タグ:クリント・イーストウッド ( 23 ) タグの人気記事

御大の息抜き「人生の特等席」

ついでに「人生の特等席」。これなあ…。悪くないというかウェルメイドな人情劇なんだけど教科書過ぎてというか。
とりえあずクリント御大のお歳を考えるとこれが最後かもと思ってクリント成分を感じてきましたという映画だった。当然「グラン・トリノ」級ではないし、まあなんというか小品だよね。いわば米国ドラマのミニシリーズな感じ。

悪い話じゃないしくさすもんでもないけど、まあ、ああこういうもんだよねという。やっぱり超ド級のあとだと食べたり無くなる気のする1本でした。うん。でもまたクリント御大でるなら多分観るねw


『でも脇で使うという度胸のある人はいないのかねえ。(これはマジで思ってる)』とツイッターでつぶやいたら、映画ブロガーというよりトーさんが縁でのmicchiiさんがいや主人公はザ・ファイターにも出てたエイミー・アダムスが演じるクリント御大の演じるガスの娘が主人公でしょと。
これは多分そうだと思う。その方がしっくりくる。ただクリントの佇まいが助演でなく主演オーラが強いのでまあなんでしょうそういうことです(ヲイ!

というかまだおいら「マネーボール」を観てないんですけどれど「マネーボール」のようなデータや成績を見て選手を決めるのがあれじゃねーぞという話なのかなあっていうのもちょっとひっかかりました。いやそれ自体は間違ってないと思うんですが。そこはマネーボールを観てからまたちょっと考えたいと思います。

でも昔かたぎvs最新技術ってのはいつの世でも話として組み立てやすいけど実はガスだってデータは読んでる(新聞からだけどね。)しなんというかそこに落とし込まれるとねという気はしましたよ。
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by tonbori-dr | 2013-02-23 16:07 | Movie

奇跡は起こすものである。「インビクタス負けざる者たち」

すみません、タイトルがネタバレです。
それに実は長いので省略したけど、「奇跡は起こるのを待つものではなく、自らが起こすものである」というタイトルを考えていた。

この話はリアルタイムで覚えている人も多いかも。
現に私はこの中で南アフリカのスポーツ大臣とマンデラ大統領の会話中にでてくる、日本の記録的大敗をよく覚えてる。というかオールブラックスの強さは異常で、本当に世界王者の風格を持つチームで南アフリカの勝ち目は殆ど無いと思われていたのも事実。だけど結果は…。
真実とは小説よりも奇なり。まさにそれを地で行くストーリー。まさにNHKスペシャルとかで取り上げられるべき話。「奇跡体験アンビリーバボー」なんかでは30分弱で要点がまとまってしまう。
そんないわゆる「この物語は事実を基にしている。(This story has been based on actual events.)」という話を堂々の語り口のイーストウッド節でつづっていく。

この映画を見て自分は、マンデラという人の底知れぬ凄みというものを一番に感じた。赦すと言う行為。殆どの人は疑心暗鬼、本当に赦してくれるのか?と疑ってかかる。普通なら釈放されて、そこから自分が大統領になったら迫害した者たちを迫害してもおかしくない。やっと自分たちの時代が来たと思ったけれど増員を頼んだら白人の自分たちを迫害した秘密警察から応援が来て憤懣やるかたないSP。しかしマンデラは確固たる信念をもっているので彼が執務室に乗り込んできても普通に構えて諭す。また国家スポーツ評議会でアパルトヘイト時代の負の遺産ととらえられている、ラグビー代表チームスプリングボクスを葬り去ろうとする人たちに理を諭す。彼は秘書にもし1票でも相手が上回ったらどうしましたと問われて、ならば民意に従うといったけど、全然勝算がなかったわけでは無いだろう。でなければ、会場内に自分のシンパを置いて連絡などさせはしない。ここでネルソン・マンデラの恐るべきバランス感覚と政治的才覚が発揮されている。彼はちゃんと計算しているし、どうやって勝てるかの確率を上げれるのかきちんと計算している。また物事のスパンを長く捉えることも出来るが、今は積極的に動く時期ということも心得ている。また自分の年齢を考えても道筋だけはつけなくてはならないと。そのためにはどんなことでもやってのける信念をもっている。そしてその事が繰り返し描写されていくのだ。普通27年間も獄に繋がれていれば、荒んでいたり、報復を始めてもおかしくない。だがそうはしなかった、その怒りを前へ進むエネルギーへと転化している、そんな彼の凄味はモーガンによって引き出され演じられたと言ってもいい。そうマディバ(マンデラの敬称)にそっくりで彼から私を演じてほしいとまでいわれたモーガン・フリーマンの演技は力みの無いされど威厳を持ついい佇まいだった。そこもイーストウッド印。もちろんキャプテンのピナールを演じたマットもしかり。

