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SPEC 結 爻ノ篇覚書(ネタバレ)

ということでもう前になるが爻ノ篇観てきたので一応漸ノ篇と併せての覚書をしたためておきたい。

もっともこの映画、多分映画を良く観る層からは多分酷評の嵐だろうな。
まあその気持ちも分からないではない。
けどこちとら数字だけで評価されるドラマシリーズがよくぞここまでという感慨とキャスト陣の熱演。
そしてそれまでの「ケイゾク」からの流れとか諸々背負ってシネコンにいったわけなので、
その辺りを勘案して読んでいただけると幸い。

っていうか、ファン以外で観に行く人の気持ちがよく分からない。
それは踊るの時も感じたんだけど、で結局2で決定的に…いやそれは今は関係ないか。
まあ何度も言ってることだし。

ということで爻ノ篇


若干ネタバレしてっからね。
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by tonbori-dr | 2013-12-30 00:00 | Movie

例え空が落ちようとも。「007 スカイフォール」

さすがに50周年。ここに007が真に帰還したという、上手いことやったなという脚本だが、さらにもう一つ仕掛けがあった。
さすがにそれには驚いたがネタバレになるので後述する。

で真の帰還って、じゃあ今までのボンドはなんやねんという話になるけれど、そこらへんはコネリー時代にということ。なるほどコネリーにもオファーを出すという話があったのも頷ける。
そういう意味でも今までも007をそこに戻ったかという感じで感慨深い。トムのMIや ボーンの味も取り込みつつ、そこへ落とし込むのかと。なるほど007最高傑作というのも頷けるがいろいろそこが楽しめない人にはちょっとキツイか。だが英国らしい映画だった。
でも純粋なエスピオナージュ映画としては「裏切りのサーカス」の方が上だと思った。でも実は両方ともよく似た構造もってる。と思います。ちなみにタイトルにもいろいろかかってたのは凄い。
タイトルのスカイフォールはラテン語の『"天が落ちても、正義が行われるようにしよう。"』という格言にかかっており、それはすなわち今回ボンドが置かれた状況であり、MI6の立場をも含む。
またその上で、ボンドの生家である、スコットランド・グレンコウにある館の名前でクライマックスの舞台というダブルニーミングになっている。
Fiat justitia ruat caelum
クラシックスタイルを今のスタイルに仕立て直したというべき映画だったね。007はここに原点に戻ってきたということをつくづく感じた1本。
でもこの作品はおいらの好きな007は『ロシアより愛を込めて』なんだなと今更ながらに感じる。でもスカイフォールを楽しむにはゴールドフィンガーを観るのがいいって映画評論家の町山さんがおっしゃってて、それはかなり的確だよなとも。
冒険小説によく使われる主人公が困難に遭い、それに立ち向かい、時には何かを喪失するかもしれないが、困難を克服し、成長するというべたなお話をちゃんとやった映画でした。

余談とかネタバレとか
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by tonbori-dr | 2013-03-09 22:23 | Movie

ベガマンはもぐらを見つけた。「裏切りのサーカス」

「裏切りのサーカス」の感想を書いた気になっていたが、実はツイッターでつぶやいていただけだったので挙げておこうと思う。

今年はスパイ映画が面白い年かもしれない。邦画の「外事警察」、洋画の「アルゴ」。
まだ未見だけど老舗の007最新作「スカイフォール」

もともとスパイ物は作品としていろんなテーマを落とし込みやすい。

ル・カレ御大のこの作品も古びないテーマが内包されてる。
まあ今のエスピオナージュはボーントリロジーとかに代表されるようなアクションも必須みたいなところもあるけど、ここまで冷徹に描ききることが出来るってのはまだまだやれば出来るじゃないとも思う。

もちろん時代設定込みの話になるけれど。そう東西冷戦下のKGBとMI6、CIAが人知れず活動していた頃だ。いや、今ももちろんそうだけど、すくなくともヒューミント(対人情報収集)が頼りの時代ではなく、シギント(通信などを中心とした情報収集)が中心の時代とは違う、人間くささがそこにはある。

