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白ゆき姫は何処にいる?『白ゆき姫殺人事件』

ひさしぶりに映画鑑賞の感想エントリ。ちょっとツイッターのツイートあんまりしないと昨日言ったもんでエントリにしてみました(ヲイヲイ。
なので短文つなぎ合わせかつ、下書きなしで書きなぐっておりますので乱文、誤字脱字はご容赦を<(_ _)>

この映画は『ゴールデン・スランバー』の中村義洋監督作品だっていうので観に行ってきた。
まあ返す刀で『怪物くん』の映画も撮ってるんだけどねと言ってみる。

でもあくまでも『ゴールデン・スランバー』の中村さんだし今度は出てるキャストもキャストだし面白いんじゃないかと。
その時は原作、湊かなえさんってのは全然アウトオブでした。

結果は…面白かった!実は湊さんの原作モノちと苦手で。でもドラマ「高校入試」は面白かったんですけど、基本苦手で。
これは撮る人、書く人によってかもなあと(未だに全部の原作は未読です。はい。)

あらすじは…こちらで
まあ簡単に書いておくと、長野のとある化粧品メーカーの美人OLが焼死体で発見され、彼女が殺害された翌日から出勤しなくなった同僚に疑惑の目が向けられ、それをワイドショー番組のディレクターが追ううちにツイッターでネタをアップ。ネットにも飛び火し、錯綜する情報、異なる証言で自分を見失う人たちを描いたお話。

こういう風に説明すると一面しか説明してないのでともかく観てよと。ネットの噂よりも観る事ですよ、まずはって感じで。

綾野剛演じるワイドショーの下請会社のしかも派遣社員ディレクター、赤星が仕事は適当で、ツイッターでくだらないネタを書いてる部分はいいんだけど、その後延長線上で仕事のネタ(しかも殺人事件というクリティカルな案件)をリアルタイムでつぶやくとか、いろいろゾっとした。そしてそれに反応する野次馬たちにもいろいろ考えさせられた。

以前おいらは野次馬すると言うことに関して、ある程度の節度を持ってというのがポリシーだったんだけど、ツイッターになってそれが結構緩やかになってしまっているのかなという気がしています。

それとメディアへの発信っていうのは手軽になったからこその恐怖っていうのは、それに扇動されることの恐怖っていうのはいろんな人がドラマに映画にしようとしていたけど、この映画ほどには上手くいってなくて、そこがツイッターの協力があるとはいえ、画面への出し方とかクレバーだったなと。

実はツイッターの声っていうのは人の声が当てられていたんだけど、その後ろにいる人が描写されたのはネタがいわゆる炎上しかかったところだけなんですよ。それもさらっと。そこが上手いなって感心しました。あれをしょっちゅうされるとリズムが崩れるし、そっちに気が取られるし。

ある意味お話としては〇〇〇なんですけれど(これは自主規制、書くとバレてしまうので)赤星という狂言回しから覗いた部分と、もう一人の主人公。ある意味、渦中の人である美姫を演じた井上真央が両方ともにいいオーラの消し方してるんで、ピターっと嵌っていったのも良かったですねえ。もちろん他のキャストも良かったですが。これもネタバレになっちゃうと拙いので、自分はしーちゃん(貫地谷しほり)がいいなーと思ったけど、いや染谷将太くんも美味しいねとか、出番少ないけど宮地真緒ちゃんでてるやんとか、そういう部分も含めてキャストがしっかり仕事していましたね。

そういえばまったく関係の無い話ですが最近、北海道でガスボンベをつかった連続放火事件ありましたね、警察関係の建物と量販店を狙っているようなんですね。で土地柄だけである集団がからんでいるんじゃないかというツイートをみかけたんですけど…。爆発物がしかけられたってだけでそこまで断定していいもんなんでしょうかね。少なくとも今の事実からだけでは「状況だけで」そういってるだけで証拠にもなってない。(釘云々で殺傷力って今時ネットで調べればそういう知識転がってますし)「状況だけで」グレーなんでしょうかね。もちろん捜査は予断無く全ての可能性をつぶしていくべきで、警察はそうしていると思いますが。なんかそういうことを考えさせる、映画でしたよ。

