タグ:感想 ( 102 ) タグの人気記事

漆黒のシェーン。『ドライブ』

巷で高評価だったこの映画も観たんですが、

取り急ぎ、マン監督にも近い感覚ながらこのDT感痺れますなぁ。あと非常に西部劇ぽい。観といて良かった~。

これはツイッターでつぶやいた感想。
ダークなシェーンって感じ>ドライヴ。シンプルだからこそ突出したキャラクターが映える。いい映画でした。音楽がいい映画に外れなしだなあ。

ツイッター感想より

とつぶやいておりました。
なんというか「ザ・ドライバー」にも通じるゲッタウェイドライバー、昼はハリウッドのスタントドライバーとそのコーディネーターが経営してる工場で整備工。そんな男がアパートの隣りに住む主婦と心を通わすのだが,
彼女の夫が刑務所から出所してから徐々に歯車が狂い始める…。

アウトローがその宿り木にふととまったときに心通わした女性のために命をかけるというのはまさに西部劇でよく語られるストーリーそのもの。
他にも日活無国籍の渡り鳥シリーズもそうだし、なんとなれば寅さんもそうだよね(笑)
ただ作品的にはそういう部分が骨格ではあるけれどすごく禁欲的でドライバーと彼女がデート(子連れだけど)の時も妙に禁欲的(子供がいてもエロスを醸すことは充分できるのに)なので童貞的だなと思った人は多いみたい(苦笑)

抑制をきかせた描写とその反動のようなバイオレンスシーン。そして選曲の妙が光るサントラ。
監督はアメリカ人ではなくデンマーク人のニコラス・ウィンディング・レフン。
初めて彼の作品を観るがやはりアメリカ人では出しにくい硬質感のなかの湿り気が妙に画面に影響している。
そしてタイトルバックが蛍光ピンクなのも印象的。こういう使い方をする人はただ事で無い画を撮れると始まったときに期待が高まったがそれにたがわぬ作品だった。
闇に浮かぶそのサインはいったいなにを意味するのか…。

More
[PR]

by tonbori-dr | 2012-05-28 23:12 | Movie

欠か結か?『SPEC-天』

ともかく「結」を「欠」にしないためには皆が真実を求めて劇場へひた走れということで、ひとつw
まあ事実ヒットはしているけど制作陣がどこまで想定してるのかボーダーがわかんない。
出来るとしても時間がかかる?でも鉄は熱い内に打て?とも。
でもプロデューサーの植田さんが映画に先立ってのSPドラマ「翔」の数字により地上波は無くなったという煽り。いやこれはどっちか分からんわけなんですけどね、そういう話もあったりでどこまでどうなるかは分からんけどまあ結が気になるなら観にいったほうがいいでしょというお話です。

だけどSPECというドラマに思い入れの無い人が観にいったときにどう思うかまでは責任もてないので、そこんところよろしく(笑)

というのも植田Pと堤監督の「ケイゾク」映画版はモヤモヤッ感が半端なかったからで、今回もそうとう観る前は大丈夫かなと思ってた(苦笑)
でもまあ、ちゃんと本筋で話が進んだんで安心したw
よくギャグネタが過剰になりすぎて滑ってたところも相当あったけどまあ、SPECのカラーがあったんでそこも良しとしましたよ。というかやっぱり連続シリーズで完結させるべきで植田さんも本心ではそう思ってたはずだけどやっぱりこの世は数字なんだろうねえ。あと堤さんは照れ隠しのギャグをもうちょっと抑えるといいと思うんだ。いやそれがアイデンティティというのはよく分かるんですけれど。
ようするにこのままだと単純にエヴァ的なるものでそこにいろいろごった煮でぐつぐつと煮込んであぶ刑事やってるという。でも主演の2人は魅力的だしセンスオブワンダーとしてはX-MENやXファイルに通じるものがあるし面白いんだけどそういうギャグがね、もしかすると門戸を狭くしてるんじゃないかと。