そして今回もクリント・イーストウッド監督は淡々と派手な事をせずに手堅く、演者の良いところを引き出す、結果派手なシーンがあってもベストの演技が引き出され、深い余韻を産む。もう老練の域といっていいけれど、今回もそのイーストウッド節というべき演出で淡々と、しかしダイナミックな物語が綴られていく。

名の在るキャストはモーガンとマット以外には殆どいないけれど、大統領秘書(首席補佐官)の人とかSPチームの黒人リーダー、ジェイソンや白人リーダーの人とかね、皆さんいい演技する。そこがやっぱりイーストウッドのマジックだなと思うところ。そんでパンフに書いていたけど実は息子が出てるとか。音楽にカイルが関わっているのはここ最近の流れだけど、そうかという感じ。そういえば娘さんとも共演してるんだよな。そういう親バカな部分があってもまあいいやと赦せるよ(笑)でオスカーノミネート逃したのはそのせいかなと(爆笑)、まあ今回アカデミーに作品賞としてノミネートされていないのは多分、お話がやはり偉人伝的な部分と役者に頼っているかのように見えたのかもしれない。実のところちょっと説明不足かな?というかやはり話としていい部分が強調されているように見えて、もちろん嫌なところもあるんだけど若干そういう痛い部分が少し薄めに思えてしまうので足りないと思ってしまう部分もあったけど、そこがマイナスなのかもしれない。

しかしこの話をただの深イイ話だと思ってみるのではなく、普遍的なしかも人間力が奇跡をも起こすというその瞬間を追体験するという意味で観てもいいと思う。奇跡 は待つのではなくまさに人事を尽くすという当たり前のことを描いているだけなのに、ちゃんとしっかりとした映画になっているのはさすがクリントとしかいい ようがない。この作品は今年劇場で観るべき映画の1本としてオススメできる。
いや年に1度イーストウッドの新作が観られるとはなんと幸せなことよ。この幸せが少しでも長く続きますように。

「インビクタス/負けざる者たち」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

ちなみにこの作品を観に行ったのは2/11。これは最初からそう決めていた。
何故かはネルソン・マンデラでぐぐってみると分かると思う。
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by tonbori-dr | 2010-02-16 21:27 | Movie

*ラストシュートとはいいたくない。『グラン・トリノ』

ほぼ皆さんいいつくされた感じなので今更付け加えることも無くただただクリント・イーストウッドファンなら劇場で観て欲しい1本。

ファーストシーンで『ジーサス』というのはハリー・キャラハンのセルフオマージュやなと思ったら、帰りに本屋さんで立ち読みした『映画秘宝』でもウェイン町山さんがそう指摘していた(笑)

この映画はそういうクリントの今までの自らの作品の引用、セルフオマージュもあるし、今のアメリカを映しこんでいる部分(ここも町山さんが色々書き出していたので気になる方は映画秘宝の今月号をチェック)も多い。

非常に豊かである一方で実は殺伐とした部分もあるし、またなごませてくれる、ある意味クリントお得意の作品といってもいいだろう。

あとCMで優しく衝撃なラストっていう宣伝文句はいかがなものかと(^^;ちなみに優しくなく衝撃のラストは『白い肌の異常な夜』で決まりなのは間違いない(笑)

男の落とし前の付け方、精神の継承などなど、今までのクリント作品の集大成っぽくも言われているが自分がこの作品を観た時に思った事はこれはドン・シーゲル監督、ジョン・ウェイン『ラスト・シューティスト』だなという事。
映画好きなら腑に落ちる人も多いだろうし、ドン・シーゲルとクリントといえば傑作『ダーティハリー』を思い出す人も多いだろうしタカ派なイメージ的に納得(ウォルトの造形など)するかもしれないがドン・シーゲルとクリントってどこか反骨であり保守だけど筋は通す。それが悪党でも善玉でもという部分がこの作品の中にも底流にある。

またクリントの映画の師匠筋はマカロニウェスタンの大御所セルジオ・レオーネとドン・シーゲルというのはほぼ間違いなく、『許されざる者』で2人献辞をささげているがもしかすると以降の作品も2人とくにドン・シーゲルにささげているのかもしれない。