特筆しとくべきはタイトルバック。なんというかタイトルは映画の顔。あのタイトルの出方はちょっとぞくっと来たよ。それでもこの作品を観た後だと、このクルーで、「スクールボーイ閣下」や「スマイリーと仲間たち」を映像化して欲しいとも思った。いろいろ説明不足というか性急さもあったけどかなりのレベルのエスピオナージュ。イギリス映画はほんとこういうのが上手い。暗い、しかも救いが無い(事も無いけども)重い話は独壇場。でもジョンブルは武士なみに誇り高き人種なのよね。

ただあの原作をよくぞここまで映像化!という部分と、え?そこはそうするのか?とかという部分があったことも事実。だがキャスト陣の醸す雰囲気や映像は非常にすばらしい出来であった。また追加改変されたシーンも映画的なエモーショナルをおいらは感じた。

とはいえこの作品の原作小説も冷戦下のスパイを活写しているということと、キム・フィルビー事件(実際にあった戦後最大の2重スパイ事件、イギリスの情報部幹部がソビエトのスパイだった)を下敷きにした小説は幾つかあるけど、その中でもスパイ小説の大家、ジョン・ル・カレの解釈をベースとし、さらには自身の創造したキャラクター、スマイリーを語り部にした3部作の端緒としても興味があるなら是非、読んで欲しい1作である。(原題名「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」)変わったタイトルだがそれが劇中で分かるので。ブログタイトルにしたベガマンも同様。

それと、まあ原作しってる人なら知ってるだろうけど、スマイリーの容姿はオールドマンとは違う。だけどスクリーンに登場したとき確かに彼はスマイリーだった。にしてもアレリンは原作で想像してたちよりかなりディフォルメされてるっぽいwそしてギラムは若造っぽいw
ゲイリー・オールドマンの演技は「レオン」や「フィフィス・エレメント」などのテンション高めではなく「ダークナイト」のゴードン警部をより抑制した感じで原作の姿形はともかく雰囲気とか振る舞いはああ、こんな感じだと。最初、ゲイリーのスマイリーで奥さん、ああなるかなあと思ったが、ああそうなるわと思わせてくれる演技はさすがでござった(笑)
出色は情報部の前任部長、コントロールを演じた、ジョン・ハート。彼も想像とは違うんだけど、やっぱりコントロールなんだよね。そこはただただ名優の演技に驚嘆です。

あと古いイギリス車好きにはたまらん画がバンバン出るので英車好きもいくと吉かもしれない。(これはマジ。ギラムのクルマが古いローバーとかたまりませんわ)

先にも書いたけど続編の映像化、実は動き出しているようなんでそこらへんも期待しつつオススメの1本
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by tonbori-dr | 2012-12-25 22:08 | Movie

ボーンの尻尾「ボーン・レガシー」

ボーン・レガシーは実は期待してたんですわ、予告編を観て。
あの「アルティメイタム」の裏側で同時進行でこーゆう事が起こっていたみたいな煽りに(苦笑)そう予告編で今まで何度もやられているというのに(^^;

でもまあ、公開後すぐにツイッターでの噂も聞いてたし、分かっていたけど。なんか、こうトホホ…みたいなね。

でもダメじゃないとは思うんですよネタは。別のサイドからこういうことが!ってのは上手くすれば面白いはず…なんですけどね。アルティメイタムのウラの動きをもっと見せてくれればねえ。なんかあっさり関西うす味かよ!みたいな。いやまあ予告編マジックにやられてしまいましたねw
とはいえアクションの一定水準とか話の運び方はやっぱりちゃんとしているとは思います。