あと多分強力にディスる人もいると思うし、(説明がいるところを説明せずにテーマを語るとかまあそういう部分。)でもSPECってのはつくづく当麻と瀬文の話でそこがあれば、おいらは続きが観たい。つまるところそこしかないんで、ドラマSPEC好きな野郎どもはとっとと天に行くがよろし。
今ムーブオーバーに入ってるんでそろそろ劇場減ってるけどまだやってるところもあるんでね、TVでやるのを待つよとか、レンタルとか温いことを言わずにね(笑)

だけどやっぱ地上波でシリーズ化して欲しかったゼ。まあエライ人は観る目がねえよなということくらいは言っとくよ。こういう育てが出来ねえからテレ朝に負けんだよと。
すみませんちょっと毒吐きました。まあたまにはいいよね(苦笑)
[PR]

by tonbori-dr | 2012-05-24 23:06 | Movie

スチームパンクな冒険活劇。『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』

てなわけで『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』の感想。
今回、2作目にして最大最凶ライバル、モリアーティ教授とのガチ勝負がメインデイッシュ。
原作に対してのオマージュは個人的にニヤリとしたがシャーロキアンにはどう映ったか?ってのは気になった。
ネタバレになるけど前作のキーキャラだった「あの人」の使い方とかクライマックスとかね。

ストーリーは前作の後、ヨーロッパ各地で連続爆破事件が発生。アナーキストの犯行ではないかという世間に対して独自の捜査を進めていたホームズはアイリーン・アドラーを尾行し彼女がオークション会場である人物と封書と引き換えに荷物を渡す現場を押さえるが、その荷物は爆弾だった!会場の混乱にまぎれその人物ホフマンスタールは殺害されアイリーンも姿を消す。だがそれは欧州を揺るがす大事件の序章でしかなかった。

少々冗長だったけど近代版ミッション・インポッシブルというべきテンポをもつアクション映画で推理というよりは古典的な冒険小説の趣。そしてまさにスチームパンク。前作のガジェットもそうだったけど、今回もそういう部分が顕著に見て取れる。
列車での激闘や、敵の本拠に乗り込んでの大騒ぎに脱出。数々の小道具に絢爛たる時代設定。
ちょうど第一次世界大戦前夜でもある世情を上手く取り入れた感じも面白い。
いわば近代の007といった趣なのである。

その題材にモリアーティとの対決をもってきたのは必然かもしれない。「赤毛連盟」や「踊る人形」のような謎解きよりもモリアーティという犯罪界のナポレオンは証拠もほとんど残さずその天才的頭脳をもってして、犯罪をプロデュースする犯罪者。だから小さい証拠を巡ってのやりとりと彼の犯行を阻止する部分がメインとなり謎解きよりもそういう犯罪と闘うという部分がクローズアップされる。そういうところで前作よりスケールアップしたホームズの活躍が描かれることとなった。

今回、実はシャーロックよりも頭脳明晰な政府の役人であるマイクロフト(演じるはアメリカのサスペンスドラマ「BONES」に一風変わった精神科医として印象深い登場をしたスティーヴン・フライ、適役!)が登場した。そしてヒロインとして本国版「ドラゴン・タトゥーの女」を演じて一躍注目のノオミ・ラパスがエキゾチックなジプシーの占い師として事件のキーを握る女性を演じている。
宿敵モリアーティにはジャレッド・ハリス。前作のマーク・ストロングのブラックウッド卿よりアクが弱い?と思ったが案外そういう普通の人ほど恐ろしいというか。なかなかの食わせ者である部分が後半に生きてくる。

