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維新人斬異聞 「るろうに剣心」

と、まだまだアップしていないものがあるのでサクサクとアップしていくよ(笑)
この夏の邦画は話題作がいろいろあったけど、中でもこの「るろうに剣心」は「龍馬伝」の大友監督がフリーになっての映画ということとその「龍馬伝」で人斬り以蔵を演じた佐藤健が主演ということで注目してた。

原作漫画は連載中は読んでいたけど、細かいディテールは忘れている。主人公が童顔で少年期から刺客として幕末で暗躍、維新後は各地を放浪して いたがひょんなことから町道場の跡継ぎ娘と知り合いになり過去の過ちから不殺を貫くるろうに(浪人)の剣客として人助けというくらい。

それがちょうど導入部だったんで、ああこんな話だったよと入っていけたが、え?っていう部分もいくつかあって「龍馬伝」の大友さんだし、そこはどうなんですかと。まあ具体的にはキャストの話す言葉なんだけど、そこは原作準拠にこだわったのかな?まあいささか古めかしい言い回しもあったけど現代的な口語もあったりでどうなんでしょうみたいな。

アクションは凄かった。さすが本場香港でも、ドニーさんの相手を務める谷垣さんだわと思ったが、佐藤健くん、これまでも出来る子とは思ってたがかなり動いてたんで良太郎、成長しよったなあとw
それでいえば、抜刀斎モードと剣心モードなんかはお手の物だよねみたいなww(詳しくは仮面ライダー電王を観てください。)

その香港電影つながりでいえば、この映画はいわゆる武侠片なノリなんだけども、監督の大友さんの香港映画LOVEはご本人も公言されており、今回明治時代の剣客譚となっているけど、かなりそっちな話になっているなと。そこから考えるとあと10分切り詰めていただければディテールとかそんなもんは気にせずにおれたかも。

でも面白かったし、まだ強敵がたくさん残ってるから話はいくらでも紡げるんで先が楽しみですわ。(当然、続編あるよね?蒼紫はでてないし、志々雄もだし。)

意外だったのは江口洋介の斉藤。どっちかっていうともっと殺伐とした雰囲気をまとった、アウトレイジな人が適役だろと思ってたけど、案外これはこれでありかもなと。まあ本音で言えばもうちょっと違った人いなかったかなあーと思ったが。まあ身長問題あるしな(苦笑)
左之助の草々こと青木崇高くんも年齢がーと思ったけど、なかなかどうして似合ってたのが印象に残ったw
でもこちらも健くんと同じくらいの歳の子がよかったと思います。

あとキャストでは、意外なところでケイタ&最近では平重盛こと窪田くんが登場してた。彼は個人的には佐藤健くんともに割りと注目してる若手なのでちょい役とはいえ重要な役どころの登板は嬉しい限り。
あと恵の蒼井ゆうちゃんは確かに本人も躊躇したというだけあっておいらの薄い記憶ともあ まり合致しなかったんだけど、これはやっぱり監督が彼女を信頼してるってことなんかなと。もうね、似てる似てないは関係ねーみたいなね(苦笑)でも…イメージ違いすぎます(^^;

そして鳴海のおやっさんこと吉川晃司の刃衛。じつは鳴海のおやっさんがさ、斉藤のほうがいいんじゃねとも思ってたんだけどいい悪役っぷりでさすがだったねえ。ただ、二階堂平法の心の一方がなあ…。なんかOEN PEACEの覇気みたいなもんになってて白土三平派のおいらとしては「ええっ?そうなん?」と思ってしまいました。いや原作でもそうだったかもしれんのですがね。既に忘却の彼方(苦笑)

でもさ、二階堂平法とか結構、白土三平先生の残したものって大きい気がする
それと関係ないけど、大友さんと谷垣さんのコンビで「シグルイ」とかPG-12か15ぐらいでやったら面白いんじゃないかと少し思った。「シグルイ」実写でやったらキツイもんになりそうだけどね。出来るのは他には三池さんくらだろうけど大友さんでも面白いんじゃないかなあ?

