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お知らせ

当ブログのエントリ「宇宙のイシュタムが完結したことについて」が、
BloogerのWeb-tonbori堂アネックスに移植した記事を被っているので公開停止とさせていただきました。
もしよければWeb-tonbori堂アネックス:のエントリ『tonbori堂漫画語り『機動戦士ガンダム「宇宙のイシュタム」』(内容はこちらのエントリをベースに加筆修正したものです。)をお読みくだされば幸いです。
重ねてよろしくお願い致します。



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by tonbori-dr | 2017-08-06 18:14 | Webtonbori堂

今年の最後に『この世界の片隅に』より

今年の最後にブログエントリとしてこの映画の話を上げておきたいと思う。
なんだかんだで全然エントリをアップしてこなかったがTwitterをやっているとどうしてもあちらのでアウトプットが多くなり、しかも同時にインプットもあちらが多くなるためにブログに手をかける余裕が無くなっていったのであったが、それと同時に世の中の電脳空間が短絡的かつ監視化が進んだようにも感じた。
とは言え『この世界の片隅に』は積極的にSNS、Twitterなどの展開で波を起こした作品で、これは良い例として記憶しておきたい。

実のところ、クレジットに名前こそ出ていないが一番安いコースでクラウドファウンディングに参加し、すずさんからの手紙を4枚頂いている、いわゆる制作支援メンバーズの一人としてはこのヒット、本当に嬉しい話でこの年末の締めのエントリとしてこの作品をご紹介できるのはまったくもって慶賀の極み。

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物語は広島は江波のすずさんが、呉の北條の家へ嫁ぎ、戦時下の日常がつづられる。

まず8歳の頃のすずさんが描かれ、その後18歳になった、すずさんが呉の北條家に嫁ぎ終戦に至るまでの時代をしっかりとした考証をもとにアニメーションならではの再現を施された作品となっている。

当然呉と広島の話であるから8月6日に何があったかも描かれているが、それは劇場で確かめてほしい。そして呉は東洋一の軍港であったために毎日のように空襲を受けていたが当然のことながらそれも描写されている。と、書くと戦時下のと身構えてしまう方もいらっしゃるだろうが、決してそれだけの作品ではなく、いやもっと言えば本当に日々の暮らしと人は一人ではいられないという当たり前のことを描いた映画。心にじわりと染み入る、そしてちょっと暖かくなる。いろんな想いが湧き出る映画です。

そもそも観た映画をあまり、強力に推すことはないんだけれど(それは個人の趣味もあるし、それぞれの嗜好に合致しない場合もあるから)、この作品に関しては、出来れば一度でいいのでスクリーンで観てほしい。映画を観ることは誰かの人生をそっと観ることでもあるのだけれど、大きな冒険や手に汗握るスペクタクルがあるわけではないけれど、『この世界の片隅に』生きているのは私たちもなんだと分かると思うから。なのでぜひぜひ、新年にスクリーンに足を運んでいただければ幸いです。


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by tonbori-dr | 2016-12-31 14:52 | column@Movie

ヤマト2199第七章を観て。(ネタバレ)

リメイクされた「宇宙戦艦ヤマト2199」
第七章観てきましたよ。

元々今更ヤマトリメイクかよとか思っていたけど、第一章冒頭10分の冥王星沖会戦(海戦)でがっしりつかまれてしまったので、ずっとおっかけてた。

まあ一応、説明臭すぎるとか、辻褄あわせじゃないけど、そっちを優先で若干盛り上がりにかけるとかいろいろ問題点もあるし、またそこが許せんとか、他にも諸々で許せんという方もいらっしゃるようだけど、それを考慮しても、よくまとめたなという事と、いい着地点を見つけたなという部分で肯定したいと思う。

まあちゃんと伏線も活かしてたしね。(もっとも投げっぱなしのもあるけど、それは本編の帰結になんら影響を及ぼさないので無問題)