楽しいスチームパンクな冒険活劇として楽しく観れる1本。まあしつこいようだけどちょっと冗長だけどね(^^;
あ、それとホームズとワトスンのじゃれあいとかは腐の人がよろこびそうだなあとも思いましたとさww
[PR]

by tonbori-dr | 2012-05-23 23:15 | Movie

ワイルドで行こう、『宇宙人ポール』

イギリスのナード(オタク)の2人組がコミコン(アメリカで開催されるSF、ファンタジー小説や漫画などのオタクが一堂に会するコンベンション)に参加するためにアメリカにやって来て、そのついでにあこがれだったエリア51やロズウェル詣でをしようとしたら、男二人の珍道中をゲイに間違えられたりしたりしてあこがれのアメリカとのカルチャーギャップにとまどったり、幻滅しつつも楽しい旅を満喫。しかしそんな二人の前に突如として現れたグレイタイプの宇宙人、彼は自らを「ポール」と名乗った!

という風にお気楽なストレンジャー、イギリス人のオタク2人組がこれまたストレンジャーのエイリアン、ポールとともに繰り広げるロードムービー。言うなればナードの「イージーライダー」であり、「E.T」であり「未知との遭遇」な映画。

ともかくサイモン・ペッグとニック・フロストの二人の名(迷)コンビぶりは「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ホット・ファズ」で実証済み。今回は盟友のエドガー・ライトでなく「スーパーバッド 童貞ウォーズ」(未見)のグレッグ・モットーラ監督を組んでるんだけど「童貞ウォーズ」を観てないのでどうなのかなと思ったけどなかなかに手堅い演出だった。

とにかくポールが超いい味だしててシガレットを加えゲップをしビールを愛飲しピスタチオをかじるエイリアンなんて、しかも登場シーンが超クール。なんか超ばっか使ってるけれど本当にそうなんでしょうがないw

ポールの声の担当はセス・ローゲン、カンフーパンダのカマキリの中の人。最近は50/50で主人公の友人役で出演とか。人を喰ったポールの表情に声がマッチしていてこれまた良いのですよ。

イギリス育ちで始めてアメリカの土地を踏んだ二人が現実をちょっと知る事によってガッカリしたりモーターキャンプ場の管理人の娘にグレアム(ペッグ)が恋をしたりとか、非常に王道な展開ながらもときどき挟まれるコネタにクスリと笑い、徐々にポールと仲良くなっていく二人組と途中で加わるモーターキャンプ場の娘ルースのロードムービーはほんとうにこの年の暮れにほんわかとした気持ちになれた。もちろんホットファズコンビなのでちょっとやり過ぎな部分もあるけどそれもまたブラックな味わいでまた良し(笑)いいこちゃんでは世の中見えてこないちょっとは冒険してみよう!ってことで。

そうそうこの映画を倍楽しむにはいろいろ映画を観ておくといいけど特に上にあげた「未知との遭遇」と「ET」あたりは鉄板です(笑)でも観てる人も多いから大丈夫か。多分。

11月には全然映画を観にいけなかったのでこの12月はライダー(感想書いてないけどこれも面白かったよ!)とポールでいい気分になれたよ(^-^)

公式サイト
「宇宙人ポール」オフィシャルサイト │ 12月23日(金・祝)全国ロードショー!
samurai-kyousukeさんのエントリ
「宇宙人ポール」
[PR]

by tonbori-dr | 2011-12-31 01:52 | Movie

2011を振り返っておくと。

年の瀬にはなんかベストを決めないといけないしきたりがあるそうです(ウソ)
とはいえ今年そんなに映画観てないしなととかドラマのまとめも春先までてずっと書いてないしなとか、
まあいろいろあるわけですがとりあえず頭に浮かんだものを書いておく事にします。

まず映画に関してはやっぱりあれですわね、「冷たい熱帯魚」
強烈でしたねえ、園監督、なんにせよ強烈です。
そして「MAD探偵(神探)」が日本で、劇場で観られた事。
日本語字幕がつくまで待った甲斐があったというもので噂に違わぬこれまた強烈な1本でした。