結構今の状況に即したいいテクストが織り込まれているので是非お時間あれば観て欲しいですね。


ちと一晩たってさらに。
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by tonbori-dr | 2014-04-05 01:44 | Movie

ちょっと押井監督がガールズパンツァーに申していたので

ひさびさのエントリ。しかも下書きなしてざっと書きなぐっておりますのでよしなに。

最初に目にしたのはこのエントリだった。
押井守監督 「ガルパンが突然人気が爆発したのかいまだにわからない」「ガルパンってけいおんの戦車版でしょ?」|やらおん!
でそのソース元エントリは、
押井守のガールズアンドパンツァー語り - 基本読書
ああ、やっぱりなあと思った。押井監督はまずガルパンを観てないだろうし、(というか基本的に他人の作品を観てるのかどうか、あんまりアニメは観てなさそうなんだよな、あ、これは個人的な見解です)一般的な感想を求められたらそらそういうでしょとは思う。
ようするに経験則からくるヒットのある程度の方程式みたいなもの?まあそんなものを揃えてもヒットしないことも多いけど、それでもコレとコレがあればヒットするみたいな、まあ押井さんも天下の負けず嫌いだからそういう話をしたんだろうと思う。

けど、自分も実はちょっと気になってるところがある。一応おいらはガルパン観たし、面白いなとも思ってるが、若干ひゃっほおおいとならないのは、いや戦車ってそんな甘いもんじゃないんじゃないの?というそれに尽きる。もちろん実際の戦車に乗った事は無い(いいとこ装甲車止まりです)けど、細かいことが気になるのがおいらの悪い癖。
まず砲弾。相当重いです。そして旧式な戦車だと手動で砲弾を装填、尾栓を閉じなくちゃならない。アニメで重そうにうんこらせとやっててもいやそもそもそれ本当に出来るの?というエクスキューズが先に立ってしまう。それと何をするにも戦車は重い。まあそれは宮崎監督からの受け売りなんだけども

泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート

宮崎 駿大日本絵画

これこそがブラックハヤオの妄想力。こっち系全開の黒ハヤオの映画も観てみたいもんだが。

スコア:


まあこの本とか、同じ出版社から出ている「雑想ノート」、他小林源文先生のマンガとか松本零士先生の戦車の描写を観過ぎているせいかもしれない。
とかく戦車は重いもんで少女のか細い腕でうごかせるのと?もちろん鍛えてる女性ならいけるかもしれんけどガルパンのキャラクターっていわゆる美少女でそういうもんじゃないですやん、みたいなね。

だからといってガルパンがつまらんわけでなく、ああこれほどマニアの琴線をくすぐるとはなあというのもある点からは分かる。実際面白かったし、それは戦車の戦い方がリアルだったり、少女たちの機微がちゃんと描けてたりとかの部分なんだけど、だからこそ何故に戦車?みたいなのはね、喉のささった小骨みたいな感じでありました。これはもう自分の趣味の遍歴の積み重ねだからしょうがないなあと。そらもうン十年のモノだから(苦笑

あ、戦車の厳しさを体感したかったら「パンツァー・フロント」ってゲームがオススメです。

PANZER FRONT bis.

エンターブレイン

スコア:


既に生産が終わってしまったPS2専用だけど、これ固いよーあらゆる意味で。
これをやるとⅣ号であそこまでというのがどれだけ凄いことか体感できる。っていうかパンターとかティーガーの恐ろしさを実感出来る。
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by tonbori-dr | 2013-05-10 23:34 | cartoon

闇の騎士は如何にして陽光の元にでることになったのか?

