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立てこもり事件についての雑感

まずは殉職された警察官のご冥福をお祈りする。

そして最初に断わっておくがあくまでも素人の雑感であるので実際の現場では認識の違いがあるかもしれない。

これは本家ブログのエントリにちょっと書いたことだがそれより前にも立てこもり事件が発生しサブマシンガン(警察では機関けん銃というらしい)を構えた機動隊員(SITと言われているがSATの突入要員との区別がつくのだろうか、銃器対策部隊員かもしれない)がTVで映し出されているがしばしば比較されるアメリカの状態はどうなのだろうかということは気になる。
大体が映画や特定のニュース映像のみ。(先日のバージニアでの乱射事件やNASAの基地での立てこもりでもアサルトライフルにボディアーマーを装備を装着した警察官の姿が映し出されていたが)よく報道管制という話も俎上に昇るけれどどこまでOKかそれともNOかというのはまさに現場で判断しなくちゃいけない事でそういう意味では判断できる責任者というのは必要。で実際にそういう人はいたのかなという部分も今後も注視したい部分。

それと解決までの時間の部分。この辺りのデッドラインはどういう風に判断されているのかということが素人には解らないのであまり軽率なことは言えないがネゴシエーターの部分も含め(長久手では交渉によって被疑者を最終的に確保した。)例えばある程度の時間で近寄って、今から近づくが警察官を収容するので撃つなということは交渉できなかったのか?という疑問は残る。もちろん2時間やそこらでは無理なのかもしれないが。そのあたりはどうだったのかという話は今後出てくるのだろうか。

突入に関して言えばやはり完全に相手を上回った状態での鎮圧、制圧なんだろうなと思う。ここ最近の強行突入に関しても犯人が銃を持っている局面は少ない。
銃を持っている犯人に関しての強行突入、発砲、制圧(射殺)で強烈に覚えているのは三菱銀行(三菱東京UFJ)北畠支店だが実際には北畠支店の建物やまわりの警戒中の警察官や警察車輌のみ。事件が解決したのは発生から42時間後。

この時はまだ子供でなんでこんなに時間がかかるんだとか悪いヤツをすぐにやっつけろとかまあ『太陽にほえろ』のようにすぐに解決しないことを言ってたように思う。だが長じて警察が同様なケースをすぐに突入、即射殺となると色々問題があるということが解ってきた。ただファイナル・オプション(最終手段)としてはこれからも手段の一つとして残るだろうと思う。
(もちろんスタングレネードなどの相手を一時的に無力化、確保という手段もある)

出来れば同様な事件は発生して欲しくないがそのリスクは消えることは無い。
ならば一つでも安心できる情報は早めに流して欲しいものだがそれもバランスシートなんだろう。問題はそのバランスシートを誰が見極めるか?ということか。

参考三菱銀行人質事件
三菱銀行人質事件 - Wikipedia

by tonbori-dr | 2007-05-21 22:20 | 私声妄語