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*ディストピアのパルチザン。『ターミネーター4』

なんだろう、初代『ターミネーター』を観た時に挿入されたカイルのいた世界のスカイネットとの絶望的な抵抗活動。T-1がキャタピラーを軋ませ、ハンターキラーが空を飛びまわりT-600スケルトンが徘徊しレジスタンスを狩り立てる。
そーいうシーンを観たかったんじゃないのか?おまえはと言われると、ああ、すごーく観たかったよ、チクショーめ!と言っちゃうわけだよ(苦笑)

なのでね、割と楽しめましたyo。
そりゃそうでしょ、OPでいきなりの湾岸(パパブッシュの頃のトマホークの映像)戦争の頃に散々TVで見た巡航ミサイルのカメラアイ視点から、A-10サンダーボルトが飛び回り、OH-6からレジスタンス降りてくる様は、そうそうこういうのが観たかったのさというシーンですよ。
そりゃもう間違いない。ただ不満を言えば、それが真昼間ということでやはり抵抗活動は夜陰にまぎれてナンボという人にも、きっちりナイトシーンございます(笑)そういう画はたんまり用意されているわけで、他にも廃墟となったLAでT-600がミニガンでバリバリ、人間を追い立てる。あげくには巨大人狩りロボットハーヴェスターに捕獲した人間を運ぶトランスポーターやハンターキラーとのA-10の空中戦の大盤振る舞いっすよ。
いやごちそうさまでした。

でそういうシーンのてんこ盛りなのに何故心が晴れないの??

つづきます
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by tonbori-dr | 2009-06-18 23:47 | Movie

やはりネゴシエーターのお話は交渉しなくっちゃ。「キル・ポイント」

既にWOWOWで放送されたアメリカのケーブルTV局スパイクTV制作のサスペンスアクションドラマ。
DVDをレンタルで借りてみた。
話は一つの事件を全8話でおいかけるというものでピッツバーグのスリーリバース銀行に武装銀行強盗が押し入るところから始まる。よく統制された動きでカネを奪い銀行を出て逃走車に乗り込む寸前、たまたま居合わせたFBI職員が発砲しパトロール警官も集まって来て激しい銃撃戦となり銀行に戻らざるを得なくなる。
銀行に残った行員、客を人質に立てこもる強盗たち。彼等は元海兵隊の同じ分隊に所属していた仲間でリーダーのMr.ウルフこと分隊長のジェイク・メンデス軍曹を中心とした結束の高いプロの兵隊だった。
メンデスはイラク従軍時に抗命したため不名誉除隊処分となったがそれは部下の命を守る為で、その時の部下達と困窮した生活から抜け出す為にこの強盗を計画したのだがこの思わぬアクシデントにより仲間のラビットが撃たれ、撃ち返した銃弾でFBI職員も重傷を負う。仲間のメディック(衛生兵)だったキャットの応急処置は上手くいったが搬送先で手当のかいもなくFBI食職員が死亡した事から彼等は進退窮まってしまう。一方ピッツバーグ市警はSWATを展開、ベテラン交渉人のホルスト・カリー警部を交渉にあたらせることにしたのだが…。

結構よく出来ているドラマで映画「交渉人」の脚本家チームの一人、ジェームズ・デモナコが制作に関わっているミニシリーズ。正直に言えばラストの〆や途中でお話のテンポがもたついてたりもするけれど連続ドラマとしては力の入った佳作だと思う。何より飽きさせず困難な状況ながらも逃走を強盗団と、犯人逮捕と人質の無事救出を全力を注ぐ警察という構図をMrウルフとカリーを中心にすえて分かりやすく引っ張っている。
日本のドラマでは一つの事件を追う話でも、こういう篭城犯に対処する警察と中に入る人質、そして犯人グループをじっくり8話もかけて描くというのは出来ないだろうなあと思いながら観ていた。

何より犯人と人質は同じ場所にいるけれど犯人と警察をつなぐのは交渉人。要求を聞き時には脅し、時にはなだめ、彼等の考えを読み取るという部分。そこは奇をてらった部分は無く、FBI職員が撃たれた事実を元にFBIが出しゃばり失敗したり、人質の女の子の父親がピッツバーグの不動産王で事件の解決のために色々企てたり、逃げた逃走車のドライバーが他の仲間を集めて救出を試みたり等、緊張感もきっちり盛り上げてくれる。