そらよく考えると?だが少なくとも観ている間はふんふんと観せてくれるわけですだよ。そこがすげえ。まあいろいろネタバレになるんでほーって思った設定があったんですが、そこは人によっては突っ込むだろうなあw
いやこの主人公アーロン(ジェレミー・レナー)が被験者となって受けていたアウトカム計画の実験は、うわーこれ漫画チックでハリウッド大作なのにすげーなーと。しかもこれが重要なお話の核になってるとことかがね。これ日本でやったら漫画やんけとなるけど、少なくとも画面観てる間はすげえなというのはセットデザインとリアリティをもたせるための設定の作り込みはお金をかけてるよなと。言い換えるとそこだけなんですが(ヲイ)

主演のジェレミー・レナーはよくやってると思うけど、脇のCIAより上部?の国家調査研究所?NSAよりもこれ上位組織なんだろか?の指揮官バイヤーの位置が分かりにくかったですねえ。そこらへんは結構思惑ありげにCIA長官クレイマー(スコット・グレン)がいわくありげなおっさん(ステーシー・キーチ)を尋ねてのあたりはもう続編への色気にしか。

ヒロインはこのアウトカム計画にかかわっていた研究所のマルタ・シェアリング、演じるはレイチェル・ワイズ。今の007のリアル嫁wwそうダニエル・クレイグの嫁さんなんですがちょっとエキゾチックな感じでイギリス人なんですが東欧系?らしいです。巻き込まれヒロインを熱演。マニラでのシーンが妙にエロチックとおいらの周りではもっぱらの評判です(笑)でもいい女優さんですよねえ。

でもこの作品、もともとデイモンのボーンの続編がグリーングラス降板で流れたからつなぎという話もあったけど、今後どうなるか。つなぎのための伏線も張られたし。まあどっちにしてもデイモンとグリーングラス次第ですが。

とはいえアーロンとボーンという二人が立つには難しいし、なんでしょうねえ、やっぱり無いかなあ。まあこのクロスで続編始動とかいうニュースはありましたけどね、ハリウッドはしょっちゅうそういうニュースがとびかってますんでね(苦笑)
あと物語の基本構造としては「アイデンティティ」の本家取りでもあってやっぱり評価そんなに高くなさそうだし、でも二人だとアメリカを敵に回してもなんか大丈夫じゃね?とか思うので是非、共闘していただきたいということでこのエントリを締めたいと思います(笑)
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by tonbori-dr | 2012-12-09 01:00 | Movie

たけし流仁義なき戦いのようではあるが【アウトレイジ・ビヨンド】

ようではあるがとタイトルに書いてるけど実は前作の方は、どっちかというと「スカーフェイス」っぽい感じがした。
というのも公開前にTVでやったりCSの邦画専門Chとかでも再放映あったりで再見したんだけど、バカヤローの応酬がね、そんな感じをさらに強くしたんだよね。
もっとも「スカーフェイス」は暗黒街の「どてらいやつ」でも最後は「華麗なる一族」的ラストなんだけど。

で今回はそれよりも「仁義なき戦い」側にシフトしたように見えた。いやこれはあくまでもヤクザモノだけどそのお話はファンタジー(ありえないぐらいにぶっとんでる)という意味ではいわゆる実録モノとは一線をまだ画しているんだけど、漂う空気はかなり近い。もっといえば最初の「仁義なき戦い」より続編シリーズに近い空気。

それは大友が広能のように主要登場人物なんだけど、どっか俯瞰している立ち位置に見えるというか。ほら実録ってことで一応の主人公は文太アニイの広能だけども、特に続編とかでは完全に別の人物にフォーカス移ってるという印象じゃないすか、だけどやっぱりシリーズ主役だねって とこは見せる部分が(笑)

なんというか元々北野武監督が、それまでバイオレンス映画が得意だったんだけど、例の電柱激突から内省的になったりとかまあいろいろあって、作風がやや変わったことによる、そういう指向が、また近年ちょっと変わってきたかなあという感じがする。

