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「クリムゾンリバー2」短評

スルー映画祭り22本目?だったかなあ????
まあそんなこんなでコイツ。
「クリムゾン・リバー2」
公式サイト
まだあったってーのがびっくりだ(笑)

実を言うと前作「クリムゾンリバー」自身は嫌いじゃない。
確かに観る人が観ればトンデモ系なんだがそれなりに雰囲気とか映像の凝り方。
金田一シリーズにも通じる閉鎖的な人間関係に過去の因果か絡むという作りでおいらはそれなりに楽しませてもらったしまあ元々原作読んでいたこともあってよく映画化できたよなあと感心したもんだ。

しかしこの「2」、仰々しく伏線を張っているにもかかわらずなんとも生温かい・・・・否、あほうな落とし方。なんで?ベッソンだから(爆笑)
いや映像は前作とは違うアプローチで凝っているとは言えるけど核になる話がもう後半に行けば行くほど息切れしてくる。ああ・・・・・おいらジャン・レノは好きだけど・・・・話は・・・・・
なのでもうレノの活躍だけを観ることに専念。
だけどもオチも・・・・・・・・とまあなんとも言えない怪作になってます(^^;
まあ観たい人は止めない。ジャン・レノファンとマジノ線が出てくるところだけに意義が見出せたヘンテコ映画だった



フランスの片田舎にあるあるキリスト教の一派が開いた修道院。
そこで修行僧が13番目の部屋に入り自らのキリスト像を掲げるために像を釘で打ちつける。とそこから血が流れ出した。
壁には人間が磔の姿勢で埋め込まれそれは生き埋めにされたと解る。事件の捜査のためにパリから派遣されたニーマンス警視(ジャン・レノ)は壁の近くに謎の刻印を発見する。
同じ頃麻薬取引の現場を抑えるべく張り込みをしていた刑事レダ(ブノワ・マジメル)騒動はあったものの売人を確保し署に戻る途中。突然クルマにキリストにそっくりな男が飛び込んでくる。
翌日収容先の病院に行くと修道僧の格好をした謎の男がそのキリストにそっくりな男の生命維持装置を外していた。追跡するレダだが修道僧はまるでヤマカシのような体術で追跡を振り払う。生き埋めにされていた男の背後を聞き込みするニーマンスはその仲間がまるでキリストと11人の使徒のように振舞っていたと知りその男の行方を捜すことに。
レダが病室に戻るとそこニーマンスがいた。ニーマンスはレダの警察学校時代の教官だったのだ。
どうやら鍵はこのキリストそっくりな男アンドレが握っている。ニーマンスは彼に自白剤のようなクスリを投与しいくつかのキーワードを引き出す。「封印が解かれた。」「死者が甦り第五の封印が解かれる。」「最後の審判のときが」宗教に関係していることのためニーマンスの要請により宗教学と記号学に通じている捜査官マリーが捜査に加わることになる。
とここまで書いてなんか宗教色の強いおどろおどろしいエクソシストチックなサイコホラーだと思ったアナタ・・・・・・・
それは間違っている!
実はこのあと凄く貧弱な理由で真の目的が明らかになるくだりでは力も抜けることは間違いない(苦笑)
しかも理由が貧弱なことこの上なし。
銃撃戦は・・・・けっこう頑張っているけど話しがへこへこなためどうにもつらすぎる。
つーかベッソン・・・・あんたどんどん酷くなっとるやなないの(^^;
まあレオンも登場人物の濃さで押し切った感はあるけどこのホンは・・・・。
いやネタとか面白いのに別のネタと強引にリンクさせるその根拠が不明すぎる。
もったいないと通り越して腰砕けな1本として私の中で記憶に残ることだろう(苦笑)

by tonbori-dr | 2005-03-22 23:45 | スルー映画祭り