そういえば「カムイ外伝」あったな。松ケンで。変移抜刀霞斬りとか。あの霞斬りはちょっとガッカリしたな。でも「るろ剣」みたら谷垣さん、VFX使わないでいけたんじゃないですか?と思ったよ。いやいけましたって(笑)

あとツイッターでみかけたるろ剣ツイの中でマイナスポイントとしてあがってた、雑巾がけはやっぱりある程度の年齢の人間にはちょっと気になるポイントだと思う。

柴尾英令 ‏@baoh【るろうに剣心】 雑巾をびちゃびちゃにしたまま床を拭く現道場主、武井咲。住みついている子供は雑巾で丸く拭いてるし、そういうのが気にならない人もいるのでしょうが、おれは気になります。
2012年8月22日 - 5:06 · 詳細


今はルンバとかロボットが掃除しちゃう時代ではあるけど。そもそも学校で雑巾がけとか教えないのかな?もちろん家でもうるさく言われたが学校でもいわれた気がする。
そもそも雑巾って固く絞ってさっと拭くのがデフォルトだし、時代劇でもそのあたりは所作として普通と思っていたが(拭き方もね。)

いまどきはそういうことをいうとじじい扱いかもしれんけど、いい映画だけにちょっと残念ポイントでした。
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by tonbori-dr | 2012-11-22 20:18 | Movie

大殺陣「十三人の刺客」

実のところタイトルにつけた「大殺陣」、同名映画が有る。今まで見たいなと思いつつもまだ見ていない1本なんだけど、調べてみると旧作の「十三人の刺客」のスタッフがかかわっているというか監督が工藤栄一さんだったりとか(爆)基本的には同じ構造を持つ群像時代劇だとか。

では何故にエントリのタイトルをそうしたのかといえば、今回のリメイクは現代に甦らす必然というのはどこにある?という点でならば冷めた世に生きる証を立てるためにもちろんその標的が鬼畜なまでに非道な人物としても暗殺というのは非常の手段。いわば小の虫を殺して大を生かす。という話で旧作はキムタクの映画の主題でもあった「武士の一分」がゆえにということで、納得できる結末を見る。

しかし新作は、それを引き受けるに当って武者震いをした島田新左衛門(役所広司)や意味生きる意味を見失っている新六郎(山田孝之)、世に倦んでいる殿様明石藩松平斉韶(稲垣吾郎)、途中から一味に加わる小弥太(伊勢谷友介)を通してみればちゃんと今の世に問える構造になっている。特に小弥太というキャラクターは旧作では山城新伍氏が演じた木曽の郷士で惚れた庄屋の(富司純子!)に身分を越えて求婚するための必死の参加だったのだが、新作では山の民(リメイク「隠し砦の三悪人」でも主人公の松潤がそうだったが、あれは上手く機能していなかった)という。ただ純粋な山の民というより平家の落ち武者崩れであり、さらに言えばはぐれもんであるところが上手いなと。つまり刺客集団は義によってアウトローになったが彼だけは本物のアウトローなわけである。ここは天願大介の脚本がそこは上手くついてきたということ。やっぱり三池、天願のコンビはやってくれる。

そして松平斉韶aka稲垣吾郎。アイドルグループSMAPの中の人がとか、こういう残酷系は自身がやっているカトリ君のスマステのコーナーでこき下ろしていたこともあり、そうとうにビックリされていたようだけど、現代で旧作の菅貫太郎さんのやったような(ちなみに名演であり、あのバカ殿演技で以後タイプキャストとして同じような役をすることとなった)感じでは納得しないだろう。時代が変わった事を受け必然的にあの馬鹿殿がああゆう性格になるのは必定。まあそれをやらした人が偉いよねっていう話ではないだろうか。ちなみに吾郎ちゃんにはあーゆう役がはまる。「踊る大捜査線」の歳末SPでもキれた犯人だったし(ちなみに踊る3でもちょっとだけ出演、これまたらしい感じ)

全てのお膳立てが整ったところで凄絶な斬り合いとなるのだが旧作が50人ほどで30分に対し、300人相手に50分。それぞれに見せ場をつくっていくのもオーソドックス。この改変はかなりバランスを気にして作ったなと感じた。押し寄せる寄せ手に対してたった13人でそれぞれが必殺の徒となり奮迅する様はまるでチャンバラ・ブラックホークダウンの様相を呈しており凄惨ながらも余韻がある。特に島田の参謀格、御徒目付倉田の松方弘樹はさすが東映出身。殺陣の腰の入り方が違う。