「ダークナイト・ライジング」鑑賞の感想。

いや先に雑感を書いたとおり、大筋で観てる間は時が経つのも忘れていたけど、
終わった後に反芻するといろいろ考えると?アレアレってのもあったし、
実のところ観て最初に?えっそうなの?というのもあった。


まあネタバレ全開なんでまだ気になる人は読まないでね。

ネタバレ禁止なら読んじゃダメですよ。


でももう公開から4週間近いし…

なわけで折りたたんでおきます。

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by tonbori-dr | 2012-08-22 20:00 | Movie

臨場と外事警察とダークナイト

ということでテレ朝刑事ドラマのヒットシリーズ「臨場」劇場版観た。

今思うと若干?な部分と過剰な演出があったけどかなりの力作で今年は刑事ドラマ映画が5本も公開される状況においてかなりのレベルだと思う。
それは「探偵はBARにいる」の橋本監督の手腕でもあるし「臨場」のキャストと客演の演技が良かったからにほかならない。あ、もちろんシリーズの脚本を担当し「遺留捜査」なども書いている尾西さんのホンも刑法39条ネタでよくあるテーマながらも過去への警鐘やいろいろ詰め込みながらもクライマックスへ収斂していく様はお見事とおもったし、なにより画面に圧倒された。原作リスペクトも入ってきてたし。かなり出し切った感がある映画だった。

とはいえ今年の刑事ドラマ映画の白眉はなんといっても外事警察。
よくぞここまであの震災も取り込んで完成させたという事と、登場人物がドラマのような立ち居地でありながらもちゃんとドラマ後をも感じさせる部分が(これは臨場、麒麟の翼(新参者)にもあったが)あったこと。そしてなによりスケールが映画的だった。というか映画ならではのフィクションをちゃんと盛り込んできたと思う。

この辺りの判定はすごく難しくて麒麟の翼や臨場がおとっていたとかそういう訳じゃなくかなり抉り方に一本腹の据わったところがあったからなかあと。
そこまでしちゃいますかと。しかしなんでこうバッティングするんだろうかなあ。でも個人的にはドラマ映画でもここまで出来るとかなり嬉しい感じではある。

そしてもう1本観てきたのがダークナイト・ライジング。
あらかさまなネタバレはしないけどちょっとだけ感想をしるしておく。
予告編の橋が落っこちるシーンを観てゴッサムってNYをモデルにしているんだねとか、落ちるところは「七番目の橋が落ちる時」だ!と思っていたんだけどなんというか長時間なのにアクションもノーランなのに(まあやっぱりノーランっぽいんだけども)体感的には2時間くらいな(実際には160分近く)映画でしたよ。

個人的にはすげえ!と思ったシーンも多々あり話も嫌いじゃないけど、納得できないところがあってそれはやっぱり前作のあのヒキからこの状況なんですかというところ。集約すればそこにつきる。
そこがどうしてもひっかかるけど内容的にビギンズ、ダークナイトがあってこそのこの作品なんでなあ…。
反対にバットマン・ビギンズが好きだぜという人にはかなり高評価と思いますのでシリーズの締めくくりをその目に焼き付けておいたほうがいいかと。

そんなこんなで2本も濃い映画でつかれましたw
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by tonbori-dr | 2012-07-30 00:27 | ネタ@映画

漆黒のシェーン。『ドライブ』

巷で高評価だったこの映画も観たんですが、

取り急ぎ、マン監督にも近い感覚ながらこのDT感痺れますなぁ。あと非常に西部劇ぽい。観といて良かった~。

これはツイッターでつぶやいた感想。
ダークなシェーンって感じ>ドライヴ。シンプルだからこそ突出したキャラクターが映える。いい映画でした。音楽がいい映画に外れなしだなあ。

ツイッター感想より

とつぶやいておりました。
なんというか「ザ・ドライバー」にも通じるゲッタウェイドライバー、昼はハリウッドのスタントドライバーとそのコーディネーターが経営してる工場で整備工。そんな男がアパートの隣りに住む主婦と心を通わすのだが,
彼女の夫が刑務所から出所してから徐々に歯車が狂い始める…。