あと原田さんの遺作「大鹿村騒動記」も良かった。というか連作として喜劇シリーズしてほしかったですねえ。
「アジョシ」も外せませんな。
まあそんなに観てないけど面白い作品が多かった気がします。
そうそうライダー映画もね、面白かったけどこれプログラムピクチャーとしてやっていくみたいだけど、
どうなんでしょうね、あまりすり潰さない程度にして末永く楽しめればいいかなとは思っておりますが。

ドラマに関してはもう、『鈴木先生』ですかね。視聴率は振るわなかったけど出来は群を抜いてたと。
これいろいろいわれているけど原作付きでここまで出来るというのはスゴイなと。
ちなみに視聴率トップのミタさんは観てないんですよ、ほとんどw
まあ松嶋さんが苦手なんでね。でも2話はみたけど、ああケレン味で味付けしているけど王道だなと。
でもここまで数字が出るとはおもってませんでしたけどね(苦笑)
でもオリジナル脚本でもちゃんと勝負をかければ数字がとれるというのはいいニュースだと思います。
だけどあの去年の狂乱の刑事(デカ)ドラマから今年はバラエティにとんできたよねという気はする。
それと個人的に「深夜食堂2」は良かったですねえ、初回は泣いてしまいました(マジで)
原作モノでもリスペクトがあればちゃんと面白いものが出来ると思うのでここらへんの棲み分けというか、
ようするに作り手さん如何にかかってるのかなという感じです。

今年は春の震災など世相は大きく揺れ動いたけれど来年は平穏な年になってほしいものです。
[PR]

by tonbori-dr | 2011-12-31 00:33 | favorite

ファベーラ神の街「シティ・オブ・ゴッド」

前に一度、それも同じエキブロ仲間のsanntapapaさんにオススメされて観た1本。
その時はこんな映画があったのかという衝撃で目からウロコ状態だった。
そんときのエントリはこちら。
web-tonbori堂ブログ : シティ・オブ・ゴッド短評

で、今回ブログ・DE・ロードショー企画で再見したわけだけど、
基本的には同じ境遇に育った悪ガキどもがどこかで道がわかれたというのは、世界中にあるお話だなと。
じゃあ何が衝撃を与えたのか?それは子どもが平気で人を殺すような世界だということ。今のブラジルではなくちょっと過去のブラジルだけど日本だって戦後間もない頃はこういう愚連隊が闊歩していた時期があった。
そして今でも世界にはそういう場所が沢山ある。
だけど我々はそういう世界の現実を見落とすことが多々ある。そして映画はそういうことを時に思い出させてくれる。

物語の語り部はプスカベ(花火)意味深な呼び名だ。
3人組、カベレイラ(爆発した髪)、アリカーチ(はさみ)、マヘク(プスカペの兄貴)、そしてカベレイラの弟ベネとその親友、リトル・ダイス。まずは3人組の話から始まる。
ファベーラっていうのは政策でつくられた街。ニュータウンといえば聞こえがいいけれどホームレスや災害で家を失った人たちを押し込めた体のいいゲットー。ケチなチンピラだった三人はリトルダイスのたてた計画にのってモーテルに押し込み強盗に入るのだが…。

ギャングの一代記といえばおいらなんかはまず「スカーフェイス」を思い出す。まあこれも実はリメイクなんだけれど。「シティ・オブ・ゴッド」はギャングの一代記というだけでなく群像劇でもありそういう意味では「仁義なき戦い」なども想起する。

面白いのはリトル・ゼ。ガキの頃から殺しを屁とも思っていない悪党だが街を締めた頃から街のボスとしてふるまうさまはまるでトニー・モンタナだ。友人がいなくなって孤独になっていくのも。
だが、周りに誰もいなくなってもとりたて変わると言い事は無く、頭の中はガキ大将になりたいだけのチンピラは変わらない。だがそういう無軌道な厄ネタの末路は同じような『スカーフェイス』とやはりだぶってくる。
でもこのお話全部じゃないが、「事実に基づいている」ということが最後に明かされる部分がこれまた味わい深い余韻を産む。そういえば明言されていないが「仁義なき戦い」も広島でのヤクザの抗争を下敷きにしているし映画はやはり現実をヒントにされていることが多い。それは「ソーシャル・ネットワーク」でもそうだったわけだし。

