが一瞬の隙を突いて基地から逃走しその途中で百年続いた戦争が終わったことを知る。

こうなるともうすっかり虜になってしまった、ヒーローのように身一つで状況を打開する能力を持った男、キリコ。謎の作戦、そして逃走。どうなるんだ?ということとそこに当たり前のように使われていたロボット。
アーマード・トルーパー(以下AT)。最初設定画を観たときはなんて不恰好なロボットだと思った。
なんせ顔が無い、というか丸い頭にカメラレンズが諸に取り付けられている。冷静に考えるとカメラレンズが目としたらそこが弱点になるじゃんとか思っていたが画面の中でターレットがガシャっと音を立てて回転する様がそんな事を吹き飛ばしてしまった。メカの動きがリアルを超えてリアリティを画面にもたらした瞬間だった。

そういうメカは多くないはないが少なくも無い。ガンダムのザク、マクロスのバルキリーなどスーパーロボット大戦などでリアルロボットに分類されるのは人気を博した。がボトムズのATはその高さ4メートルという大きさでさらに異彩を放っている。例えて言うならばモビルスーツは戦闘機、ダグラムのコンバットアーマーは戦車だとしたらATは個人兵装に準ずるものだ。画面上では戦争という大枠で語られなかったが(物語は終戦から始まり、開戦で終わった)それに説得力を持たせるサイズ。それが話にすっと溶け込んでいる。
だから街でのATを使ったバトリングなる賭け試合などの設定も受け入れられる。
多分ATのサイズはパワード・スーツを除けば最小のロボットだろう。それを設定したところがボトムズの魅力のひとつじゃないだろうか。

またこの話はアニメ小話ボトムズ編として他の魅力も語ってみたいと思う。
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by tonbori-dr | 2007-06-30 00:12 | cartoon