アウトローがその宿り木にふととまったときに心通わした女性のために命をかけるというのはまさに西部劇でよく語られるストーリーそのもの。
他にも日活無国籍の渡り鳥シリーズもそうだし、なんとなれば寅さんもそうだよね(笑)
ただ作品的にはそういう部分が骨格ではあるけれどすごく禁欲的でドライバーと彼女がデート(子連れだけど)の時も妙に禁欲的(子供がいてもエロスを醸すことは充分できるのに)なので童貞的だなと思った人は多いみたい(苦笑)

抑制をきかせた描写とその反動のようなバイオレンスシーン。そして選曲の妙が光るサントラ。
監督はアメリカ人ではなくデンマーク人のニコラス・ウィンディング・レフン。
初めて彼の作品を観るがやはりアメリカ人では出しにくい硬質感のなかの湿り気が妙に画面に影響している。
そしてタイトルバックが蛍光ピンクなのも印象的。こういう使い方をする人はただ事で無い画を撮れると始まったときに期待が高まったがそれにたがわぬ作品だった。
闇に浮かぶそのサインはいったいなにを意味するのか…。

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by tonbori-dr | 2012-05-28 23:12 | Movie

欠か結か?『SPEC-天』

ともかく「結」を「欠」にしないためには皆が真実を求めて劇場へひた走れということで、ひとつw
まあ事実ヒットはしているけど制作陣がどこまで想定してるのかボーダーがわかんない。
出来るとしても時間がかかる?でも鉄は熱い内に打て?とも。
でもプロデューサーの植田さんが映画に先立ってのSPドラマ「翔」の数字により地上波は無くなったという煽り。いやこれはどっちか分からんわけなんですけどね、そういう話もあったりでどこまでどうなるかは分からんけどまあ結が気になるなら観にいったほうがいいでしょというお話です。

だけどSPECというドラマに思い入れの無い人が観にいったときにどう思うかまでは責任もてないので、そこんところよろしく(笑)

というのも植田Pと堤監督の「ケイゾク」映画版はモヤモヤッ感が半端なかったからで、今回もそうとう観る前は大丈夫かなと思ってた(苦笑)
でもまあ、ちゃんと本筋で話が進んだんで安心したw
よくギャグネタが過剰になりすぎて滑ってたところも相当あったけどまあ、SPECのカラーがあったんでそこも良しとしましたよ。というかやっぱり連続シリーズで完結させるべきで植田さんも本心ではそう思ってたはずだけどやっぱりこの世は数字なんだろうねえ。あと堤さんは照れ隠しのギャグをもうちょっと抑えるといいと思うんだ。いやそれがアイデンティティというのはよく分かるんですけれど。
ようするにこのままだと単純にエヴァ的なるものでそこにいろいろごった煮でぐつぐつと煮込んであぶ刑事やってるという。でも主演の2人は魅力的だしセンスオブワンダーとしてはX-MENやXファイルに通じるものがあるし面白いんだけどそういうギャグがね、もしかすると門戸を狭くしてるんじゃないかと。

あと多分強力にディスる人もいると思うし、(説明がいるところを説明せずにテーマを語るとかまあそういう部分。)でもSPECってのはつくづく当麻と瀬文の話でそこがあれば、おいらは続きが観たい。つまるところそこしかないんで、ドラマSPEC好きな野郎どもはとっとと天に行くがよろし。
今ムーブオーバーに入ってるんでそろそろ劇場減ってるけどまだやってるところもあるんでね、TVでやるのを待つよとか、レンタルとか温いことを言わずにね(笑)

だけどやっぱ地上波でシリーズ化して欲しかったゼ。まあエライ人は観る目がねえよなということくらいは言っとくよ。こういう育てが出来ねえからテレ朝に負けんだよと。
すみませんちょっと毒吐きました。まあたまにはいいよね(苦笑)
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by tonbori-dr | 2012-05-24 23:06 | Movie