ちなみに『プレデターズ』に出演していたソニア・ブラガの姪、アリシー・ブラガもでてたことをやっと確認、なるほどブスカペが好きだったけど結局ベネといい仲になっちゃうアンジェリカちゃんなのね、確かにカワイイ。
いまもお美しいが『プレデターズ』では女スナイパーだったことを思うといろいろと思うところが…。

いや久しぶりに観たけどやっぱり熱量のある作品だった。毎度のことながら再見する機会を頂き、ブログ・DE・ロードショーの選定者の方と関係者の皆様に感謝。
[PR]

by tonbori-dr | 2011-03-02 00:18 | Movie

インデックス:映画02

映画インデックスが冗長になりましたので分割しました。
映画インデックスが冗長になりましたので分割しました。
こちらには2009~2010以降を掲載します。

基本的に封切映画の感想。及びビデオスルー作品や一度観たけれど再度地上波、DVD、ケーブルなどの他の媒体で見直した作品の感想も含めたレビューエントリのインデックスです。
新しいモノほど上になっています。

※TVで初見のものでも、『劇場未公開』もしくは公開が1970年代以前の古い作品などもこのインデックスに含めている場合があります。

そのあたりはカテゴリ:スルー映画祭りと若干境界が曖昧ですがまあ和やかにそこの突っ込みはスルーってことでよろしくお願いいたします<(_ _)>

第1版:2007/09/16 00:22
第2版:2007/12/31 21:49
第3版:2008/12/31 21:49
第4版:2009/08/01 14:08
第5版:2010/08/30 23:05

2008年度分をインデックス:映画に移動。

こちらは2009年度及び2010年度分でまとめています。

More
[PR]

by tonbori-dr | 2010-08-30 23:05 | index

今年観た映画について書こうか

なんかゼロ年代最後ということで、
2000年から2009年の10年間に公開された映画で云々という企画をあちこちのサイトでやっている。
全然参加もしていないし、そもそもほとんどがもう締め切りだったりする(苦笑)

なのでゼロ年代をふりかえるということはしない。
というか十年一昔で云々とかいうから昭和の最後の生き証人俳優さんが逝ったり、
闘病中とはいえロックンローラーが逝ったりするのであって、
十年で締めなんて企画はやはりね、半世紀事にすればいいと思うよ!
と一応放言してみるwww

でもmicchiiさんのエントリで知って
『ザ・ミッション/非情の掟』、映画秘宝のゼロ年代BESTで14位にランクイン! - 愛すべき映画たち
で今日本屋さんで確認した「映画秘宝」のゼロ年代ベスト1は一味違う、韓流映画。
「殺人の追憶」。
確かになあ、これはまんべんなく票を集めるわなあ。
で、とりあえず何かにつけ推して置きたいぞと言うのも良く分かる。
事実、自分は映画館で見逃してしまったので、
今年公開の「チェイサー」は絶対映画館で観るぞと思ったくらい。