日本のぬるいサスペンスアクションに飽きたまたは物足りない人は是非なシリーズ。

キャスト&余談
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by tonbori-dr | 2009-06-09 14:07 | TVdrama

*コーエン兄弟の本性見たり『バーン・アフター・リーディング』

先にレッドクリフの感想を書かないと(^^;
でも前作とは違いブラックで可笑しい1作でした。


なんてえ書いたけど、実のところアカデミー賞を獲った『ノーカントリー』と根っ子は同じでした。ただこちらはそれをブラックコメディーにしているところと物語を動かすマクガフィンとして前作ではシュガーという殺し屋が機能してたけれど今回はある一枚のCD-ROM。その違いがあるけれど。

幾人もの登場人物がやがて微妙にすれ違い係わり合い、とんでもない結果になってしまう、多分これまたコーエン兄弟の『ファーゴ』を思い出す人も多いでしょうけど前にも書いたけどおいらまだ未見なんですよね(苦笑)
実は衝動買いしたまままだシュリンクも破ってないという(ヲイ)
そういう人たちのドタバタをある意味ちょっと冷めた目で見つめるという部分が面白おかしくまた衝撃を受けるという。


でも感想を見ると案外評判が悪い(^^;
バーン・アフター・リーディングのレビュー Page1 - 映画のことならeiga.com
Bというのは微妙つうか評判倒れということでファイナルアンサーでしょうか?
結局コーエン兄弟作品というより兄貴ことジョージ・クルーニーが出たことで勘違いした人が多かったようで、裏切られたとかいうのは『オーシャンズ』とかのような小粋なオサレなコメディを期待したがいきなり出されたのが、なんかとんでもないものを出されましたよ、オイオイコレって違くね?みたいな反応っぽい。
あと悪趣味だという人は前作を観ていないのか?と小一時間でしょうここは(笑)

いやまあコーエン兄弟ビギナーだけどこういうオフビート(本当の意味での)で皮肉に満ち満ちたブラックコメディーの小品は納得のいくモノだったし、ああこれでとりあえずシュリンクやぶってファーゴ観なくちゃなとも思いました(笑)

ちなみにクルーニーはコーエン兄弟のその他に2本組んでいてコレを含めてオバカ3部作らしい(笑)クルーニーファンならそこらへんはチェックしていないのかな?

OPからしていわゆるスパイサスペンスなどにありがちな宇宙からのアイ・イン・ザ・スカイから地上の建物にフォーカスインするけれど、そこが思いっきり手抜きなCGなのもワザとだろうし、もうそこでなるほろと感じたのであとは全然OK。多分ココでいけるかどうか試される。だってそういうシーンはあと1回しかないから(笑)

今回初のコーエン組参加となるマルコヴィッチだけど相変わらずこの人なんでも出来る人だわと感心。アルコホリックな元CIA分析官を楽しげに演じている。

クルーニーも自分が観た中で一番情けないし、ピットはピッタリはまってた(笑)ほかにティルダ・スィントンに常連というかジョエル・コーエンの妻であり『ファーゴ』の主演フランシス・マクドーマンドにリチャード・ジェンキンスなどアンサンブルで見せるブラックコメディーの佳作。ちなみにキャストはあてがきであったとか。

ちなみに『バーン・アフター・リーディング』とは読んだあとに焼却せよという意味らしい。『ワールド・オブ・ライズ』とか『エネミー・オブ・アメリカ』っぽくて素敵ですよねえ(爆笑)

そしてエンディングで流れる『CIAマン』これはすげえよ。いやマジで。

なのでこういう作品に耐性のある人なら是非是非。

「バーン・アフター・リーディング」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by tonbori-dr | 2009-05-13 22:27 | Movie

*少し堅いが良いアクション映画-ザ・バンク 堕ちた巨像-

なかなかいいのに今週は『クローズZEROⅡ』と『レッドクリフPART2』が入ってきて順当にランキング圏外へ(泣)

まあクライブ・オーウェンはいい役者だけど世間一般の認知度で言えば確かに低い、また共演のナオミ・ワッツもいい女優さんだけどやはり弱い。

とはいえかなり硬派な話運びながらも見せるトコはしっかり見せてくれる。

物語は国際金融市場の闇の部分。資金洗浄、違法取引で業績を上げているメガバンクIBBC。その違法行為を追うインターポールのサリンジャー捜査官(オーウェン)とNY検事局のエレノア・ホイットマン(ワッツ)しかし情報提供者や証人は消され、証拠は捏造されていく。やっとの思いでIBBCからの汚れ仕事を請け負った男『コンサルタント』がNYに居ることをつきとめたのだが。そこから思わぬ展開になっていくというストーリー。

