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再犯を防ぐのは難しいが

Excite エキサイト : 社会ニュース|殺害の感覚忘れられず 姉妹刺殺の動機 [ 12月19日 18時50分 ]共同通信
先月起こった大阪の姉妹刺殺事件。その犯人が自供したということで動機が「母の殺害」の感覚が忘れられないという記事である。ご存知の方も多いだろうが被疑者は以前未成年の頃に注意をした母を金属バットで撲殺して少年院へ送致されたが03年に仮出所した。
でちょっと思ったのはこういう犯罪歴のある少年がそういう動機を口にしてまたぞろ犯罪の更生が機能しているのか?とかそのあとの追跡措置とか監視とかそういう話になるのか?とちょと考えたりする。



で、それはメディアが煽るかどうかで決まるんだろうなと。実際にそれが防犯に繋がればいいが一方で人権の問題もあるしこのような事件の再犯率や諸々を考えて”誰かが”判断をしなくちゃならない。けどそういう再犯を起こさずまじめにやっている者はどうなるとか絶対そういう事が出てきてたりほんとに考えさせられる。犯罪を未然に防ぐことがもっと高度化してきても穴はどっかにあるものでそれを全て塞いくことが是とされる社会は多分完全管理社会だろう。(そういえばスピルバーグの『マイノリティリポート』もそういう社会の話だった。しかも結局穴があったという話だし)最終的に「自分の身は自分で守る」となるというのも結局行き過ぎれば専守防衛になるし地道に犯罪に遭遇する要素を減らしていくしかない。という話に落ち着く。けれど少なくとも犯歴のある者のその後のケアも含めての追跡調査や所在の明確化は落としどころを探って明文化するのがいいのでは?と感じる。でもその落としどころが一番難しいのだけれど。

by tonbori-dr | 2005-12-21 01:36 | 私声妄語