それはやっぱり北野版「座頭市」の成功があったからかなあという気が。内省的な映画をいくつも撮ってきたけど、やっぱりそういうことよりパァッとしたものを撮るのがなんか楽しいし、意地悪く言えばお金も廻るしねという(苦笑)
そういう意味では、とりあえずたけし映画のドル箱になりそうなシリーズ。いろいろあるので次もあるかもしれませんですなw

ちなみに殺しの博覧会という趣もあった前回よりは手口は少ないが相変わらずの痛い描写は健在。その手のが苦手な人にはオススメできませんのであしからずご了承下さいませ(苦笑)

キャスト
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by tonbori-dr | 2012-12-08 20:00 | Movie

漆黒のシェーン。『ドライブ』

巷で高評価だったこの映画も観たんですが、

取り急ぎ、マン監督にも近い感覚ながらこのDT感痺れますなぁ。あと非常に西部劇ぽい。観といて良かった~。

これはツイッターでつぶやいた感想。
ダークなシェーンって感じ>ドライヴ。シンプルだからこそ突出したキャラクターが映える。いい映画でした。音楽がいい映画に外れなしだなあ。

ツイッター感想より

とつぶやいておりました。
なんというか「ザ・ドライバー」にも通じるゲッタウェイドライバー、昼はハリウッドのスタントドライバーとそのコーディネーターが経営してる工場で整備工。そんな男がアパートの隣りに住む主婦と心を通わすのだが,
彼女の夫が刑務所から出所してから徐々に歯車が狂い始める…。

アウトローがその宿り木にふととまったときに心通わした女性のために命をかけるというのはまさに西部劇でよく語られるストーリーそのもの。
他にも日活無国籍の渡り鳥シリーズもそうだし、なんとなれば寅さんもそうだよね(笑)
ただ作品的にはそういう部分が骨格ではあるけれどすごく禁欲的でドライバーと彼女がデート(子連れだけど)の時も妙に禁欲的(子供がいてもエロスを醸すことは充分できるのに)なので童貞的だなと思った人は多いみたい(苦笑)

抑制をきかせた描写とその反動のようなバイオレンスシーン。そして選曲の妙が光るサントラ。
監督はアメリカ人ではなくデンマーク人のニコラス・ウィンディング・レフン。
初めて彼の作品を観るがやはりアメリカ人では出しにくい硬質感のなかの湿り気が妙に画面に影響している。
そしてタイトルバックが蛍光ピンクなのも印象的。こういう使い方をする人はただ事で無い画を撮れると始まったときに期待が高まったがそれにたがわぬ作品だった。
闇に浮かぶそのサインはいったいなにを意味するのか…。

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by tonbori-dr | 2012-05-28 23:12 | Movie

スチームパンクな冒険活劇。『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』

てなわけで『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』の感想。
今回、2作目にして最大最凶ライバル、モリアーティ教授とのガチ勝負がメインデイッシュ。
原作に対してのオマージュは個人的にニヤリとしたがシャーロキアンにはどう映ったか?ってのは気になった。
ネタバレになるけど前作のキーキャラだった「あの人」の使い方とかクライマックスとかね。

ストーリーは前作の後、ヨーロッパ各地で連続爆破事件が発生。アナーキストの犯行ではないかという世間に対して独自の捜査を進めていたホームズはアイリーン・アドラーを尾行し彼女がオークション会場である人物と封書と引き換えに荷物を渡す現場を押さえるが、その荷物は爆弾だった!会場の混乱にまぎれその人物ホフマンスタールは殺害されアイリーンも姿を消す。だがそれは欧州を揺るがす大事件の序章でしかなかった。

少々冗長だったけど近代版ミッション・インポッシブルというべきテンポをもつアクション映画で推理というよりは古典的な冒険小説の趣。そしてまさにスチームパンク。前作のガジェットもそうだったけど、今回もそういう部分が顕著に見て取れる。
列車での激闘や、敵の本拠に乗り込んでの大騒ぎに脱出。数々の小道具に絢爛たる時代設定。
ちょうど第一次世界大戦前夜でもある世情を上手く取り入れた感じも面白い。
いわば近代の007といった趣なのである。