旧作でも脇を締めていた剣豪浪人平山を伊原剛志、御徒目付倉田を松方弘樹が脇を締め、敵のライバルとして鬼頭に市川正親がいる。
この対比、旧作ではそれぞれ西村晃、嵐寛寿郎、内田良平という配役だったけど西村さんは腕を奮うためにという部分もたぶんにあったような部分が少しあったけれど伊原さんはまさに旧作の武士の一分のために躊躇無く、戦いの場に身をおく戦士といった風情だった。まあこれは2人のキャラクターの違いだと。そして倉田にベテランを配するところ、鬼頭に知的、切れ者タイプを配してくるのにそうきたかというのはなかなか嬉しいキャスティングだった。

若手もよくがんばっているが(ケイタとか獅子丸ちゃんとかね)ちょっと残念だなーと思ったのは六角さんaka米沢さんの人かな。道中で欲しいもので、「女だ」と即答したのに小弥太の出現でそういうのはそっちにいってしまった。いやアレは米沢さんが夜這いとかそーゆうシーンほしかったけどなあ(笑)そういえば官房長aka一徳さんの小弥太aka伊勢谷くんのすんごい絶句シーンあり。多分腰抜かすぞ(爆笑)

っていうか「カムイ外伝」の脚本と監督をこの面子で撮り直して(キャストそのままでもいいから)欲しいと思ったのは秘密だ(爆)でも半ばマジでそう思った。
三池さんがかなり直球放り込んできたという印象の時代劇大作、堪能させてもらった。

「十三人の刺客」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

追記:
そうそう書き忘れていたが、もう一つ残念なのは最初のマークが東宝ではなく東映だったらなーっていうこと。
でも「七人の侍」リスペクツな部分もあったのでまあそういう事にしておこうか(笑)

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by tonbori-dr | 2010-10-08 01:20 | Movie

「必死剣鳥刺し」雑感

「必死剣鳥刺し」を観てきた。
もともとNHK時代劇で内野聖陽が牧文四郎を演じた「蝉しぐれ」を熱心に見ていたりとか村上弘明の「腕におぼえあり」とかは熱心に観ていなかったがそれでも観ると面白いドラマであったのでロールに出てくる原作者の藤沢周平の名前も知っていた。

その後、山田洋次監督が時代劇を撮るという段になって藤沢作品をとりあげ「たそがれ清兵衛」をはじめとする3部作でさらに知名度があがったように思う。

今回の「必死剣鳥刺し」はその山田監督の「隠し剣鬼の爪」も収録されている、「隠し剣孤影抄」の一編から映像化されている。

正直、平山秀幸監督の時代劇というと反射的に「魔界転生」を思い出して、ダメなんじゃないか?と思っていたが存外にも好評ということを聞き、ならばと観にいったわけで。
ここではオーソドックスな演出と、リアルな所作をきっちりと(但し山田監督のようにとことんこだわりの庄内弁はつかわれておらず原作本の通りの口語であったが)映し出すことにより丁寧な作劇となっている。登場人物も主要な人物は最低限でそこの映画らしさというか背景の人々が映り込んでいるという印象。

これは自分の持論なんだけど、小説やマンガの映像化の場合。傑作、佳作問わず、合っているのは短編、これに限るというもの。何故なら長編だと要素や登場人物、背景諸々膨大になり2時間の作品には収まりきらない場合があるが短編だと過不足無く盛り込め、さらには行間も映像で埋めることが出来るから。今回の「必死剣鳥刺し」も短編なのでほぼ原作どおりの流れでそこに多少膨らましたり、加えたりのストーリーだった。それも大きく改変するでなく流れを補強したり支えたりする類でそこも好感が持てた。

