カテゴリ:Movie( 486 )

GONINサーガについて思った2,3の事柄。

てなわけで『GONINサーガ』観て来たよ。
石井隆監督の映画は正直殆ど観て無いけど『GONIN』は2も観てるし気になるシリーズなのでまさかの続編ってことで気になっていたんだよね。
で今回思ったのは、いやこれはなんといったらいいのかっていうこと。
いや本当にそう思ったんだよ。なんでかっていうとあまりにも1作目をなぞっているから。当然そのままじゃないけれど、その追体験ぶりに今いったい何時なんだと。そしてとどめは根津さん演じる氷頭。なるほど石井監督いわく氷頭ありきのこのGONINサーガだったのかと。2は別のGONINだったしある意味石井監督らしい物語に落ち着いていたが先の『GONIN』はやはり突発的なものだったのかもしれない。
そう思ったのはTwitterのフォロワーさんのつぶやき。

これを読んで腑に落ちた感じがした。実際どこよりも興奮したのは土屋アンナと福島リラの殺し合いシーンなわけで。あそこは一番殺気立ってたもんね。
あとね『GONIN』で異彩を放っていビートたけし演じた殺し屋京楽が、今回その役回りを前回のGONINの一人竹中さんがやってるがやっぱり石井組に馴染みすぎてて異彩感が薄かったのもあったかなと。で、テリー伊藤という別の畑の人を連れてきたんだけども「ア・ホーマンス」の時にポール牧さんにヤクザのさせたような濃さは無かった。でも実際の恐ろしい人ってあんな感じかもなとは思ったけどね(ヲイヲイ。いやテリーさんってディレクター時代とかすげー怖いとか聞くし(^^;そういう酷薄な感じは出てましたよ。
ヌケは悪かったけどクライマックスや演技陣の入れ込みは画面を通してよく伝わってきたし、石井監督なりの決着はついたのではないかなと思いました。

あとね、個人的にはこういう映画の時、監督は好みでアクションを作っていくと思うんだけども、最近のドンパチ映画ならばやっぱりショットガンを入れ込むシーンは欲しかったなあって。「いつかギラギラする日」なんかでも基本は拳銃(ハジキ)なんだけど、荻野目慶子がショットガンをぶっ放したりとか、今回だってSMGも出たわけだからそういうのを入れてくるとリアルではなくリアリティとケレンのちょうどいい塩梅が出てくると思うんだが。いやまあこれは蛇足な話です。

でもまあ、決してもろ手ではないけれど、これで決着ついたっていうのは一つのエポックになるんじゃないかな。そういう映画でした。

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by tonbori-dr | 2015-10-14 23:04 | Movie

邦画の宿業を見た。『進撃の巨人ATTACK OF TITANエンド オブ ザ ワールド』

ということで前編観たんだから後編も観なくちゃってことで観てきたわけです。
『進撃の巨人 ATTACK OF TITAN エンド オブ ザ ワールド』って長いんで以下『進撃EOTW』とさせて頂きます。
ということでまずはこちらを。
春日太一さんの【「進撃の巨人」後編、ここがつまらなかった】 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/875462
実のところ、この語りには一分あるけど『人類資金』よりつまらなかったっていうのは看過できないですな。
あっちのほうが、ヴィンセント・ギャロに仲代さんまで使ってアレですか、そうですかっていうね。日本映画のエスピオナージュは『外事警察』でちょっと見直したんだがそれはぶち壊しですかそうですかとなったけど、『進撃EOTW』ではそこまで思わなかったんですがね。
いやまあ確かに役者は絶叫、説明セリフのオンパレだしね。
じゃあクソじゃんってなるんだけれど、それでもOKってなるのは『点ではなく線で観たから』です。とは言え全員がそれで観れるわけもなく前編は前編で締めた。後編は後編話を作るものっていうのがセオリーですよね。『寄生獣』もそうしてましたし、『GANTZ』もそうでした。ですが正直言って『進撃EOTW』にはありません。いきなりトップギアから入ってます。でこの世界の謎解きをしていくわけです。あまりにも絶望的な戦い。『でもやるんだよ』というそれだけで進むデスマーチ。だから前後編観てのものなんですね。
やはりと言うか後でWOWOWぷらすとでの町山さんの発言やパンフのその他で言及されてましたけど元々1本の作品として考えられていたものが急遽、撮影入り前に分かれたという事。ここらへんはクライマックスの予算捻出のためもあったのかもしれませんが(推測にすぎませんが)、結果的に間延びした印象とキャラクターそれぞれが刻まれる事になってしまった不幸な事態になってしまったと思います。