その題材にモリアーティとの対決をもってきたのは必然かもしれない。「赤毛連盟」や「踊る人形」のような謎解きよりもモリアーティという犯罪界のナポレオンは証拠もほとんど残さずその天才的頭脳をもってして、犯罪をプロデュースする犯罪者。だから小さい証拠を巡ってのやりとりと彼の犯行を阻止する部分がメインとなり謎解きよりもそういう犯罪と闘うという部分がクローズアップされる。そういうところで前作よりスケールアップしたホームズの活躍が描かれることとなった。

今回、実はシャーロックよりも頭脳明晰な政府の役人であるマイクロフト(演じるはアメリカのサスペンスドラマ「BONES」に一風変わった精神科医として印象深い登場をしたスティーヴン・フライ、適役!)が登場した。そしてヒロインとして本国版「ドラゴン・タトゥーの女」を演じて一躍注目のノオミ・ラパスがエキゾチックなジプシーの占い師として事件のキーを握る女性を演じている。
宿敵モリアーティにはジャレッド・ハリス。前作のマーク・ストロングのブラックウッド卿よりアクが弱い?と思ったが案外そういう普通の人ほど恐ろしいというか。なかなかの食わせ者である部分が後半に生きてくる。

楽しいスチームパンクな冒険活劇として楽しく観れる1本。まあしつこいようだけどちょっと冗長だけどね(^^;
あ、それとホームズとワトスンのじゃれあいとかは腐の人がよろこびそうだなあとも思いましたとさww
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by tonbori-dr | 2012-05-23 23:15 | Movie

静かに燃える男『アジョシ』

『アジョシ』観た。
いや予告編観たときからこれは観なくちゃならんなという匂いがしていたが、やっぱりそうだった(笑)とはいえ主演のウォンビンはイケメン韓流スターでかなりの韓流好きでウォンビン目当てのマダムや女性が多かったが、若い人は結構「カッコイイ」という意見に対しマダムたちはもしかするとあまりの凄惨さに声を失ってしまったかもしれない。

でも「殺人の追憶」「チェイサー」や他の作品でも描かれてきた韓国映画の暴力描写は時に痛い。
そしてこの『アジョシ』でもそれは遺憾なく発揮されていた。

もちろんただ痛いだけでは無い。ちゃんと話に筋を通すための暴力描写であるから主人公テシク(ウォンビン)の深い悲しみ、怒りが伝わってくる。

もちろん最初のソミ(キム・セロン)とテシクとの静かな交流もしっかりと描写されているのでいるからなんだけども。

そういえば邦題「マイ・ボディガード」というタイトルで公開された「Man of Fire」を思い出した。状況とかは違うけど鬼畜な犯人に囚われた少女を救い出すために(それは自らの心をも救済することになるのだけれど)単身で戦いを挑む男という共通性があるが、公開時は結構この映画買ってたんですけれど、今はダントツにこちらですね。

最初は監督の想定では主人公は隣にいるありふれた中年男という設定だったそうだけど(ソン・ガンホとかキム・ユンソクとかだろうか?)シナリオを読んだウォンビンが役を熱望し、それに打たれた監督が応えたというけれど、それだけに鬼気迫るっていうのはこういうことだよみたいな。

アクションの組み立てもよく、組織の殺し屋役タナヨン・ウォンタラクンとの一騎打ちとか見せてくれる。
実際いい感じにお客さんも入ってるみたいなんだけれどもっとボンクラ系男子は観に行ったほうがいいよな1本。

『96時間』並にシンプルなプロットだけどだからこそ無駄の無い動きと話の組み立てと俳優の演技、それらが堪能できる良作だった。

但し凄惨な描写が苦手な方にはオススメできませぬのでそこはご了解を。

「アジョシ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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by tonbori-dr | 2011-10-10 00:02 | Movie

