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深海に響く魔女の歌声

このエントリは「魔女の歌声は海を渡る」「もしかすると?日刊【考える葦】の forest-sea(森と海)さんのコメントから端を発したものです。
コメント欄にリレー形式で書き綴ったこの一連の文章を埋もれさすのはあまりにももったいないということでここにその全文を掲載します。
注意
あくまでもコレは森と海さんと私tonboriの妄想でございますのでそのあたりご了承下さい。
またその元ネタになっている部分は皆様ご存知の作品ですがその大元の権利はあくまでも原作者の方々のものです。
これは非公認のお遊びとしてご笑覧いただければ幸いです。
それではごるゆりとご覧下さい。


それは21世紀に入った現代。先の大戦での出来事が風化しつつある今の物語



 巨大津波に襲われたグァム諸島に、災害援助に向かった国連救援チームは、被災者の症状に違和感を覚える。怪我とは関係ない謎の症状にうろたえるのであった。隊員の一人、日本人の尾形は、その症状に見覚えがあった。それは、昭和20 年に見た広島の悪夢であった。危機感をもった尾形は本部に対し、本格的な調査を進言する。・・・しかしそれは、新たな脅威の前触れに過ぎなかった。(f)
 その頃津波の原因をさぐるべくマリアナ海溝に向け潜水艇「しんかい4000」を搭載した新型調査船「かいれい2004」が出航。震源と思われる地点で予備調査のため海溝に降ろした無人探査機「りゅうぐう」が謎の発光現象を捉える。その時「かいれい2004」のクルー達は自分達がその脅威が近づきつつあることを知らなかった。(t)
 一方、謎の黒服に半ば強引に政府官邸に招かれた作家の折笠は、政府高官より終戦間近の旧海軍将校独断の作戦について質問を受ける。その内容は、日・米政府が隠し通してきた機密に関する事柄であった。口を噤むことを強制された折笠は帰ること自体は許されたが、絶えず黒服たちの監視をうける事になる。 そんな折、紀伊半島白浜に全長10mはあろうかという巨大生物の死骸が流れ着く。調査の結果、その生物の死因は身体各部に見たれる代謝異常・臓器不全とされ、産卵後の痕跡も発見された。(f)
 その巨大生物の死骸の件は内閣官房及び防衛庁に設置された対策本部により報道管制が引かれることになり、その対策本部長に防衛庁情報局(D.I.A.S)ダイスの大湊内事本部長があたることとなった。 その頃「しんかい4000」はマリアナ海溝で自然界の放射能レベルをはるかに超える放射線を検出。過去この海域で投棄された放射性物質、もしくは海難事故を起こした原潜はなくクルー達は色めき立つ。その時「しんかい」を襲う衝撃。母船の「かいれい」の乗員達の呼びかけに「しんかい」のクルーは「光る目がこっちに来る!」という言葉を残し連絡が途絶する。そしてその一部始終を海中からうかがっていたものがいた。(t)
 白浜での巨大生物漂着の1ヶ月後、研究機関により解析された巨大生物に関する報告書が、内閣および陸海空幕僚長に大湊内事本部長によって説明された。現状確認できたことと前置きながら、巨大生物の死因については放射能被爆であること、少なくとも生死は別としてもう一匹は存在すること、マリアナ海溝に端を発していることなどで、警戒態勢は当分の間継続することに一致した。そんな折、岩国基地所属のP-3CⅢAは、四国沖80キロの太平洋上の海中に40m級の機影を確認する。情報は直ちに、海幕・防衛庁情報局に伝わった。岩国基地の特殊事情にもより米海軍にも情報は伝わることになり、日米の哨戒機・電子データ収集機が複数でトレースすることになった。しかしながら巨大な機影に隠れて随行する小さな影に気付くものは皆無であった。(f)
 謎の物体は徐々に本土へ接近。対策本部は海幕を通じ呉の第1潜水艦群所属「あらしお」に海上警備行動の予備運用のため目標に接近の指令を下す。巨大生物の漂着、そして謎の機影の接近。大湊はその関連性と旧日本帝国海軍の情報将校であった彼の父から知りえたある秘密。それは終戦から戦後の日本を揺るがす事実でありそれと今回の出来事の暗合。事この事態に至って彼は国家安全保障会議の招集を要請。西宮総理大臣以下関係閣僚が緊急招集された。
 そのころ黒服たちに監視されている折笠に一通のEメールが届く。内容は「全ての鍵が開くとき、真実の扉がひらく」とだけ書かれていた。差出人の名前はA・R。折笠はここ数日黒服たちの動きが鈍ったことを感じ取りある場所に向かうことを決意。監視の目が薄くなった時をついて監視網から逃れる。(t)

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とここまでがコメント欄でのやりとりの全文です。段落ごとの(f)が森と海さん(t)が私です。
最初の文章の救援チームの人命は〇〇になっていましたが大元ネタに敬意を払い尾形とさせていただきました。森と海さん事後承諾になるけどよしなに。
あと最終の段落も一部文章改訂しました。
で、結構きつくなってまいりましたのでちょっと休んでネタを捻りたいと思っています。
もちろん私、続きいいの考えたってのも歓迎です。
但しこのエントリのコメント欄で表明をお願いします。一応エントリは私が立てていますが森と海さんと2人でこの妄想を組み上げたので私達2人に解る形を取りたいと思いますので。
それでは皆さんいざ、行かん。広大なる妄想の海へ!

by tonbori-dr | 2005-04-13 00:49 | 妄想特撮シリーズ