こっから若干ネタバレになっていきますのでよしなに。
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by tonbori-dr | 2015-09-22 20:25 | Movie

厨二もここまで来ればご立派。『G.I.ジョー バック2リベンジ』

とりあえず厨二感満載なストーリーなんだけども、前作からの続き感もありつつリブート感もという、よくもまあこれでストーリーでOKでたなって思った。あと客が呼べるキャスティングとしてのブルース・ウィリスなんだろうなっていうのはよく分かった。おかげで「R.E.D」感がほのかに匂ってた。あとはネタバレしてようが、してまいが、ホブス捜査官ロードブロック役ドウェィン・ジョンソンがでていることで察しが付くというもの。
でも後半の大きなヤマ場でのジョナサン・プライス(パイレーツ・オブ・カリビアンでヒロインの父親スワン総督役などをしているが、ここはやはり「未来世紀ブラジル」の主人公サムだろう)がいい芝居してるんだよねえ。本人も楽しそうだし(笑)おかげで凄い怪シーンとなって、ここだけは凄い見ものである。
数々の未来メカも前回に引き続き出てくるけど、パワードスーツとかああいうのはなくて、わりとガジェット系にふってるかなっていう。でもコレは続きありそうで、どうするのかなーっていうヒキだよね。それに前作の続きなのにキャストがほんの一握りしか続投してないし。まあそこらへんはMCUと違って複数契約していないからなんだろうね。あと製作事情の分かる舞台転換とか(^^;(キャストの勢ぞろいシーンが少ない)
ただキャスティング的には「エージェント・オブ・シールド」シーズン2でモッキンバードこと、ボビー・モース役のエイドリアンヌ・パリッキ(レディ・ジェイ)やスネークアイズと行動を共にするストームシャドー(イ・ビョンホン)の妹で忍者のジンクス役エロディ・ユン。彼女もまたNetflixの「デアデビル」シーズン2でエレクトラ役に決まったとか。しかもエレクトラっぽい衣装で演武するシーンがあって、いや眼福(笑とりあえずポップコーンムービーとしてはリラックスしてドウェィン・ジョンソンことザ・ロックの暴れっぷりを堪能する映画です。

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by tonbori-dr | 2015-09-15 23:54 | Movie

夏の終わりに「日本のいちばん長い日」を観る。

夏が終わる前に観に行きたかったので本日すぐれない天候にも関わらず観てきた。
やはり「日本のいちばん長い日」は暑いあの夏の日の出来事であるので、どうしても夏のうちにと考えていた。

元々、岡本喜八監督の「日本のいちばん長い日」を何度も観ていて、観るたびに、それまで戦争に負けて無かった国が負けるというのはこういうことなのかと思い入ったことと、淡々と状況を描写していく様が深く心に残り、今でも夏になると見たくなる1本。