描写はかなりリアリティに溢れていてプロの仕事を追いかけていくまるでNHKスペシャルのドキュメンタリーを物語仕立てで観ているかのよう。そこに堅さもちょっと感じるのだけれどアクションのスピーディ差はさすが出世作が女の子が走り回る映画で世に出たトム・ティクヴァ監督だけのことはある(笑)
Variety Japan | FILM SEARCH - トム・ティクヴァ
まさか前作が異様に鼻の利く連続殺人犯のお話を撮った人とは思えない(笑)

こういう作品だと往々にして主人公が快刀乱麻に物事をすっぱり断じて話が結ぶのだけれどそうでないのも非ハリウッド系から来た、いやもっと言えば欧州の人の感性か、もし同じ結末というかオチでもハリウッド系ならある程度カタをつけるはずだと思う。そこが好き嫌いの分かれる部分ではあるが、脚本はアメリカ人のエリック・ウォーレン・シンガーの手によるもの。どうもそれまではリライトライターだったらしく、ぐぐっても大した情報は無かった。パンフによるとMTVで放送されていたアニメ『イーオン・フラックス』(シャーリーズ・セロンが実写版主人公を演じた)オリジンのライターをしていて初めて書いた脚本をデビット・フィンチャーが監督して脚光を浴びたとか。でもその作品名は書いていない(笑)なのでやはりお話に欧州の香りをつけているのは多分監督なんだろうな。
Variety Japan | FILM SEARCH - エリック・ウォーレン・シンガー

こっからはネタバレしているかもなので注意!
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by tonbori-dr | 2009-04-14 23:57 | Movie

フジのスペシャル『駅路』はすごかった

ちょこっと観て『世界不思議発見』を観るつもりだったのに最後まで観てしまった(^^;

そりゃすごいわ。
脚本、向田邦子、脚色に矢島正雄に演出が杉田成道。

ちなみに昭和の終わりを舞台にしてて、やっぱりあの戦争の落とし前ってついていないんだなあと。
でも老兵に学ぶことはまだまだあると思うのだが。

つまりはこのドラマの完成度。
もちろん出演者の役所さんを初め、深津ちゃんとか十朱さん、薄幸美人ならこの人、木村多江さんに兵ちゃんこと石坂さんまで、きっちり見せ場を貰って、それをきっちり収めて行く。

で言いたいのは、このレベルで連ドラやってくれれば、多分皆、テレビを観ると思うよ。
もちろん予算、その他キャスト色々あるだろうけど、作っている人たちが、
少なくともどこまでを妥協するのか、妥協しないのか。

その見極めがしっかり出来ていればちゃんとしたドラマってできると思うんだけどな。
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by tonbori-dr | 2009-04-11 23:08 | TVdrama

実は普通に面白い『犯人に告ぐ』

追記:エントリタイトルを『実に面白い「犯人に告ぐ」』から改題しました。

今日の日曜洋画劇場は特別企画でwowow制作の初の劇場映画を地上波初放送。

実はこの映画、公開時にwowowで先行放送やったんで観た人もいるんじゃないかと。
で原作は既に読了。というか映画化される前に読んでいた。
そんで実はDVDも借りて観ていたわけで(笑)なので番外ではなく正統にスルー映画祭り参加枠扱いとして(笑)

で結論から言えば、『容疑者Xの献身』と遜色ない出来だと言ってもいいだろう。
元の小説もサスペンスと警察小説としても良く出来ていたし、内容も原作をよく噛み砕いて入れ込んでいた。
もっとも少々映画では駆け足的な部分も見受けられたが実力派の派手ではないキャストを揃え安心できる出来栄えだった。

少しアップが気になったがまあそれはコレからの課題だし、TVとVシネマの弊害かもしれないが、作劇的にはやはり育っているところは育っているんだなと。

ただこれが『容疑者Xの献身』と同時期に公開されたとして同じようにヒットしたかどうかは正直言って難しかっただろう。

それは宣伝規模とか、仕掛の部分。
実際お話の規模としては広域捜査を扱っている分、実は『犯人に告ぐ』の方がスケールは大きい(笑)
結局TVスポットとかドラマの出演者とか旬のキャストというのは
それほど映画好きじゃないお客さん、ぶっちゃけていえばシネコンに来るのはデートか家族サービスな人々をどれだけ多く引き込める要素なわけで。
そう考えればトヨエツもバリューはあるけれどという事。