敵は空からやってくる。「世界侵略:ロサンゼルス決戦」

『世界侵略:ロサンゼルス決戦』観た!
『スカイライン:征服』が異星人による侵略をまったくの一般目線から捉えた作品ならばこちらは侵略を徹底的に軍隊目線で捉えている。ただし国家という枠ではなくそれに直面した小隊を徹底的におっていくことで描いている。

まず最初に思ったのはこの映画が作られたときに言われていたコンセプト、『ブラックホーク・ダウン』meet『エイリアン』。まさにそういう話ではあるが実はエイリアンとかそういうは置いといて、ようするに『ブラックホーク・ダウン』みたいな作品を作りたくともどうしても現実をベースにするとそこにイデオロギッシュなモノがついてまわる。なので宇宙からの侵略者にしてみましたということなんだろうなと。そうする事によってそういう話にせずに単純、エイリアンに攻め込まれた地球人の軍隊として最前線で戦う男(一人姐さんがいますけど)たちの熱い話を描きたかったんだなと思った。

とはいえやっぱり仲間は見捨てないとか異星人マヌケじゃね?とかそういうのが鼻につく人にはオススメできないし、そもそも宇宙人とはいえそんなにバリバリ殺すのはいかがなものかという(地球人が虫けらののように殺されていたとしても)オススメできかねる。

と、kiyotayokiさんが、エントリにもお書きになられた批判的めいたことから書き出したけれど、おいらも個人的には極限状態の『駅馬車』プロットっていうのは非常に好きでありまして、仲間が傷つき倒れても前に進むというのは好きなんですよ。だからこの作品を大いに楽しめましたよ、ええ。そういうのが好きな人にはオススメできますね。もう全力でww

とはいえスカイラインとこの話を上手く融合させてその上で脚本に纏め上げられる人がいれば凄い傑作がうまれたかもなあとか…、でもそうならなかったのでそれはしょうがないのねとは済ますには2つの作品は同じ題材を扱いながら両極端でほんと融合していれば超凄いのが出来たと思うんだが。

でも、ミシェル姐が活躍したんでもうそれだけでいいよ。マジで。
しかし海兵は『最強!』『ウーォ!』はレインジャーの掛け声だけど、『退却ノー!2-5!』ってのは初めて知りました。まあまだまだ知らない事がおおいですわね。
でもオチはちょっと…。ムリクリにオチをつけなくとも。ラストにアレをしたかったからだろうけど(^^;

キャストでは主人公のナンツ2等軍曹にアーロン・『トゥーフェイス』・エッカート。ダークナイトでは正義の検事デントからヴィラン、トゥーフェイスに闇堕ちしてバットマンと対をなす重要な役を演じた彼が『ハートブレイクリッジ』でクリントが演じたようなベテラン下士官を演じている。ややもすると型どおりな役柄だけどやっぱりこういう役は実は無骨な役柄の似合うエッカートにぴったりかも。他はミシェル・ロドリゲスが途中で小隊と合流する空軍の特技下士官役で登場。あいからずの『アタイ』っぷり。アタイ女優としての本分を遺憾なく発揮していた(笑)他に一般人やくでブリジット・ミナハンとマイケル・ペーニャがでてるんだが、地味に活躍しているイムレイ伍長はプライベートライアンの狙撃手バリー・ペッパーを思い出すくらいにいい仕事してんのに無名に近いのでパンフに名前なし(苦笑)ウィル・ロスハーっていうらしんんでメモっときました(笑)ちなみ作中ではかなり有能。ナンツの背景も知った上で徹底的に反目するわけでなくちゃんとサポートもする、職業軍人を好演してたのにね。

『ブラックホーク・ダウン』が好きな人にはオススメできる映画でした(反対に言えばそうでない方にはオススメできかねます(^^;)