結論から言えば、この原田眞人監督版は半藤さんの描きかった、昭和天皇を真っ向から描写したことは(岡本版は出番も少なく、しかも殆どシルエット)多いに評価していいのではないだろうか。鈴木貫太郎を首班指名し、終戦工作に向けた内閣を発足させたことや、折につけ放たれる言葉など天皇と阿南、鈴木の3人に絞って描いたことで明確に岡本喜八監督版とルックが全く違って見える。それだけに気になったのは岡本喜八監督版では、これでもかと感じた暑さが感じられなかった事。何処にも偏重しないようにしたのか、返って作品の熱量が下がったように感じた。原田監督の「突入せよ!あさま山荘事件」は舞台が長野の冬の最中なのに警察側の組織の中の思惑と現場が交錯する熱さをもっていたことを考えるとちょっと、えらく客観的だなと思った。だからといって原田さんが突き放して撮っているわけではなく、岡本喜八監督版では殆ど描写されていない鈴木首相の家族や阿南陸相の家族の描写、天皇と侍従たちの描写がしっかりと描きこまれている。なら岡本喜八監督版が客観的でないかと言えばそんなことは無く、とにかくカラーで撮影したこと、あと汗ジミがない軍服がそう思わせたのかもしれない。いやそれよりあの終戦が決まった1日に絞り込んで、政府と宮城と陸軍省や近衛師団などの描写に徹したことだろう。とにかく暑苦しいし本筋には関係ない厚木の302空の描写など(天皇関係が描けないので結果的にそっちを盛り込んだ)画面が暑苦しいのが印象的で、対してこちらはセミの鳴き声がしているけど体温が低い感じが凄くしたということを書き添えておきたい。

それでも本木くんの天皇の演技は非常に良かったんじゃないか?翻って迫水書記官長を演じた堤さんが、他の作品で当時の軍人をやっているときより、あの頃の人に見えなかった(^^;山崎さんと役所さんは今回の中心人物としてどちらもしっかりしてた。というか岡本喜八監督版では天本さんがやった役をまさかのキャスティングでちょっとビックリ。その他、あまり名前を存じ上げない人とかを井田中佐に持ってきてそこが良かった。(大場泰正さんというらしい、喜八版では高橋悦史さんが悲哀をにじませる好演をしていたけどそれに劣らない良い演技)脇に原田組常連が数多く見られるのも、やっぱりコレだけの作品、安心できる人で固めてきたなって感じでしたな。

今だからこそ描けるものがあるという意味では価値のある1本になってたと思う。夏の間に観れて良かった。

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by tonbori-dr | 2015-08-30 20:11 | Movie

実写版「進撃の巨人ATTACK ON TITAN」を観たゼ!

今日封切されました「進撃の巨人」実写版。
実は公開前に一足先にご縁があって試写鑑賞しまして、
でも明日以降に再鑑賞するつもりです。(8/4にスクリーンで再見してきました)

今日は映画の日ということもあいまってかなりのロケットスタートだったようでこういう記事も映画ニュースサイトであがってました。

で結論から言うと、楽しめました。
当然、引っかかる点が全く無かったとは言いません。
最初にそれを少し上げておきましょうか、まあそれは何時もこういう時に上がる予算話。
CGがしょぼいとか舞台(セット)がちゃちだとか、正直ハリウッドのスケールにはやっぱり及んでいないところはありました。
あとキャストのお芝居が大根だとか、いやいやそれをいっちゃあお終いでしょっていう話ではあるんですが正直、三浦くん(そう言えばジャン役の彼も三浦くんだ(^^;)本郷くん、希子ちゃん、がんばってましたねー、えらいねー。あのなんですか、立体機動装置というのですか?それを表現するのにワイヤーに吊るされてようがんばった(ちょっと淀長先生入ってます)

でも、それだけじゃない、それだけじゃないんですね、この映画の肝心な部分は巨人。
そうタイトルは「進撃の巨人」なんですね、巨人、いったいなんだろう?冒頭に説明有りますね、人間を食べる、怖いねえ、頭からかじる、怖いねえ。
その巨人は100年壁の外で入ってくることなったのに大きな大きな巨人が急に現れて壁を壊すんですね、さあどうする人類?どうする主人公のエレンというねお話なんですね。