時代劇と西部劇を、よく自分は比較するんだけどどちらも現代というかちょっと前までは映画の王様ジャンルであったのに、作るのにはどちらも大きな予算がかかり、しかも人気が衰え時代遅れとされどんとん数が減ってきた。だけどジャンルとしては縮小したとはいえ、ちゃんと物語を語るのに適したフォーマットであり、丁寧に作ればいいモノが出来る。昨今のアメリカの良作の西部劇「3:10ユマ」や「アパルーサの決闘」がそうである。邦画では山田監督の3部作に加え他にも藤沢作品が何度も映画化されているのはその証左であると思う。そして「必死剣鳥刺し」は良作の1つだと言っていい。

お話の骨格としては、藤沢作品の特徴である下級武士ながら非凡な才をもちつつも、つつましく目立たず生きている者達に、武士社会ならではの困難が降りかかるという部分を踏襲しながらも、隠し剣シリーズの必殺の剣をまさに乾坤一擲に放つという作りで先に観た「ロストクライム-閃光」とはまた違った意味で男の決着の付け方を描いて見せている。

とくに秘剣、鳥刺しは感嘆すること間違いなし。というか鬼の爪の時もそうだったんだけど小説の中の短いセンテンスからよくぞここまで映像化したものよと感心できる描写だった。
あのボロボロな「魔界転生」の監督とは思えなかった(しつこいか(苦笑))
もっとも「魔界転生」での殺陣も全面的にダメというわけじゃなくて、たとえば構図の見せ方であってここではそれがちゃんとレイアウトされていて観て得心が行った画だった。
平山監督はそういう作風なのであまりけれんの多い「魔界転生」とは相性がよくなかったということなのかもしれない。まあ平山監督はある意味職人さんなんで、これは制作側の話になってくるとは思うのだけれど。これからも安定した、作風を大事にした映画を撮っていただきたい。まあそれは他の監督さんにもいえること。
伝奇的でけれんの多い「魔界転生」はもっと勢いと則の人、けれんで言うと堤さんだが、あの人はズれの人なので、やはりここは三池さんが良かったのではと。まあその三池さんは「十三人の刺客」が控えている。これは前作の工藤栄一監督の作風を考えると平山さんっぽさがあるんだけど、なかなかに派手に仕上がっているようすとこれは余談だけどまあ「桜田門外の変」や「最後の忠臣蔵」など時代劇が作られているこの状況は嬉しいものだ。

夏休み、子供向け、若いもん向けばっかりでどうもなーっていう人にはひそかにオススメできるし若いけど時代劇好きだっていう人にもいいんじゃないでしょうか。

「必死剣鳥刺し」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

役者さんの個別の印象
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by tonbori-dr | 2010-08-01 00:22 | Movie

誰が座頭市の最後と決められるんだ?


Excite エキサイト : 芸能ニュース:2009年3月17日 09時44分/香取慎吾主演「座頭市THE LAST」/日刊スポーツ
他にも
香取慎吾“最後の座頭市”に並々ならぬ決意 | エキサイトニュース
「座頭市」完結!壮絶ラスト香取慎吾が演じる | エキサイトニュース
そのね、別に按摩の市を誰がやってもいいと思っているんですよ。
もちろんキャラクターにあってる、あってない論議とかそういうのはあるだろうけど。
そして出来ても無いけどダメ臭がするのでコレはダメという気も無い。
それが出来るのは、実際に映画が出来て、それから観に行って、その上でやるというのならアリだけどもね。
(個人的には有名映画ネタサイトの破壊屋さんのように映画館でといわなくともDVDもいいじゃないとか思っちゃいますが)
でモノ申したいのは、なんでコレで最後と出来るのか?ってことで原作の映画化権(この場合子母沢寛さんの随筆となるのか)で、それを押さえちゃってるという訳なの?それはプロデューサーの中沢さん(『闇の子供たち』や『ICHI』の企画に携わってる)が持ってるの?それとも亀Pのフジが?まあ亀Pのとこはおカネを出しますよんって感じっぽいけど(笑)
でもそれだけでコレでラストとは言えないと思うけどね。
これが決定版、最後の座頭市となるように制作しますなら話も分かるけど。
というかそれで終わりにするとか安易に言って欲しくないキャラクターなんだし、
ならそもそも作るなよという説になっちゃうわけで。
いやネタにマジレスしてるけど時代劇や殺陣好きとしてはそんな美味しいキャラクターを最後にするとか安易に言わんといてよという話。
その後の市のキャラクター的造型は主演した勝新によるところが大きいんだし、そのキャラだけで言えば勝新さんが鬼籍に入った時点で終わってるという当たり前の話になっちゃうしさ。
過去の作品から新しいものを創ると言うのはダメじゃなくて、そこに何を投影するかで決まる訳で、基本キャッチコピーだけで引き寄せるようなのは、観る前に萎えるなあ。
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by tonbori-dr | 2009-03-18 00:52 | column@Movie