スチームパンクな冒険活劇。『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』

てなわけで『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』の感想。
今回、2作目にして最大最凶ライバル、モリアーティ教授とのガチ勝負がメインデイッシュ。
原作に対してのオマージュは個人的にニヤリとしたがシャーロキアンにはどう映ったか?ってのは気になった。
ネタバレになるけど前作のキーキャラだった「あの人」の使い方とかクライマックスとかね。

ストーリーは前作の後、ヨーロッパ各地で連続爆破事件が発生。アナーキストの犯行ではないかという世間に対して独自の捜査を進めていたホームズはアイリーン・アドラーを尾行し彼女がオークション会場である人物と封書と引き換えに荷物を渡す現場を押さえるが、その荷物は爆弾だった!会場の混乱にまぎれその人物ホフマンスタールは殺害されアイリーンも姿を消す。だがそれは欧州を揺るがす大事件の序章でしかなかった。

少々冗長だったけど近代版ミッション・インポッシブルというべきテンポをもつアクション映画で推理というよりは古典的な冒険小説の趣。そしてまさにスチームパンク。前作のガジェットもそうだったけど、今回もそういう部分が顕著に見て取れる。
列車での激闘や、敵の本拠に乗り込んでの大騒ぎに脱出。数々の小道具に絢爛たる時代設定。
ちょうど第一次世界大戦前夜でもある世情を上手く取り入れた感じも面白い。
いわば近代の007といった趣なのである。

その題材にモリアーティとの対決をもってきたのは必然かもしれない。「赤毛連盟」や「踊る人形」のような謎解きよりもモリアーティという犯罪界のナポレオンは証拠もほとんど残さずその天才的頭脳をもってして、犯罪をプロデュースする犯罪者。だから小さい証拠を巡ってのやりとりと彼の犯行を阻止する部分がメインとなり謎解きよりもそういう犯罪と闘うという部分がクローズアップされる。そういうところで前作よりスケールアップしたホームズの活躍が描かれることとなった。

今回、実はシャーロックよりも頭脳明晰な政府の役人であるマイクロフト(演じるはアメリカのサスペンスドラマ「BONES」に一風変わった精神科医として印象深い登場をしたスティーヴン・フライ、適役!)が登場した。そしてヒロインとして本国版「ドラゴン・タトゥーの女」を演じて一躍注目のノオミ・ラパスがエキゾチックなジプシーの占い師として事件のキーを握る女性を演じている。
宿敵モリアーティにはジャレッド・ハリス。前作のマーク・ストロングのブラックウッド卿よりアクが弱い?と思ったが案外そういう普通の人ほど恐ろしいというか。なかなかの食わせ者である部分が後半に生きてくる。

楽しいスチームパンクな冒険活劇として楽しく観れる1本。まあしつこいようだけどちょっと冗長だけどね(^^;
あ、それとホームズとワトスンのじゃれあいとかは腐の人がよろこびそうだなあとも思いましたとさww
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by tonbori-dr | 2012-05-23 23:15 | Movie

ワイルドで行こう、『宇宙人ポール』

イギリスのナード(オタク)の2人組がコミコン(アメリカで開催されるSF、ファンタジー小説や漫画などのオタクが一堂に会するコンベンション)に参加するためにアメリカにやって来て、そのついでにあこがれだったエリア51やロズウェル詣でをしようとしたら、男二人の珍道中をゲイに間違えられたりしたりしてあこがれのアメリカとのカルチャーギャップにとまどったり、幻滅しつつも楽しい旅を満喫。しかしそんな二人の前に突如として現れたグレイタイプの宇宙人、彼は自らを「ポール」と名乗った!