脚本はこれが処女作のニック・シェンク
彼のインタビューがバラエティ・JAPANのサイトに掲載されている。
バラエティ・ジャパン | クリント・イーストウッド監督が「ひと言も変えない」と守った脚本
これはハリウッドの流儀(お客の反応を見てホンを直すにとどまらず、スポンサーやプロデューサー、そして監督の意向でホンがどんどん書き直されていく)から見れば異例だが設定の変更だけで殆ど手を加えなかったというのには驚いた。それだけクリントにとってはカチっとはまったホンだったのだろう。

クリントはこの作品後のインタビューで俳優の引退宣言めいたものをしていることが報道された。
クリント・イーストウッド、俳優を引退宣言!監督業に専念 - シネマトゥデイ
しかし別のインタビュー記事でこういう発言もしている。
イーストウッド俳優引退宣言、監督専念へ(芸能) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
「もう積極的に自分が演じる役を探すことはしない。いまの映画の役は、みんな若い役者向けに書かれているから」。

特にクリントにあて書きというかクリントが演じるべき役柄があれば作品に出ることは不可能じゃないんじゃないかなと。
個人的にはハリーとしての落とし前を観たい。(それは『SIN CITY』のフランク・ミラーがイエローバスタードのエピソードで描いていたような物語になるかもしれないけれど。ちなみにこのエピソードはミラー自身のハリー・キャラハンへのオマージュだそうだ。)

エンディングに流れるクリントのしわがれたボーカルが切なく染み入る。是非映画館で聴いて欲しい。

余談
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by tonbori-dr | 2009-05-04 23:40 | Movie

クリントの最新作『グラン・トリノ』のトレーラー。

毎度の映画データベース - allcinema経由で、
クリントの最新作『グラントリノ』のトレーラー。
Apple - Trailers - Gran Torino
これはかなり観たいかも。
クリントの最新作というだけでなく、お話自体も彼に馴染みのあるストーリーのようだけど、かなりその緊張感というか空気がさらにキている感じがした。

これは必見になりそうな予感。
日本ではいつになるかな?
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by tonbori-dr | 2008-10-28 00:08 | column@Movie

キャラハン刑事の愛車が赤い稲妻だった件

ダーティーハリーは永遠に
の前に起こそうと思っていて忘れていたネタ。
77歳のクリント・イーストウッド、4年ぶりの映画出演 - 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ
クリントの新作として流布されているプロジェクト名『グラン・トリノ』って
『黄金のヤング・アクション・ドラマ』
というキャッチで放送されていた『刑事スタスキー&ハッチ』の主人公コンビの覆面パトカーの車種。
そこでハリーの新車は赤い稲妻(これもオープニングで走れ赤い稲妻とコールされていた)だぜェなんてエントリをアップしようと目論んでいたのだがまあ先にゴシップ記事がアップされあーあと思ってうっちゃった。

けれどやっぱりもったいないのでうpすることにした(笑)
ちなみにコールサインはゼブラ6でなんか真似をして『こちらゼブラ6』なんてよくやったなあ。

ちなみにファーストシーズンはなんか言えばすぐに発砲する物騒な2人組として描かれていたがさすがにアメリカでもそれは拙いということで後期のシーズンではそれほど射殺とかそーゆうのは少なくなった。

このドラマでMGCのM59やコルトパイソン6inを買った人も多いんじゃないかと(笑)

声優さんネタでいってもスタさんが下條アトム、ハッチが高岡健二というキャストで情報屋のバギーが富山敬さんだった。
今見ると多分少々古臭さが出てくるかもしれないけれどアメリカのバディ(相棒)モノの王道ドラマ。最近コメディタッチの部分(コンビの会話も面白い)が強調されたコメディにふったリメイク映画が製作された。ちなみに「あぶない刑事」もこの路線(マイアミ・バイスも大きいけどバイスも元を辿ればこれだと思う)

キャスト的には後年、バトルランナーを撮る事になるポール・マイケル・グレイザーとか『ダーティハリー2』に出演していたデビッド・ソウル(多分意識したキャスティングであるだろう)などいろいろバディの基本は押さえた面白いドラマだった。
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by tonbori-dr | 2008-03-26 19:53 | column@Movie

ダーティーハリーは永遠に

クリント・イーストウッド監督の新作は「ダーティハリー6」? : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com
クリントが俳優としても出演するというニュースが流れたけど、それが『ダーティハリー6』?という話。記事的にはこれガセじゃね?みたいな流れだけど設定読んでもそうっぽい。

つうかハリーは妻と死別しているんだけどその間に子どもがいたという話はしていない。
だから息子なり娘がいてまあ里子に出されたか死別した妻の親族かに引き取られその子どもが成長して孫がいても別に悪くは無いが、唐突過ぎる。
クリントの性格からしてそういうホンにOKだすかな。
せめて死んだ相棒のデジョルジョの子どもの子どもを血のつながりのないそれこそ友人の友だちとして見守っていたが云々なら信憑性も増すけどね。