森田版『椿三十郎』を観た。-スルー映画祭り番外編-

つたない記憶でも、言われている通り黒澤版通り。
もちろん脚本の一言一句どおりかどうかは知らないけれど、
でもニュアンスとか、感情ってのは少々違っているようにも思うけど、
それは役者さんが今の人だからだと言うことなんだろうか。

ともかく殺陣は悪くないと思う。
織田くんはよく勉強していると思うし。

でも中村玉緒さんの芝居はちょっとのれなかったな。
30年前なら全然OKだったけれど。
でもそれは玉緒さんが悪いわけじゃなく全体のトーンの問題で森田監督の迷いが見える。

総評的に言うと自分は『用心棒』が好きで『椿三十郎』はそれほどでもない。
でも最後の室戸との決闘だけは鮮やかに印象に残っていて、
そこがどうしても気になって、今回やっと観たけれど、
やはり刹那の凄味は無いなと感じる。
これが違う時代劇であの殺陣なら高評価だったんだけれどね。
リメイクの難しさはよく言われることだけど、ここでもやはりそうなったかなと。

この作品を観て黒澤版を観た人の感想はどうなんだろうか。
調べようかとも思ったがやめておく。多分人それぞれだし。
出来ればオリジナルか別の映画化映像化されていない時代劇で、
織田裕二の侍演技を観て見たい。
でないと三船さんの影のちらついたコレでは感情的になるのでちゃんと判断できない。
まあそんなところ。
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by tonbori-dr | 2008-12-28 23:14 | スルー映画祭り

押井さんの新作は『宮本武蔵』だそうな。

押井守×プロダクションI.Gの映画最新作は“宮本武蔵”!! - ファミ通.com
これ監督ではなく原作・脚本。
まったくどういう性質のものになるのかは不明。
というかチャンバラとはまたいきなりとは思う人も多いだろうけど当のご本人がまるで『VERSUS』か『荒神』かというようなオムニバスを撮っている。
斬~KILL~
予告編はここで。
東京国際映画祭 | 主要部門 - 斬〜KILL〜
これ観てもらえばなんで北村龍平の作品を挙げたか分かってもらえると思う。

とはいえアニメの制作に関しては監督は西久保さん、作画監督が黄瀬さんの『Blood』(TVじゃないほうね)のコンビ。注目してもいいんじゃないかと。
もっともあれもソードアクションとはいえ『アンダーワールド』とか『ブレイド』っぽさがあったけど。絶対的に違ったのは米軍が絡んでいる描写と時代設定か。
そこが面白かっただけにTV版はなんだか予想と違ったトコにいってしまって残念だったなあ。

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by tonbori-dr | 2008-10-15 22:18 | anime&comic

*『大江戸評判記 美男の顔役』って時代劇を観た。

これ、近畿のUHF局でやっていた。(KBS京都の『中島貞夫の邦画指定席』)
これは始めて観たんだけれど、すげー面白かった!
やはり東映時代劇は面白いなと、東宝とはまた違う様式美がある。
というか悪漢(ピカレスクロマン)あり人情ありチャンバラありのてんこ盛り。

配役も東映オールスター。
主人公金子市之丞に銭形平次こと大川橋蔵、その相棒の悪名坊主、河内山宗俊に悪役の多い山形勲。仲間に暗闇の丑松に渥美清、御家人くずれのチンピラ直次郎に黄門さまこと里見浩太郎。
などなど。

