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浪花の闘拳のこと

とりあえず見ていないので触れるつもりがなかったが世間の大騒ぎ振りについてちょっとだけ書いておこう。
その前にボクシングといえば漫画『あしたのジョー』にはじまり『リングにかけろ』(黄金の日本Jrになってからは明後日の方に走ってしまったが)とかを思い出すくらいホンモノについては無知だ。
だからこのこの件はただの傍観者でしかない。(やじうまですらない)
その昔、今では俳優、タレントとして活躍している赤井英和が浪花のロッキーと言われていた頃には赤井がんばれーとかは言ってたけど思えば赤井の言動だってやんちゃそのものでそんなに亀田と大差ない。もっとも今でこそ赤井の知名度も上がったけれどその頃はローカルヒーローに毛が生えたくらいにしか全国的には思われていなかったのでは?
ボクシング界では逸材として注目を浴びていたと思うけど世間との差はあったはず。
そして浪花のジョーこと辰吉が現れる。もちろん辰吉を倒した薬師寺とか畑山とか他にもチャンプがいるが浪花というキーワードとキャラ的にもかぶる。そういえば息子がデビューを目指してジムに入ったとか言ってたな。とまあそんなところだけどやはりこうまで色々なエントリ(自分も含めて)が上がることについて仕掛けた側はしてやったりと思っているのだろうな。



そもそも視聴率が40%を越えるという時点で(しかも開始9時に対して7時から始まっているのにも関わらず)亀田のKOかもしくは彼がKOされるシーンを期待する人がいたことが既に術中にはまっている。
彼の行動はAIDMAの法則に則ったものでありTVでのパフォーマンスで注意を惹き、こいつはなんだと関心を持たせる。そして試合があるということでいったいどんな試合をするんだとその番組を見たいという欲求をもたせ記憶させる。すればあとはその日にオンエアされた試合を見るという(行動)寸法だ。
だけどそれは試合をプロモート、オーガナイズする方にとっては当たり前でK1がボビー・オロゴンとかをリングにあげるのは結局注意を惹くためなのだ。まあこんなことは解ってるよという人が多いかもしれないけど。
確かに注意を惹かなければどんなに素晴らしいものでもそれは路傍の石かもしれないが只の石をダイヤモンドというのは詐欺に近い。というか詐欺。
もちろん彼がそうとはいわないが過剰にすぎる注意を惹いてそれを隠すために別なモノを塗布するならやっぱりそれはおかしいといわざるを得ない。
今はこういうネットのおかげでちょっとでもおかしいと思ったことに付いてはすぐに拡がってしまう。
確かにその分冷めやすいが一端転がりだすと止まりにくいこともある。
今回の一件は傍で見ていてそういうことの典型に見えるのだが。

参考|ボクシング - エキサイトニュース まとめ

by tonbori-dr | 2006-08-04 21:19 | 私声妄語