そういう外野の(ビジネス上では大事だけど)な部分を引けば遜色ないよという話しだけど、ただ大きく目を引く部分、例えばさっきのアップの話なんだけれどそういうスケール感が上手く出せていないのがマイナスポイントなんだろうなということと、ちょっと作っている側にも迷いがあるのかなと感じる。でも充分映画になっていたのだから、自信をもっていいんじゃないだろうか。

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by tonbori-dr | 2008-11-16 23:22 | スルー映画祭り

ブラッディ・マンデイを観たよ。で、思った事。

まじ『24』チックなのに噴いた(笑)

吉瀬美智子はいいなあ。

そのぐらいかな。いや片瀬那奈とか芦名星とかも(笑)

それよりも日曜ドラマの『SCANDAL』とかもそうなんだけど、あれって『デスパレードな妻たち』を手本にしているとかと聞いた。そういえば先のクールの『四つの嘘』もその系統っぽいな。

となればそれこそ『CSI』とか『コールドケース』とか『プロファイラー』とか出来ねえのかと、
でもそうじゃないけど例えば『鑑識』が主人公のドラマは過去にあるし、迷宮入り事件を追う話もあるんだよなあ。例えば『警視庁鑑識班』や『おみやさん』とか『ケイゾク』だってそうだし(笑)

この辺りリアリティを求めたフィクションとリアルなフィクションなら日本はリアルに走っている感じかな。あとはそうじゃない情とか、バラエティ的なオモシロとか。

個人的には面白い作品ならそれでいいけれど、例えば今関西では『あぶない刑事』の再放送をやってて、今観ても、『うわ舘さんと恭兵さん若けえー』とか『トオル、ガキだあ(笑)』以外にも面白い。リアリティとフィクションがいい塩梅にブレンドされてて、そこにスピード感が加わっている。

そういうドラマって今のタームでは難しいのかなと。1話完結は確かにパターンに陥り易いしあきられかもしれないので冒険しにくそうだけど、そこで例えばアメリカのドラマ例えば『CSI』のようにキャラクターの掘り下げエピソードを挟む事によって世界観に広がりを持たせれば充分可能なんじゃないかなと思うんだけど。

まあこの辺りは秋ドラマの総括でまた別館で書きます。

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by tonbori-dr | 2008-10-27 22:51 | TVdrama

フューリーとチャーリーを間違えていた。

Excite エキサイト : 芸能ニュース:デ・パルマの『フューリー』リメイク決定 :バラエティジャパン [ 04月25日 12時02分 ]

完全に『炎の少女チャーリー』の混同していて、え?息子を探すって????
と思ったがあらすじを某サイトで発見し思い出した。

ちなみにまだTBSが月曜に映画プログラムを流していた頃(荻昌宏さんが解説)で観たのが最初。映画館では観ていなかった。

であらすじ探しで見つけたこのサイトで知ったのだけれど、
※注意ネタバレしています
フューリー (1978) The Fury
『NYPDブルー』のシポウィッツ、『ダイハード2』のロレンゾ署長役のデニス・フランツが出ているのを知った。
全然覚えていない。観覧車が吹っ飛ぶシーンとか目から血が出るシーンは覚えているのに。

今度観ることがあったら気をつけて観ておこう。


IMDb:The Fury (1978)
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by tonbori-dr | 2008-04-25 22:25 | column@Movie

『ごくせん』がウケているようです

Excite エキサイト:芸能ニュース:巨人も見習え! 「ごくせん」高視聴率の秘密とは… [ 04月22日 17時05分 ]夕刊フジ
秘密とか書いているが、これ日テレ久保社長が分析してるだけじゃん(笑)

というか前回の時もどっかで同じような言説を見たことがあるが何処だっけ?