という風にお気楽なストレンジャー、イギリス人のオタク2人組がこれまたストレンジャーのエイリアン、ポールとともに繰り広げるロードムービー。言うなればナードの「イージーライダー」であり、「E.T」であり「未知との遭遇」な映画。

ともかくサイモン・ペッグとニック・フロストの二人の名(迷)コンビぶりは「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ホット・ファズ」で実証済み。今回は盟友のエドガー・ライトでなく「スーパーバッド 童貞ウォーズ」(未見)のグレッグ・モットーラ監督を組んでるんだけど「童貞ウォーズ」を観てないのでどうなのかなと思ったけどなかなかに手堅い演出だった。

とにかくポールが超いい味だしててシガレットを加えゲップをしビールを愛飲しピスタチオをかじるエイリアンなんて、しかも登場シーンが超クール。なんか超ばっか使ってるけれど本当にそうなんでしょうがないw

ポールの声の担当はセス・ローゲン、カンフーパンダのカマキリの中の人。最近は50/50で主人公の友人役で出演とか。人を喰ったポールの表情に声がマッチしていてこれまた良いのですよ。

イギリス育ちで始めてアメリカの土地を踏んだ二人が現実をちょっと知る事によってガッカリしたりモーターキャンプ場の管理人の娘にグレアム(ペッグ)が恋をしたりとか、非常に王道な展開ながらもときどき挟まれるコネタにクスリと笑い、徐々にポールと仲良くなっていく二人組と途中で加わるモーターキャンプ場の娘ルースのロードムービーはほんとうにこの年の暮れにほんわかとした気持ちになれた。もちろんホットファズコンビなのでちょっとやり過ぎな部分もあるけどそれもまたブラックな味わいでまた良し(笑)いいこちゃんでは世の中見えてこないちょっとは冒険してみよう!ってことで。

そうそうこの映画を倍楽しむにはいろいろ映画を観ておくといいけど特に上にあげた「未知との遭遇」と「ET」あたりは鉄板です(笑)でも観てる人も多いから大丈夫か。多分。

11月には全然映画を観にいけなかったのでこの12月はライダー(感想書いてないけどこれも面白かったよ!)とポールでいい気分になれたよ(^-^)

公式サイト
「宇宙人ポール」オフィシャルサイト │ 12月23日(金・祝)全国ロードショー!
samurai-kyousukeさんのエントリ
「宇宙人ポール」
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by tonbori-dr | 2011-12-31 01:52 | Movie

2011を振り返っておくと。

年の瀬にはなんかベストを決めないといけないしきたりがあるそうです(ウソ)
とはいえ今年そんなに映画観てないしなととかドラマのまとめも春先までてずっと書いてないしなとか、
まあいろいろあるわけですがとりあえず頭に浮かんだものを書いておく事にします。

まず映画に関してはやっぱりあれですわね、「冷たい熱帯魚」
強烈でしたねえ、園監督、なんにせよ強烈です。
そして「MAD探偵(神探)」が日本で、劇場で観られた事。
日本語字幕がつくまで待った甲斐があったというもので噂に違わぬこれまた強烈な1本でした。

あと原田さんの遺作「大鹿村騒動記」も良かった。というか連作として喜劇シリーズしてほしかったですねえ。
「アジョシ」も外せませんな。
まあそんなに観てないけど面白い作品が多かった気がします。
そうそうライダー映画もね、面白かったけどこれプログラムピクチャーとしてやっていくみたいだけど、
どうなんでしょうね、あまりすり潰さない程度にして末永く楽しめればいいかなとは思っておりますが。

ドラマに関してはもう、『鈴木先生』ですかね。視聴率は振るわなかったけど出来は群を抜いてたと。
これいろいろいわれているけど原作付きでここまで出来るというのはスゴイなと。
ちなみに視聴率トップのミタさんは観てないんですよ、ほとんどw
まあ松嶋さんが苦手なんでね。でも2話はみたけど、ああケレン味で味付けしているけど王道だなと。
でもここまで数字が出るとはおもってませんでしたけどね(苦笑)
でもオリジナル脚本でもちゃんと勝負をかければ数字がとれるというのはいいニュースだと思います。
だけどあの去年の狂乱の刑事(デカ)ドラマから今年はバラエティにとんできたよねという気はする。
それと個人的に「深夜食堂2」は良かったですねえ、初回は泣いてしまいました(マジで)
原作モノでもリスペクトがあればちゃんと面白いものが出来ると思うのでここらへんの棲み分けというか、
ようするに作り手さん如何にかかってるのかなという感じです。