まあそういうこともあるけれど、今年の1本を選べといわれたらなんだろか?
いちおう1ヶ月2本ペースでプラスアルファ、36本。DVDスルーはアップしているのは6本。
(ちなみに昨日、今日、明日と連続して実は映画を観ておりますがそれは来年枠にしますた。)
TV地上波は結構あるけど「富士山頂」は別枠としてもドラマみたいなのとかまあそういうもんだったので、
36+6で42本の中からといえばこれが難しい。
「グラン・トリノ」は確かに誰もが認める認定傑作だけど、果たしてそれでいいのか?と。
でボンクラ御用達、「ドゥームズデイ」かといえば、普通すぎて面白くないし(笑)
「エグザイル/絆(放・逐)」はゼロ年代的にはナンバー1としてもですよ、香港公開から間が空いてしまっている。
他にも「レスラー」「天使の眼、野獣の街」「チェイサー」「サマーウォーズ」「3時10分決断の時」
「チョコレート・ファイター」そして「イングロリアス・バスターズ」。
どれも粒よりの良作、傑作や自分にとってのツボ作が多くとても決められません。

その他にも見逃した作品も数多く、例えば「マイマイ新子と千年の魔法」とか、
「アンヴィル」とか「キャディラックレコード」(サンデーソングブックの夫婦放談で言及があった)、
そしてイーストウッド翁の「チェンジリング」などなどこちらも観たらウワー傑作だ!となるやも。

けどなにかイチオシしておけというのなら、『ザ・バンク 堕ちた巨像』を推しておこうと思う。
敵が新しい形の組織というか、実は全く普通の商売人たち、
しかも商っているものが「お金」だということが凄く今をついているし、
その結末とか色々よく考えられているホンとちゃんと映画的な画をつくっている部分や、
ちゃんと古くからのセオリーやオチも踏襲している部分で、
こういう話が新しい犯罪映画というかサスペンスアクションのデフォルトになるなと予感したので。

でも本当に今年は洋画は去年同様良作が多く、
見逃した作品たちも本当に惜しいと思った作品が多かった。
それに引き換え邦画はTV局制作のブロックバスター作品などは、
もう地上波で全然OKだよねとなった作品も多かった。
これはまあ他のエントリでも予告している通りまた別館に書きます。
でも一度書いて全面見直ししているのでアップは来年になりそうです。
今年もあとわずか新年というか正月中には「アバター」を観たいんだけど果たしてどうなることやら。
結構混んでいると聴いているので。

それでは皆さん、よいお年を。
[PR]

by tonbori-dr | 2009-12-30 22:54 | column@Movie

昨日の『相棒』と『ギネ』そして今日の『不毛地帯』とか

まだ完全に出揃っていないけれどまずは鉄板『相棒』シーズン8が始まったのでいくつか。
完全ネタバレなので録画したのを後日観るという人はごめんなさい。




ということで昨日の『相棒』シーズン8、『カナリアの娘』
いやもうタイトルがネタバレだしキャストも古谷一行に内山理名。木村多江の次代薄幸女優の筆頭と自分で勝手に思っている彼女が出ている以上、ゴニョゴニョ…、って訳なんだけど、70年代の過激派からこうくるかとちょっとビックリだけどそこはテレ朝&東映。そこに落としたかという印象。このご時世にどうかなあと思ったけどブログ検索でざっと感想を見てもやっぱりひっかかっている人が幾人かいた。
ぶっちゃけテロ賛美というか左派として信念があったみたいな?で最終的には愛する者のために獄につながれる。うーんまあ幾人もの犠牲者を出した悔恨の手紙で相殺になってればというのも、これが事を引き起こす発端になってる部分で強烈に違和感は確かに残るし、この辺りは50代後半から60代のご意見を拝聴したい。もっともどちらも極端意見が出そうであまり参考にならないか(爆)
とはいえミッチー(まだ尊ちゃんと言うには日が浅い)の立ち居地の微妙さは面白い(笑)敵なのか味方なのか?緊張感もあるし初期薫ちゃんのような右京さんはうさんくさいなというちょっと熱血単細胞とは違うヘンな部分が面白い。今後のケミストリーに期待が持てる運びだった。

でなにかと噂の『ギネ』、この産科医療話は下手を打つとオチが難しいのだが初回はなかなかの引きがあったので今後も視聴。いろいろ伏線も置いてるしノリカたんもかなり作ってきてる。初期の進藤先生よりもクールだし司馬先生よりも危ない柊(ひらぎって読むらしい)先生をがんばって演じている。脇も固めているしとりあえず視聴リスト入り。

