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北朝鮮の核

エキサイト:まとめ:北朝鮮の核・ミサイル問題
本日北朝鮮が核実験を行ったと発表。観測結果もそれを裏付ける兆候があったという。

まったくもって憂慮される状況になってしまったのだが今後どうなるのだろう?
まず中国、北朝鮮の最大の支援国ともくされているが非難声明がだされた。
そして韓国。体制は違うが同民族である彼らも昨今は太陽政策で融和を試みていたが流石にこの状況では非難する声明をだした模様だ。
もちろん日本はいわずものがなである。

しかしタイミング的に今日あるとも言われていただけに折込済みとは思われてもやはりショックはあっただろうし防衛庁のデフコンはそれほどあがらなくともエリント、シギントのレベルは上がっているのは明白。

この後のシナリオはどうなっていくのか?



まずは最悪のシナリオ。核をもってアメリカや日本を恫喝。
それは韓国や中国の理解は得られにくいだろう。
基本的には連合国の枠組みで動いているのでそれをやると国際的に心中してしまう。

もちろん反米グループ、いわゆる悪の枢軸プラスその予備軍(ベネズエラとか)の助力はあってもムジャヒディンがポコポコ入国するのは難しいしその上アメリカが今度軍事オプションを取るとしたらそれこそピンポイント攻撃を仕掛けてくる。つまりリモート(遠隔)戦争。ただ核関連施設を下手に攻撃とかなって放射能汚染とかになるとそっちの方が大問題だ。

その次は北の博打が成功してアメリカが手打ちをするとか。
まあこれはありえないだろうしそんなことをやるとさらに混乱が進む。
実際経済封鎖がじわじわと効いているからの手詰まりでの核のカードを切ったとフルタチのニュースでも重村先生が言ってた。

これがあっているかどうかは別にしても相当苦しいんだろう。

にしてもこっからは個人的に感じたことだが核を持ったよという事を明確にしたというのはある意味ジョーカーを持ったわけだけど実は使えるのか?というとそうでもなかったりする。
もちろん小説では核戦争の恐怖とかピンポイントで核の攻撃(『第四の核』とか)あるけど撃ってしまったら多分それこそ中国、ロシアは見離すだろうし他の反米国家は表向きは知らんぷりするんじゃないのか?それほどアメリカの次ぎの核攻撃国になることをその寸前まで行ったこともあってもなんとか回避してきているこの国際情勢が物語っている。そういう疑問ともう一つはやはり恐怖。
日本はなんだかんだいっても射程圏であって誰もが漠然と恐怖を感じているのではないのだろうか?

もちろん浮き足立つのは相手に利することなんでそれは自戒しなきゃならんけどまたぞろ核武装論とかそこまでいかなくても結構危ない事が起こりそうだ。

もっともこれが杞憂で終わってくれればいいのだがさらに最悪の想像をするとそんなものは妄想の類で幾らでも出来てしまう。

それでもある程度の情報収集と先の予想に関する意見は集めておかないといけない。
願わくばこの日が後々覚えられてしまうような大事の端緒の日にならぬように。

by tonbori-dr | 2006-10-09 23:06 | 私声妄語