ただし続編については、個人的には是非観たい。まあこの結末だったらできへんやんとか、この後ヤマトあないなってしもうてどないするねんとかあるようだけど、実はこの後2199ユニバースとして新展開できるってことなんだよと。もちろんガトランティス(2199にもガミラスと覇権争いをしていたという形で出てきた)でもいいし、暗黒星団でもいい。話だって2201とかでなく2203とかちと間をあけてもいいじゃないのと。

その上今回、非常に面白いお題が続編に託された訳だし、出渕監督はやる気持ちは無いということを以前におっしゃってたわけだけど(外伝には非常に乗り気らしい、まあガミラスのあの描写を観ればさもありなん(笑))監修というポジションで別の人が舵取りをすればいいんじゃないかと。

その中での新地球防衛艦隊とか、ある意味、艦隊戦ってのを描いて欲しいもんだなあと。さらばや2のように拡散波動砲でボカーンの後、圧倒的な白色彗星によって蹂躙という大味なものでなく、またたった1隻の戦艦がそれこそ波動砲で敵を殲滅するでなく七色星団のような作戦行動とか描けるんじゃないかと。

さすれば結構そこに人間ドラマがまた生まれてくるんじゃないかと。まあ毎年夏になると東宝の戦争モノとかをぼんやり観ていた人は思ってしまうわけなんですねえ。

でいろいろあったけど第七章を観るに、このスタッフならそれいけるんじゃね?とかまあそう思ったわけです。
先々はそれこそ出渕監督の「神のみぞ知る」やけど、ちと期待したいですね。

具体的にネタバレしてますが
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by tonbori-dr | 2013-08-26 23:37 | anime&comic

美しき異形『風立ちぬ』

みんな、もうあらかた巡回してるブログでは意見が出尽くしているようで、
そろそろ自分の感想もまとめておこうかと。
で、観たあとのツイート
「風立ちぬ」観てきた。こらあなんていうかモデグラの時の趣味の妄想漫画がこうまでなるかと驚いた。なんというか枯れてるのに生気に溢れてる。不思議なものを見たよ。「崖の上のポニョ」より数倍振り切ってる。

とにかくコレに尽きる。当該掲載誌は持ってないんだけど(すぐに単行本でるだろうと思ってたのが、なかなかでなくてやきもきしていたが、実は鈴木Pの陰謀で映画化が進んでいたのだ!(笑)
その時は、宮さんの趣味の妄想漫画でしかなったわけだ。
その妄想漫画たちは1度映画になっている。それは今回と同じく飛行機が主軸になっている「紅の豚」だ。
公開当時、今回の主役の声を務めた「庵野さんがパンツを脱いでない!」という発言をしたのは知ってる人なら知ってる話。ようするにポルコは豚なのにカッコつけてる。全部をさらけだしてないというのだが、それを思うと今回の「風立ちぬ」は庵野さんまだ全部おろしてないけど思い切ったと。こういうのを作れる70歳はいないとインタビューなので語っていた。

まあ内容に触れてるんで直接的にはネタバレしてないけれどそこらへんはよしなに。
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by tonbori-dr | 2013-08-07 23:18 | Movie

ヤマト2199新OPについて【ネタバレ】

一応ネタバレというのは、その件の新オープニングがこれまでと、これからの場面シーンのバンクを使って曲にあわせてつないだ物だから。
ようするにこれから出てくると思われるシーンも一部混じってるわけで。まあ大体がこれまでのシーンを使っているんだけれど。

でも問題はそこではなくて、これまで歌手はささきいさおさんから変わったがささきさんも含めたスーパーユニットとして旧作のテーマソングを使っていたのだが、物語も中盤を越え、2クールアニメではよくある新OPをいれてきたんだけど…まあ正直アップテンポのロックナンバーなワケですよ。しかもあまりヤマトの内容とも関係あるとも思えない感じで。