だけどそれだけの理由だけなのか?ってのはある。例えばイケメン不良生徒役目当ての視聴者層はTBSの『ルーキーズ』とかぶる。だがその『ルーキーズ』の視聴率12.2%だっけか?
ソース
【2008年春ドラマ】視聴率ランキング/『CHANGE』『ごくせん3』『ラスト・フレンズ』『ROOKIES』『猟奇的な彼女』
でも両方、初回は観たけれどそんなに違いは感じなかった。
まあ生瀬勝久はいい仕事をしているけれど『ルーキーズ』の浅野和久さんだって悪くなかったよ。とりあえずはコレからの巻き返したけど、やはり花も入るってことなのかなあ。

女性の視聴層はイケメン不良生徒軍団でどちらも稼げる。ドラマ好きの数字は一桁台とは言えそれようにどちらも脇に渋いところを抑えている。とすれば男性視聴層への訴求ってことなんだろうかなあ・・・。
いや吹石一恵はいいと思うぞ。でも主人公が女性でないとダメなんかなあ。
とすると、川藤幸子にして設定変更、佐藤隆太くんは今の一恵ちゃんのポジションで(爆)
ってそれはなんか違うけど、そんなので数字が出ると凄く萎えるなあ。
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by tonbori-dr | 2008-04-22 23:36 | TVdrama

*複眼の目撃者 バンテージ・ポイント

対テロサミットでスペインのサラマンカに滞在中のアメリカのアシュトン大統領。観光名所としても名高いマヨール広場での声明発表をする寸前、何者かに狙撃される。つづいて響く爆発音、そしてさらに混乱の中、演壇が爆発する。

この事件を、ニュース中継のため中継車から指示を出していたディレクター、レックスとそのクルー達。大統領から身を呈して凶弾から守りながらその恐怖感のため休職し、これが復帰初任務になる、シークレット・サービスのトーマス・バーンズ。しっくりいかない家族との間を距離を置いて考え直そうと旅行中の旅行者ハワード。彼らの視点からその23分間が再現されていく。
真実は一つ。だが視点が変われば隠された意図が、目的が、行動が浮き彫りになってくる。ある意味ジェットコースタームービー。このスピード感覚はえろぶろ at ExciteのGun0826さんが指摘しているように人気ドラマシリーズの『24』や『LOST』も確かに入っているし『ジェイソン・ボーン』シリーズの流れを汲むもののとしても捉えることが出来る。
えろぶろ at Excite:バンテージ・ポイント
あと、これもGunさんを初め映画サイトの感想や評論家さんのサイトでも言及されている、いくつもの視点から語られる点において『羅生門』との関連性は薄いよって話は、単純に宣伝文句の一つとしてそれぞれの媒体で語られているけど実際に鑑賞するとそれほど関連性が見出せないからだと思う。あの物語はそれぞれの『証言』によって食い違う事実。いったい本当に起こった事はなんなのかを問う事で人間の危うさ、欲深さ、醜さを抉り出すものだが、この作品では、そこまで情緒的でなく、また3人の登場人物に絞り込まれたものでもない。あくまでもそこで起こった事象を捉えて、そこで関わった登場人物たちがどういう行動(アクション)をとっていたのかという話に終始する。
そこが批評家たちに不評なのかもしれない。確かに各主人公の掘り下げは十分とは言えないが、下手に掘り下げをやってバランスとリズムを崩すよりドキュメンタリータッチに起こった事を描き切ることに終始したのだと思う。監督がドキュメンタリー畑の人と言うことからちょっとそういう部分を想起した。

キャストに関しては実力派ながら何故かいつも地味なデニス・クエイド。いつみても何故か漲っている感じのするデニスもいささか年を召したよねって感じもするがあいかわらず漲ってるので安心した(笑)
同僚ケビンにTVドラマ『LOST』のマシュー・フォックス。そしてこの件にたまたま現場に居合わせ巻き込まれるハンディカムで現場を撮っているツーリスト、ハワードにアメリカの鶴瓶師匠(笑)ことオスカー俳優、フォレスト・ウィティカー。
つうかもう出てきた時から挙動不審。この役に彼を配したことでこの映画は非常に面白くなった。それ以外にも『ボーン・アルティメイタム』でブラックブライアーの殺し屋を演じたエドガー・ラミレスにニュース番組のディレクターにシガーニー・ウィーバーがこれまたらしい演技を披露している。

あまりネタバレになるとこの映画の妙味が失われてしまうので詳しくかけないけれど事象を複眼のポイントから捉えなおすアイデアと『ジェイソン・ボーン』後のアクション映画のいいところをしっかり取り入れた映画としてホンの上手さが(時間の短さも含め)批評家からのウケが悪いと言われてもこの映画は面白いと言える、まさに手に汗握るという映画だった。
ちょっと気になっている人は行っといた方がいいかも。

こっからはネタバレを含むので
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by tonbori-dr | 2008-03-27 23:17 | Movie