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支配人の映画四方山話

ちょっと寝つきが悪いのでなんとなくとりとめのないことを。
というかここんところ本家で上げた2つのエントリに関して。
web-tonbori堂ブログ : 結構邦画も安定してきたなとか思うけど。
web-tonbori堂ブログ : アカデミーのノミネートの前にやはりラジーの話題をば(笑)
で邦画に関してなんだけどやっぱりココ最近、結構邦画が好調でとか言われてて去年はあの『千と千尋の神隠し』ほどのノヴァ級ヒットがないもののヒット作にも恵まれ活況を呈している。
が2つのエントリでもとりあげているけど映画好きやいわゆる批評家筋(といってもおいらなんかは最近では映画情報誌は『びでおでーた』と『映画秘宝』くらいしかチェックしてないからキネ旬系の人がどういっているのかは知らない。)からも評判芳しくなくネットでも殆どよく解らない、あまり面白くないとまで言われている『ゲド戦記』が相当な売上を記録しているのは何でだろう?
それはジブリというブランドをあてにしているお客が増えたから?にしては解せない話だ。日テレのサブリミナル的に集中して流されるCMのせい?まあそれは少しはあるだろう。全然TVのスポットCMが無い映画よりある映画のほうがシネコンの入り口で何観るといったときに選択に上がりやすい。同じ意味で雑誌のパヴリシティも重要で例えば妻夫木くんと柴咲コウちゃんがいろんな雑誌の表紙をこの時期に飾るのは映画の公開時期が決まったときに宣伝スタッフが代理店などと計ってこの時期に載せているのはまあちょっとそのへん知っているのなら中学生でも解る理屈だ。が本音では皆なんとなく息子が!ってのもあるんじゃなかろうか(^^;
もっともコレに関しては担ぎ出した鈴木Pが悪いんじゃないですかとちょっと思ったりするんだけどね。
実際プロデューサーとして作品の企画立ち上げから宣伝方針製作管理まで鈴木Pが全部関わって吾郎さんを監督に決めたのも鈴木Pなんだもの。それはあちこちで御本人語っている(NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』でもそういってたと思う)もっとも評論家の方々の意見を全部読んでいないんでもしかすると鈴木Pが一番悪いと言っている人もいるかもしんないけど。
あとちょっと思ったのが客が入る映画って結局コレかもなあという。



仮にアルマゲドン・フェノメノンとでも呼んでおこうか。
とかくヒットする映画というのはまず事件が起こって何故か主人公がその事件やその事に関わることになり非常な困難に直面する。そしてその主人公はチームや相棒がいたりして多くの場合その相棒かチームのメンバーが亡くなったりする。(最悪主人公を残して全滅の場合もあるがその場合はヒットしない事がある)また死んだりしないが怪我を負ったりかなり命が危険にさらされたりする。
主人公は何故か特殊技能の持ち主だったり特殊な仕事についているプロだったりする。

そして事件の解決は多くの場合一度うまく行きかけるが必ず失敗し最後の最後これまた多くの場合残り1秒や下手をすると0.09秒で危機が回避されたりする。
まあ多分誰かがもう言っているだろうけど『LIMIT OF LOVE 海猿』なんかはその典型だし『日本沈没』ももろそう言われてた。

まあベタな展開と大掛かりな撮影のはいったゴージャスな画面が結構みんな好きなんだよねということか(苦笑)

by tonbori-dr | 2007-01-24 02:08 | Movie