極大射程
来月、あるアクション映画が封切られるのだがその原作を紹介したいと思う。
映画とは設定が変更されているようで一番大きな違いはまだ映画を未見なため断言できない。
ただ主人公が元海兵隊のスナイパーということは同じようだ。
この作品はアメリカの小説によくある大掛かりな謀略の絡んだアクション小説でヒーロー物ある。
しかも主人公はヴェトナムで従軍した伝説のスナイパー。二つ名をボブ・ザ・ネイラー(ネイラーとは釘打ちのこと)
ヴェトナム時代のある事で退役し結婚生活もうまくいかず生まれ育った町の山奥で銃とともに引篭もった生活をしていた彼に突然来訪した元軍人。しかしその来訪が全て仕組まれた大きな罠の一端とはまだボブは気がつかなかった。
主人公ボブを南部の頑固な古きよきアメリカ人に設定してあるのは多分わざと。
しかしホワイトトラッシュ、レッドネックではない。
恐るべき集中力と物事を聡明に見通す強靭な精神力をもち何者にもおもねらない。
孤独で理解者は数少なく周囲から理解されているとはいい難い。
しかし自らのルールに従いそれを貫くさまはまさにアメコミのヒーロ的。
そしてそこで語られる銃に関する話もかなり専門的で結構銃オタク(というかそれをネタにしているっぽい)特に狙撃に関しての描写もかなり詳しく書いている。
このボブ・ザ・ネイラーの物語はボブ・リー・スワガーの父アール(彼は硫黄島上陸作戦に参加したベテランでもある)の物語を含めスワガー・サガというべき物語を形成している。
だがまずはこの第1作から読むのが一番。
映画とは関係ナシにオススメできるアクション小説である。
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by tonbori-dr | 2007-05-14 00:50 | book