で『不毛地帯』、お金かかってる(笑)まあさすがに映画並みのキャストを揃えてるしロケも海外も含め大掛かり。しかも2クール、まずはF-104導入に関わる瀬島龍三じゃなかった壱岐正の物語の開幕。さてどうなっていくか楽しみ。基本以前の映画版とかドラマとか原作未読なのでとりあえずマッサラで楽しめるので2クール持ちそうだ(笑)
しかしF-104(栄光)の選定に関しては基本近畿商事が勝つんでしょ?現実ではそうなってるんだから(ラッキードではなくロッキードだけど)ちなみに最後の有人戦闘機とよく紹介されていた。まるでロケットみたいなスタイルの戦闘機で子供の頃に好きだった戦闘機だった。

まあ他にも気になってる作品が続々と放送されるけどとりあえず今のところはこんな感じ。
あ、日曜の『仁』も内野龍馬の暑苦しさに惹かれて今のところ視聴リスト入りしてます(笑)

追記:
参考までにニュースソース。
相棒:season8、初回視聴率19.4% season7超え、シリーズ最高発進 - 毎日jp(毎日新聞)
不毛地帯:初回視聴率14.4% 関ジャニ・大倉の「ROMES」は6.0% - 毎日jp(毎日新聞)
[PR]

by tonbori-dr | 2009-10-16 00:23 | TVdrama

西部劇を観てきたよ、でおもったこと。

ということでまた感想は改めて書きますけど、
韓国製ウェスタン『グッド・バッド・ウィアード』に
本家西部劇『3時10分、決断の時』

作品で言えば西部劇らしいのは『3時10分、決断の時』になるかな。
これは良い悪いじゃなく、西部劇らしさというよりフロンティアスピリッツというか、ダーク雰囲気を持つ『大草原の小さな家』と言っても良いし、『真昼の決闘』や『ザ・ラストシューティスト』など、男の矜持が描かれている点では、それまでの西部劇が描いてきたものを踏襲している。

『3時10分、決断の時』主演2人はアメリカ人じゃない、だけどアメリカ自体が移民の国なので、このキャスティングは正しいし上手いなと思った。

対する韓国製ウェスタン『グッド・バッド・ウィアード』は、この監督の他の作品を観ていないのでどういう人か分からないけど、ちょっと北村龍平の『あずみ』を思い出した。
あの作品も世間一般では結構ボロクソの部類だけど個人的には尺を詰めれば、(本人はそれをしないことを矜持と思っているらしいけど)スピーディなアクション時代劇になっていたと思っててそこが共通点。まあそこだけだけど。(主演上戸彩ちゃんの問題は脇に置いておく(爆))

この作品もアクション作品として、そしてまた満州というか大陸を舞台にした活劇としては見れるけど、やはり西部劇って体じゃないなあという感じです、ハイ。

そう思うと、この2本をして西部劇の復権というのにはほど遠く、まだまだ道は険しい。
ただ舞台としてのワイルドウェストはまだまだ魅力的だし、あの日清戦争から日華事変、満州建国の時代は確かに色々問題のあった時代だけど、魅力的な舞台があるんじゃないかと。
例えば『独立愚連隊』、そして『独立愚連隊、西へ』の2作品は、『グッド・バッド・ウィアード』の少しだけ後を舞台にした、日本軍のはぐれ者部隊の活躍を描きながらもちゃんと戦争の空しさも描いている良作だと思うんだけど、今そういう作品を撮れる人って多分いない。
この『グッド・バッド・ウィアード』を敦煌までロケしてつくったキム・ジウンみたいな人が出てきてほしいと、この作品を観ながら思った。
[PR]

by tonbori-dr | 2009-09-05 21:09 | column@Movie