まあこれまでも内容に関係ないアニメOPなんぞ星の数ほど合ったし(ちなみに90年代?あたりからの流れだと思う。)そこで目くじらたててもなあと思うけど、今回は前期OPでわざわざ旧作テーマをつかってたわけだし。エンディングは旧作「真っ赤なスカーフ」を使わず最初は中島みゆき作詞、中島美嘉ボーカルとかその次は新しい女性ボーカル曲をつかってるわけで、それなら個人的には問題なかった(問題視している人もいたけど、まあそこまでビジネスからの要求を拒むのはあまりにも。どこかで妥協は必要かと思う)でも今回のは初手から旧作のOPを聴かされて、それに馴染んでしまっているというのもあったし、旧作のなぞったエヴァの(こういう言い方もいい加減アレなんですが)庵野監督によるコンテのOPとの相性も考えると今回のOPは若干どうだろうかと正直感じた。

物語は16話からますますヒートアップしていくので(もちろん旧作の山場であったあの会戦も含め)ほんとうに毎週楽しみに観ていただけにこういうことで興がそがれるのは個人的には残念でならない。

まあこんな場末のブログで吼えてもどうかなと思うけど、これからも観るけど、OPにももしかしたら慣れちゃうかもしれないけど、それはOPがいいからじゃないのであってこれは歌ってる彼らと観ている自分にとっては残念なことだ。
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by tonbori-dr | 2013-07-21 18:31 | anime&comic

今宵、水の星を杯にして、もしくは星の道標。「翠星のガルガンティア」

まあこんなタイトルを考えたのはこういうエントリを読んだからだ。
404 Blog Not Found:ロングピース社への対義提言 - 作評 - 翠星のガルガンティア
先ごろ最終回を迎えたアニメ、『翠星のガルガンティア』。
このアニメのシリーズ構成を(脚本は初回と最終回を担当)『PSYCHO-PASS サイコパス』『魔法少女まどか☆マギカ』虚淵玄が担当しているということで、最初から気になっていた。
先のクールは深夜アニメでメカ(ロボットモノ)がいくつかあったが正直最後まで観続けていたのはこれだけだった。
マジェスティックプリンスは心がときめなかったし、ヴァルヴレイヴは3回まで観たがドロップアウト(^^;
ちょっと脱線するけど、ヴァルヴレイヴは3回まで観て、なんじゃこれえええになったけど、若い人は突っ込みながらも楽しんでたり、ドンデン返しとかそういうスピード感溢れるストーリーでもりあがっているようだ。自分はまったく分からないけれどもしかするとコレが今のトレンド最先端でそれならそれでもいいと思う。
まあ単純に自分には合わなかっただけで。
こっからは適時ネタバレもいれつつ。

とガルガンティアだが、最初はヒディアーズという『トップをねらえ』の宇宙怪獣みたいなの?とずっと戦争をしている人類側の戦士、レドが人類側の命運をかけた戦いでワームホールみたいなの?で撤退作戦の殿(しんがり)を務めてたときにそのホールが閉じる際の時空間のねじれで遠くの星系へと飛ばされた。人型兵器チェインバーととも長い時間漂着し、人工冬眠から目覚めた先はある惑星だった。その星は表面すべて海に覆われ変わり果てた人類の始祖の星たる地球。そしてそこには大きな船団を組んで生きている人類の姿があった。というあらすじ。

ネタバレもしていますよ。
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by tonbori-dr | 2013-07-14 00:17 | anime&comic

今頃ですが『PSYCHO-PASS サイコパス』について

今頃なんだけれど、ちょっと前のクールで最終回を迎えたアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』についてちょっと思うところを書き留めておきたい。

お話は未来の日本。そこはシビュラシステムが人々の心理状態を計測しPSYCHO-PASS サイコパスという値であらわし犯罪を未然に防ぐ。警察官はそれを瞬時に判断し執行できるドミネーターという銃を持って犯罪と戦っていた。そんな犯罪は未然にふせがれているはずの社会で次々起こる事件に立ち向かう刑事たちのお話