というかそこまでは考えてないんだろうけど(ゴシップ紙のようだから)ネタ元が『グラン・トリノ』という映画のタイトルの中古車を映画のスタッフに売った男というこれまた貧弱なネタ元だし)

でもファンの多い映画なんだからせめてガセでもすぐに割れるようなガセでなく夢を見させてほしいトコなんだけどなあ(笑)いや自分の中ではハリーは永遠に不滅なもんで復活するならかっこ悪くでも、出来が悪くともいくけどね(爆)

ちなみに下のネタは信憑性が高いけどちょっと出来すぎなんでまだ真相は藪の中ということで。
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by tonbori-dr | 2008-03-24 23:57 | column@Movie

久しぶりに『アルカトラズからの脱出』が観たくなった。

実録『アルカトラズからの脱出』を知る人に遭遇した | Excite エキサイト
ドン・シーゲル監督がクリント・イーストウッドと組んだ晩年の名作。
基本的にアウトローを描き続けた監督が老境にさしかかりながらも静かなる傑作を産んだ。それが『アルカトラズからの脱出』。

あらすじは記事にもあるとおり脱走不可能な孤島の刑務所から発見されていない3人が成功させたであろうという前提に立って彼らの計画をじっくり追っていく。(実際に再逮捕や射殺、溺死以外の不明者は5名だとか。|アルカトラズからの脱出 - Wikipedia

アルカトラズで全ての物語が進むためもう完全に『男祭り』(笑)
しかもおっさんばっかりでほぼおっさん祭りといっても差し支えなし。
巷でドラマ『SP』男祭り状態と言われているがはっきりいってこの映画の前では霞むよ(爆笑)
渋いおっさんばかりでそっち系が好きな方もどうぞといったところか。

だがいろんな脱獄ものがあるけれどこれほど渋いのはあとどんだけあるだろうか。
すぐには思いつかない。

ちょっと気になったんだけどこのアルカトラズに収監されていたダーウィン・クーン氏は後年クリントのこの映画を観たんだろうか。
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by tonbori-dr | 2007-11-14 23:23 | column@Movie

クリントとアンジー姐さんか!

クリント・イーストウッド監督映画にアンジェリーナ・ジョリーが主演か? - シネマトゥデイ
いやクリントが映画監督としてアンジーを起用するってのはよく考えると別段ありえねーってことなんじゃないけどもなんとなく字面として
え、マジェ?
と思っただけ(笑)
あとallcinemaOlineの記事によると元々ロン・ハワード監督がやるはずがスケジュールの都合がつかないのでクリントのとこにもっていったら話がすすんだとのこと。
とはいえ結構クリントもうお歳でござるのにまだまだ撮るよ~って感じでステキである。
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by tonbori-dr | 2007-03-14 22:05 | column@Movie

*届かなかった手紙-硫黄島からの手紙-

去年に『硫黄島からの手紙』の公開と前後して『戦場の郵便配達』というTVドラマのドキュメンタリー部分が挿入されるプログラムをやっていた。
そしてそこで描写されたのは『硫黄島からの手紙』ではあまり大きなウェイトを占めていない帝国海軍の市丸少将がクローズアップされていた。(実際の物語の中心は海軍航空隊の根本少尉)今から思うとこのTVプログラムを観たのは正解であり失敗でもあった。

この作品はクリントの前作『父親たちの星条旗』と対になっており内容まで対になっている。

無理やりに戦場から引き剥がされた兵士が虚構に満ちた舞台で毎日、友が死んでいっているのに後方でどんどんやり場の無い鬱屈した思いを溜め込んでいく様と戦場での無慈悲さを起こったことを時系列をバラバラにするようにまるでPTSD(心的外傷後ストレス障害)のようなフラッシュバックとして追体験させる。

そして今作ではほぼ時系列どおりに迫ってくる米軍、守備隊の様子、栗林中将による地下要塞構築、そして上陸、逃げ場の無い戦場。そこでの出来事を淡々と描写していく。

やはり予告編のように感動の戦争スペクタクルではなかった。
確かに硫黄島の防衛戦では無数の銃弾が飛び交いそして圧倒的な物量を用いてくる米軍というものを描写しているにもかかわらずこの冷淡なまでな描写は前作に通じるモノがある。

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by tonbori-dr | 2007-01-19 01:24 | Movie

クリント御大の

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硫黄島からの手紙を観ました。
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by tonbori-dr | 2007-01-17 22:51 | Photo