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最後の切り札「プランゼット」

ということで「ネガドン」の粟津監督の新作「プランゼット」を観てきた。

FOSと後に呼ばれる謎の生命体?の侵略により人類はその人口の大半を失い、滅亡に瀕していた。
そんな中、数少ない拠点の一つ、富士基地では人類最後の反攻作戦が計画されていた!
主人公は6年前のFOSの侵攻により父を亡くし、妹を守るため軍に志願した明嶋大志。
彼は反攻の切り札を守るため対FOS機動兵器ジオメトリック・リム(GL)に搭乗し時間を稼ぐのだが。
というあらすじ。

基本はネガドンの物語をブラッシュアップした感じを受けた。
だがCGは今回協力に、「ALWAYS三丁目の夕日」のVFXを担当した白組のサポートを仰ぎ、クオリティがさらにアップ。解像度と奥行きがアップ。もちろん粟津フィルターだったっけ?の流れを汲んでいると思われる画面の銀のこしのような質感も健在。

また「ネガドン」の時のクラシック感をベースにしながらも、GLのデザインは今風、アーマードコアっぽいので河森さんに発注したのか!と思ったら監督自らデザインとの事。

で1時間の話なので王道ストーリーのままだけどネガドンよりも話をきちんと練ってきたなという印象。
ただしまだまだ粗も多い。例えば明らかに関わった人は多くなったし(ネガドンに比べて)役者陣もプロの声優さんがかかわることによりキャラクターが生きているのにも関わらず広がりが薄い。まあ人類滅亡に瀕しているのだからという事もあるけれど、まるで画面に出てない人はいないような。そういう体ではないのでそこが残念。
ここらは一度外部の人と演出とか脚本を組んでもいいんじゃないかなと思うんだけど。

それでも特撮センスというか構図の捉え方はいいなと思うので是非、実写を組み入れるとか、外の人と組んでみてほしいなーと思った作品だった。
ちなみにネガドンを観てるとあーってなるコネタあり。

でも監督のF104スターファイター愛はガチと見たね。間違いない(笑)



公式サイト
プランゼット

「プランゼット」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

by tonbori-dr | 2010-06-01 00:00 | Movie