とまあざっくりいうとそういう話なんだけど、普通こういう話だとだいたい、監視システムのシビュラがまあヤバイものだったり、それを操る存在、それは巨大人工知能だったり狂った博士だったり、為政者の都合のいい支配システムとかまあいろいろあるけどそんなもんと戦うゼになりがちだけど、放送前に、そこにはいかないと明言されててどうするのかと思ったら…

ダーティハリーmeetルーキwithブルースチールでしたという。
刑事モノの映画が好きな人ならこれで大体分かってもらえると思う。
いやわかんねえよという人もいるだろうからまあざっくりと言うと主人公の狡噛慎也は元々サイコパスの犯罪係数が高い潜在犯と呼ばれる人物ではなかった。そういう係数の高い人間からそれを追う執行官という連中をとりまとめる監視官という役職でありながらある事件に関わり犯罪係数が上がり執行官となった人物。彼が追う犯罪を起こさせそれを観察し、自らの目的のために操る男、しかもその犯罪係数は低く免罪体質と呼ばれる特殊な人間、填島。彼らはどちらも「殺人者」である。この構図は幾度と無く繰り返されたフォーマットであり西部劇、時代劇でも繰り返し描かれた同じ性質を持つ人間同士(やることは真逆だが)そしてそれの代表作ともいえるのはやはり「ダーティハリー」のハリー・キャラハンと連続殺人鬼のスコルピオだろう。

特段「ダーティハリー」を目指したわけじゃないだろうが結果的には狡噛と填島、この二人の対決はやはりハリーとスコルピオを想いおこさせるに充分であり、オマージュになっているなという感じを強く受けた。
となると狡噛の相棒であり上司でもあるが物語り上「ルーキー」の常守灯。
そうハリー・キャラハン演じるイーストウッドが出演した「ルーキー」という映画はハリーを演じたクリント・イーストウッドが新人刑事のチャーリー・シーンを一人前のデカにしていく話で、実は色々アレなところもあるけどクリントファンなら外せない一本。結末も含めて彼女にはルーキーを強く感じた。それプラス彼女にふりかかってくる試練を思わせるのは「ブルースチール」だろうか。
連続殺人鬼にストーキングされ彼と対峙する女性警察官の話でこれも「ダーティハリー」の合わせ鏡になっている映画といえよう。

そういう風にいわばクラシカルな装いさえ感じる二人の対決と観た。もちろん未来の管理社会ディストピアテーマもあるけど、それは舞台仕掛けであくまでも相容れない人物の対決という点では、一種「ダーティハリー」のさらに雛形になっている西部劇や中世から続く決闘モノということが出来るかもしれない。

ただディストピア(システムによる管理社会)が伏流するとそっちとの対決、もしくは二人の決闘をそれに委託したくなる。でも実は二人の戦いはそれにもかかっている。

狡噛と填島の対決はシステム(シビュラと呼ばれている)によって阻止されようとする。だが二人はそれを互いに良しとせずあくまでも対決しようと動く。それはシステムからの逸脱であり反逆である。もちろん殺しあうという結果が良しとされるかはまた別だが、少なくとも二人は決闘する自由を求めるために抗った。

対してルーキー常守はあくまでシステムの中で出来うる反抗(レジスタンス)を選んだ。そういうバランスはちゃんと取れていたと思う。

閉鎖されたディストピア世界でのお話だけどあくまでもクラシカルな話が展開し魅力的なキャラクターも多いのでまだまだこの話は続くのではないだろうかと思わせる作品だった。
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by tonbori-dr | 2013-06-27 23:25 | anime&comic