何の気何しに観たんだけれど録画しておけば良かったなあ(^^;残念。

この枠、雷蔵さんのとか古い映画を時代劇中心に(時には任侠モノも)やってくれる貴重な枠。
それほど観ているわけじゃないけど時々観ると、こういう当たりに出会う。

この作品でなんといっても出色なのは黒幕や悪巧みをする側の山形さんが同じ悪党でも気のいい弱いものをほっとけない悪党である河内山宗俊を楽しげに演じているところ。
これだけでも価値ありな1本だったと言い切ってもいい。

美青年時代の山城新伍(笑)も出ているが、なんといってもチンピラ演技の黄門さまが見もの(笑)
テンポも良いしオチも人情モノのセオリーをちょっとひねっているのもまたイイ。
いやいいもの観たなあ。
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by tonbori-dr | 2008-07-23 20:56 | Movie

原田芳雄、勝新太郎、石橋蓮司の『浪人街』やっとDVDリリース

あの黒木和雄浪人街がやっとこDVDになるそうです。
つうか海外ではでているんだけどねー。
いったいどうなってんでしょうねー。
とまあグチはこのくらいにして。
ちなみにマキノ監督版もリリースされるようで、
こちらはレンタル解禁されたら中身を確認してみたいです(^^;
(つまり黒木版は購入決定)

石橋さんの殺陣の凄さや原田さんのあのふてぶてしさ。90年の作品だけどちょっと古さを感じさせる部分がまたピタリとはまっている稀有な時代劇として今でも時々無性に観たくなる。

浪人街 RONINGAI
/ 松竹ホームビデオ
ISBN : B000VJ2DSC
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詳しいスタッフ&キャストはココで。
浪人街(1990)(1990) - goo 映画

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by tonbori-dr | 2007-09-03 23:39 | column@Movie

*龍虎相討つ。『マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝』

やっとこさマスター倉田とサニー千葉の平成のガチ対決を観た。
だがいきなり冒頭で懐かしのGメン’75張りにムキムキな大男の大バトル。
ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。いや確かに殺陣の仕込みは大変だったろうがつかみとするならまずはいわくありげに若い頃のマスター倉田(をやってる若い子)と若い頃のサニー千葉師(をやってる若い子)のまるで妖狐のような小野?(たかむら)演じるは松村雄基!の因縁バトルをそれこそありえねーくらいのハイスピードバトルでやってくれていれば相当にのめり込めたんだけど・・・。

まあ基本的にお話はグダグダであるが特撮系(主人公がジャスミンだし)に縁の深い出演者のおかげであーあの子だ!という大きなお友だちな楽しみ方も出来なくは無い(苦笑)だがその子達のキャラ設定は面白いもののラストに向けての大きな仕掛けにはなっていないのも中途半端。
大御所引っ張り出したが故のジレンマか。残念(^^;

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by tonbori-dr | 2007-08-18 22:56 | スルー映画祭り

*豪華なキャストなのに、微妙。『大帝の剣』

忘れていたが道頓堀東映の最期の封切り作品となるこの映画を観ていたのであった。

原作は夢枕獏氏で、なんでもまだ未完だそうだ。(週刊ファミ通で現在連載中)

それを『トリック』『ケイゾク』の堤幸彦監督が完全映画化。
こーゆう伝奇モノは結構好きだし、阿部寛に竹内力とくればちょっと観たろかとなる。

だが・・・・・・
”微妙”

堤カントクお得意の寒いギャグが本当に寒い
これがうまく機能してカントクの撮るショット、たとえば不安定な構図に妙なアングル。揺れるカメラが加わって一種独特な空気を生み出していたのが『ケイゾク』に『トリック』だが今回はそれが本当に滑っている。

カントクはTV版『セカチュー』ではふつーの演出をしていたのでこれらはわざとやっているのだが(未見だが謙・ワタナベの『明日の記憶』も予告を見るに多分基本普通に演出していると思われる)
今回は伝奇モノで遊べる要素は沢山ある。しかもかって知ったる阿部ちゃんが主演。
脇も六平さんや力兄貴などアクの強い面々。
でもすべってる。ちょっと力みすぎなような感じ。

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by tonbori-dr | 2007-06-04 23:48 | Movie