よくよく考えると今の世界情勢が産み出した映画だともいえる。この映画での戦場は市街戦。そして今アメリカがテロとの戦いとのことでアフガンやイラクに真っ先に派遣されたのは海兵隊。そういうことでこの映画も立派に現代を映している。

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by tonbori-dr | 2011-10-09 16:41 | Movie

殺しの国のアリス「ハンナ」

そんなわけで美少女キリングマシーンな「ハンナ」観てきたよ。
ちょっと微バレというか観てきた印象で語るのでそこは皆様、よしなに。

物語はフィンランドの原野で、サバイバル技術、格闘、射撃などキラーエリートとしての技術を叩き込まれた少女ハンナが外界に飛び出て自らの宿命に向き合うお話だよ。以上。
と、ざっくり語ればそういうお話なんだけれど彼女の父で元CIA工作員エリックにそういう技術を叩き込まれ、外界に飛び出るんだけどなんだか、パンフのあらすじだと彼女は父にミッション(任務)を与えられているという書き方に。
でもよくよく観れば、エリックは出て行くためのトリガー(ビーコンのスイッチ)はハンナに渡しているし、出て行って欲しくないとさえに見える。だから後々のエリックが放つ台詞につながるんだけれど気がついていないのかな?

ハンナの一般教養は1冊の百科事典と母の形見のグリム童話。そのため外界で触れるものは珍しいものばかり。ここらへんはフィンランドの原野と彼女が連れて行かれたCIAのモロッコにある秘密基地から抜け出した後の光景の多様な音の重なり合いが「音楽とは音の集合体で感情を表現するもの」と急速にリンクしていく。特にモロッコでの安ホテルで家電製品の不協和音にマシーンのごとく行動できるハンナが狼狽する様は調和がとれないことに実は弱い繊細なか細い糸のような部分を垣間見せるシーン。ただちょっと過剰に感じたけどね(笑)
ただそのモロッコであったツーリストの親子と特に娘とハンナの交流で、彼女に歳相応の表情をつけていくことになる様は良かったし、彼女を追うCIAのマリッサ(ケイト・ブランシェット、快(怪?)演)と追跡者たちの醸す不協和音とあいまってなかなか見せるなと思った。

アクションシークエンスはコレオグラファーがいいのだろう、ちゃんとしているけども演出として?な部分は無きにしも非ず。そこが残念。いや非常に残念(苦笑)ただ全部アウトではないので微妙な感じでござる。

それと音(音楽)の話で言えばケミカル・ブラザース。結構ファンも多いみたいだし、だいたいの人が高評価だったけど…、すまん何故かあんまりケミカル、ピンとこない?なんでだ?いやまあこれは個人的な趣向の向きなんで。でもBGMとの後半のシンクロ具合とかは半端なかったからわるくなかったですよ、ええ(笑)個人的にケミカルがピンとこないだけで(^^;

シアーシャ・ローナン、なんかこう無垢で透明なイメージが上手く作用してるなって気がしたけど、やっぱりマリッサ・ウィーグラーakaケイト・ブランシェットでしょうな。病的までに潔癖症できちっとそろえられたデンタルケア用品に歯を磨く描写、ありきたりではあるが貫禄のある人がやればこんだけ説得力を持たせれるのか!いやまさに貫禄の怪演。

で父と娘、母と娘という部分が織り込まれた少女の成長譚にみせつつも、そこに大人の童話というオチをつけるという。ライト監督の作品は正直これが初めてだけど、彼のフィルモグラフィー的にいっても古典文芸が多いそうでそっから考えてもなるほどな作風だった。

そうだなあ実は「崖の下のポニョ」もこういうお話になる可能性をはらんでたよみたいな。
そういうダークファンタジーでござった。

蛇足として冒頭にハンナが使用している拳銃がルガーP08。後半で普通の拳銃も出ているんだけどあのシーンだけは時代がよく分からなくなる。どこか御伽噺めいたファーストシーンにはぴったりな拳銃だった。
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by tonbori-dr | 2011-09-25 14:35 | Movie