ちょっと押井監督がガールズパンツァーに申していたので

ひさびさのエントリ。しかも下書きなしてざっと書きなぐっておりますのでよしなに。

最初に目にしたのはこのエントリだった。
押井守監督 「ガルパンが突然人気が爆発したのかいまだにわからない」「ガルパンってけいおんの戦車版でしょ?」|やらおん!
でそのソース元エントリは、
押井守のガールズアンドパンツァー語り - 基本読書
ああ、やっぱりなあと思った。押井監督はまずガルパンを観てないだろうし、(というか基本的に他人の作品を観てるのかどうか、あんまりアニメは観てなさそうなんだよな、あ、これは個人的な見解です)一般的な感想を求められたらそらそういうでしょとは思う。
ようするに経験則からくるヒットのある程度の方程式みたいなもの?まあそんなものを揃えてもヒットしないことも多いけど、それでもコレとコレがあればヒットするみたいな、まあ押井さんも天下の負けず嫌いだからそういう話をしたんだろうと思う。

けど、自分も実はちょっと気になってるところがある。一応おいらはガルパン観たし、面白いなとも思ってるが、若干ひゃっほおおいとならないのは、いや戦車ってそんな甘いもんじゃないんじゃないの?というそれに尽きる。もちろん実際の戦車に乗った事は無い(いいとこ装甲車止まりです)けど、細かいことが気になるのがおいらの悪い癖。
まず砲弾。相当重いです。そして旧式な戦車だと手動で砲弾を装填、尾栓を閉じなくちゃならない。アニメで重そうにうんこらせとやっててもいやそもそもそれ本当に出来るの?というエクスキューズが先に立ってしまう。それと何をするにも戦車は重い。まあそれは宮崎監督からの受け売りなんだけども

泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート

宮崎 駿大日本絵画

これこそがブラックハヤオの妄想力。こっち系全開の黒ハヤオの映画も観てみたいもんだが。

スコア:


まあこの本とか、同じ出版社から出ている「雑想ノート」、他小林源文先生のマンガとか松本零士先生の戦車の描写を観過ぎているせいかもしれない。
とかく戦車は重いもんで少女のか細い腕でうごかせるのと?もちろん鍛えてる女性ならいけるかもしれんけどガルパンのキャラクターっていわゆる美少女でそういうもんじゃないですやん、みたいなね。

だからといってガルパンがつまらんわけでなく、ああこれほどマニアの琴線をくすぐるとはなあというのもある点からは分かる。実際面白かったし、それは戦車の戦い方がリアルだったり、少女たちの機微がちゃんと描けてたりとかの部分なんだけど、だからこそ何故に戦車?みたいなのはね、喉のささった小骨みたいな感じでありました。これはもう自分の趣味の遍歴の積み重ねだからしょうがないなあと。そらもうン十年のモノだから(苦笑

あ、戦車の厳しさを体感したかったら「パンツァー・フロント」ってゲームがオススメです。

PANZER FRONT bis.

エンターブレイン

スコア:


既に生産が終わってしまったPS2専用だけど、これ固いよーあらゆる意味で。
これをやるとⅣ号であそこまでというのがどれだけ凄いことか体感できる。っていうかパンターとかティーガーの恐ろしさを実感出来る。
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by tonbori-dr | 2013-05-10 23:34 | anime&comic

世界は反復される『009 RE:CYBORG』

観た感想は、生真面目という印象の1本だった。

一言で言うと元々押井さんが監督する想定がなんか、いろいろ駄々をこねて?結局犬とジョーと年老いたフランソワーズだけとか無茶を言ったとかいわないとか。それはそれで「天使の卵」再びなになりそうな予感もする。とりあえず観客はおいてけぼり必至。まあ小品として実写なら目もあったかも?とかも思わないでもないがアクション映画とか、エンタメSF映画が求められる009としてはそれは難しい。