今年は春の震災など世相は大きく揺れ動いたけれど来年は平穏な年になってほしいものです。
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by tonbori-dr | 2011-12-31 00:33 | お気に入り

ファベーラ神の街「シティ・オブ・ゴッド」

前に一度、それも同じエキブロ仲間のsanntapapaさんにオススメされて観た1本。
その時はこんな映画があったのかという衝撃で目からウロコ状態だった。
そんときのエントリはこちら。
web-tonbori堂ブログ : シティ・オブ・ゴッド短評

で、今回ブログ・DE・ロードショー企画で再見したわけだけど、
基本的には同じ境遇に育った悪ガキどもがどこかで道がわかれたというのは、世界中にあるお話だなと。
じゃあ何が衝撃を与えたのか?それは子どもが平気で人を殺すような世界だということ。今のブラジルではなくちょっと過去のブラジルだけど日本だって戦後間もない頃はこういう愚連隊が闊歩していた時期があった。
そして今でも世界にはそういう場所が沢山ある。
だけど我々はそういう世界の現実を見落とすことが多々ある。そして映画はそういうことを時に思い出させてくれる。

物語の語り部はプスカベ(花火)意味深な呼び名だ。
3人組、カベレイラ(爆発した髪)、アリカーチ(はさみ)、マヘク(プスカペの兄貴)、そしてカベレイラの弟ベネとその親友、リトル・ダイス。まずは3人組の話から始まる。
ファベーラっていうのは政策でつくられた街。ニュータウンといえば聞こえがいいけれどホームレスや災害で家を失った人たちを押し込めた体のいいゲットー。ケチなチンピラだった三人はリトルダイスのたてた計画にのってモーテルに押し込み強盗に入るのだが…。

ギャングの一代記といえばおいらなんかはまず「スカーフェイス」を思い出す。まあこれも実はリメイクなんだけれど。「シティ・オブ・ゴッド」はギャングの一代記というだけでなく群像劇でもありそういう意味では「仁義なき戦い」なども想起する。

面白いのはリトル・ゼ。ガキの頃から殺しを屁とも思っていない悪党だが街を締めた頃から街のボスとしてふるまうさまはまるでトニー・モンタナだ。友人がいなくなって孤独になっていくのも。
だが、周りに誰もいなくなってもとりたて変わると言い事は無く、頭の中はガキ大将になりたいだけのチンピラは変わらない。だがそういう無軌道な厄ネタの末路は同じような『スカーフェイス』とやはりだぶってくる。
でもこのお話全部じゃないが、「事実に基づいている」ということが最後に明かされる部分がこれまた味わい深い余韻を産む。そういえば明言されていないが「仁義なき戦い」も広島でのヤクザの抗争を下敷きにしているし映画はやはり現実をヒントにされていることが多い。それは「ソーシャル・ネットワーク」でもそうだったわけだし。

ちなみに『プレデターズ』に出演していたソニア・ブラガの姪、アリシー・ブラガもでてたことをやっと確認、なるほどブスカペが好きだったけど結局ベネといい仲になっちゃうアンジェリカちゃんなのね、確かにカワイイ。
いまもお美しいが『プレデターズ』では女スナイパーだったことを思うといろいろと思うところが…。

いや久しぶりに観たけどやっぱり熱量のある作品だった。毎度のことながら再見する機会を頂き、ブログ・DE・ロードショーの選定者の方と関係者の皆様に感謝。
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by tonbori-dr | 2011-03-02 00:18 | Movie