で、押井さんの弟子といってもいい神山さんの押井力(ちから)が発揮された脚本は押井さんが攻殻機動隊GITSの時に監督したら、多分こうやってくるだろうなあというのも感じられるホンだったと思う。
割とくそみそに言われているという話も聞いたが、結構嫌いじゃないよこの映画。でもいろいろと生真面目で固い。なんというか、ちゃんと説明をしていたり、語らせたり。そこはもっと放り投げてもいいんじゃないかとか、009の懐かしい服に着替えるとか(これ異論もあるし実は色々な点で全員が着替えてないのだ、でそこを問題にしてる人も多い)、うっちゃっても良かったのに。
もっとヱヴァよろしく放り投げても良かったかも。まああっちは放り投げすぎ、考えなさ杉。だけどね(笑)あ、いっちゃった(^^;

009は基本的にブラックゴーストと戦うという前提があって、それが成立させられるんのかっていうのが押井さんがこの企画の前に3Dテレビのデモつくる事になってそういってたように思う。でそれは倒したけども世界の戦いっていうのは止まないということで有事の際は再結集してというアウトラインが提示されたわけだけどようする国際救助隊なわけですよね。でも敵はどうするのかと。こういう作品で一番困るのは敵。敵が設定できればアクションエンタメはほぼ決まる。でもこの時代に敵ってなんだ?ってことで、アメリカのようにあっちこちで世界の警察を自認して戦争しかけてズタボロになってる国とかならいざ知らず00ナンバーサイボーグが戦うという設定って、これすごく難しくないかと。そこに仮託して何を語らせるというのも含め。

それを考えれば神山さんの回答は有り得ると思うし、目の付け所も悪くない。ただあの時間内で納得させられるか、そうでないかということで。答えは半々だったんだろうなという事が、この映画の評判を分けてるんだろうな。
神山さんも単純に悪党がいてそれを叩きのめす話は充分に作れると思うんだけど、攻殻S.A.Cの3作を経てそこには戻れないというか、そうじゃないだろと、で、「東のエデン」で敵を「空気」というものに設定し戦いをいどんでしまった神山さんとしては普通の「敵」に仮託することがもうできなくなってしまったと。そこは押井さんがいろいろ作って来て基本的には探す男モチーフを変質させながらもそこから変えられないのと同じだなあと強く感じましたよ。
だけど反復されてもやっぱり神山さんは神山さんなので、例えばまだこの先はという?をおいってったので、ここから先何をっていう部分はまだ観たいなとは思ってますが。

表現部分についてはこのCG?だっけかな。これはだいぶんいいんじゃないかと。ただTVスケジュールに下ろせるのか?って部分と(テクニカルな部分)まだ表情の揺らぎが固い部分への解答がないなあって部分でしょうか。ゴティックメードではその部分が出来ないってことで手書きにシフトしたとのことだけどそれはだいぶん前の話なんであともう一歩かなあという部分ではCGスタジオのサンジゲンさんの今後には注視したいっすねえ。
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by tonbori-dr | 2013-02-23 15:55 | Movie

ゴティックメードはFSSの尻尾か? #GTM_1101 #FSS_jp

若干ネタバレです。
映画の内容に触れています。


タイトルは昔、FSS連載スタート時にそんなことをいってたような。そう「FSSはエルガイムの尻尾じゃない」と。>永野護
そういうインタビュー記事が載ってたと記憶してる。内容はもう覚えてない。
どっかから発掘してきてもいいけど、それはあまり意味のない事で永野護はいつだって、そうだっただけの事。というか細かいニュアンスはともかく言ってることは一貫してぶれてない。そういう人。

でも前の連載から既に6年?7年以上の歳月を経ているのには驚いた。
自分はかなり重度のマモルマニアであるが、その間禁断症状があったのかと言われるとそれはNo。
世の中永野護作品だけじゃない。けどそれでも影に日向に動向はチェックしてた。

だからこの「花の詩女 ゴティックメード」を観に行ったわけだ。

これもうろ覚えだけど、かねがね彼は「自分はデザイナー、アニメーション制作が本業」と言ってて、ある意味原点回帰なわけだと思う。ただ原画作業まで自分でやっちゃうという部分が永野護らしいといえばらしいけど。

普通のファンというか、多分「ゴティックメード」を観た人はいろいろ食い足りないし、演出に文句のある人もいるだろうけど、よく観るとそうとうかなり細かい事をやってるというのは分かると思う。まあ具体的にはベリンの踊りやアデムの杖をコツンと鳴らすととことか。もちろん止め絵かよという部分もあるけど、足運びとか、いやそこわかんねえよというトコに力を注いでる。
その上、映像が4k。止め絵が綺麗なのにはわけがあるということだ。
音作りも貪欲でアメリカまで録音しにいきミックスダウンが公開ギリだったとか。

でもね…   

実際、それを汲み上げてくれる人は少数だし、それよりはGTMが「コードギアス」のKMFよろしくガシャガシャ動いてバヒューっと金田パースでジャンプとかマクロスFのようにCGでVF-25メサイアがぐりぐり変形しながらマイクロミサイルをぶっ放すかのごとく、GTMカイゼリンが重々しくガットブロウをボルドックスに振り下ろし、それをガッキとボルドックスが受け止めギギっとなってる部分をカイゼリンが蹴りを入れとかそーゆう方がウケは良かったかもしれない。
でも、永野護の考える「兵器」しかも超人の操縦する、超殺戮兵器としてのロボットの戦いというのはこういうもんだとつきつけた。それはFSSのモータヘッドの戦いに他ならない。そういう意味では今後、他の誰かがFSSをアニメ化してもこの戦いがベースになると思う。それくらいにFSSのモータヘッドの戦いというのと、自分の中ではシンクロした。個人的にはそれを観れた(GTMの駆動音も含め)だけでも眼福だった。

まあそれもこれも、よく訓練されたマモルマニアの言い分といわれたら、そうですねというしかないけども(爆笑)

いや普通に考えると場面転換は暗転とか、ラストのアレとか一般ピーポーはおいてけぼりだもんなあ。
あ、MKⅡとかMKⅢとかな。なにアレみたいな。しかもそれらにしたって、それが同一とは分からないのだ(苦笑)
この話としてはオチがついてるんだけど、そういうおまけがマモルマニアには歓喜だが一見さんにはという部分と根本部分の演出の手馴れてなさというか固さはマイナス部分だと思うし、それと話が、今の時代過剰さを求めるのにあえて王道一本道でこんだけとか、そういう部分はありましたけどね。
でももともとパッケージとして20分前後のものとして考えられていたものを色々盛ったからこそのバランスの悪さかもしれないなとか。いやだったら最初から30分で止めとけとかいろいろいいたくなるのも分かるけど、スクリーンで観れた、しかも永野護のライブと思えば格安じゃね?というええマモルマニアですよ。
まあこの後もお布施はするんだけどね(ヲイ!)でもガレキに手を出してないので、そこまで網羅してる人はいろいろまた悩ましいことになりそうですねということで一応のまとめとしておく。

*追記*若干文章手直ししました固有名詞を一部削除。それとネタバレ表記をいれましたが、書いていることはNEWTYPEや永野監督のインタビューで分かる範囲です。それでも一応内容に触れているのでネタバレといれておきました。
*追記2*「FSSはエルガイムの尻尾」じゃないという部分を追加。これがないと、意味不明でした。
それにともないちょっと付けたし。これはユリイカの永野護特集を読んで、あああいかわらずだなと。
GTMもまだスゴいのとってあるって、逆ガンの時Hsガンダムとナイチンゲールをデザインしながら降板となってしまったときにそういう事をいってたなあと懐かしく。その時も最強デザインっていってたw
でもおいらはやっぱりヤクト・ミラージュとエルガイム→エンゲージが最強だなと思ってますが、なにか?



余談。
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by tonbori-dr | 2012-11-12 23:49 | Movie