多分原作のダイジェストのようなつまみ食いしたこれまでのようなストーリー運びだと、いやそこは無理あるだろとか、説明不足になるやろっていう部分を大胆に変更したのが効いてると思います。(それは原作者の意向でもあったそうで、原作者側と脚本を担当した映画評論家の町山智浩さんからそういう発言がありました)
ただそこは原作に思い入れの深い人ほど納得出来ないかもしれませんが、ちゃんと話を咀嚼すれば納得できると思うんです。
個人的には原作つまんで、結局取りこぼすくらいならこれが良かったと思っています。

そして肝になる巨人。まさかああいう感じで作ってくるとは…。正直夢に見るレベルですよアレは(^^;きしょいというか生理的嫌悪感があるというか。
だからこそのクライマックスの解放感につながっていくんですけれどね。
そのクライマックスでおいらはこう思いました(ネタバレになります)


ネタバレになるので
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by tonbori-dr | 2015-08-01 23:34 | Movie

アベンジャーズ/エイジオブウルトロンを観た!【ネタバレ】

ということで、既に週が変わって月曜になりましたけど土曜日にMARVELの最新作「アベンジャーズ/エイジオブウルトロン」を観て来たわけです。

で、今回先に観てた「マッドマックス怒りのデス・ロード」より正直エモーショナルな面白さっていうのは弱かったんです。コレはTwitterでも言わなかったんですけどね、実際に単体映画としては、これまた言われているAIの反乱ってのは人が造りしモノが造物主に対して牙を剥くってのはもう何度もやられている話じゃないですか。それにウルトロンっていうんは社長がつくったというんは既にアナウンスされていたわけですし、

ここから内容にかかわる話をしますので未見の方は注意してください。
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by tonbori-dr | 2015-07-06 22:38 | Movie

寄生獣完結編

ということでたまにはブログで感想を書くかと。
いや何時もは「鉄は熱いうちに打て」ってことでTwitterで感想をつぶやいてるんですが今回はちょっと間が空いてしまって、それは公開からということもあるし、観た後に2日も空いてしまって、まあそれでもつぶやくことはあるんですが、ブログエントリも最近ご無沙汰なんでこちらで感想をと。

いや正直に言うと前作、いわばインターミッション前編でもあり、「俺たちの戦いは続く」エンドでもあった寄生獣に関しては結構いい評価をしてたんです。このテンションならけっこう楽しめるぞと…。

で、観たんだけども映画のアバン(前作を3分で振り返るみたいな?)からの入りは結構、盛り上げてたしいい筋だったんですよ。で、原作のシーンももう一人の頭以外への寄生者を出さずに、そして父をオミットしたことでの同時進行という大胆な方法でこれは巧いなと思ったんですが…。クライマックスでちょっとひっかかってしまった。喋らせすぎというか。いや観客をもっと信用してよと思っちゃったんですよね。そうなると大森南朋が演じた記者のエピソードが突然、いや描写が浅すぎじゃねえかと気になったりとか(説明セリフが無ければ多分あの描写で納得してた)そう言う部分がなんとも残念感を産んで…。

でも深津ちゃんの田宮良子は凄かった、正直深津ちゃん、そりゃ最近とみに演技派に躍進して著しいけどもっていうのはあったけど田宮良子は人外だしと心配でしたが杞憂でした。あとタッドの後藤も良かったね、あれはたたずまいがはまり過ぎてたね。あと新井パイセンの浦上もビジュアルが原作と大きく違うけど良かったっすね。

そう思うと原作の咀嚼やいるところの取捨選択や舞台仕立てや細部のディテールがいいのに、何故そこまで言わすのか?っていう疑問がすごくのこって、ラストのひきとかはいいひきだったのに、モヤモヤするなんか今の日本映画らしい映画でした。
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by tonbori-dr | 2015-06-27 15:31 | Movie

THE NEXT GENERATON パトレイバーを全7章を振り返る

先ほど久しぶりのエントリを上梓したわけだが、なんとその前は去年の4月。
パトレイバーの実写化「THE NEXT GENERATON パトレイバー」の第1章の件だった。

[ロバが旅に出てもになるか?それとも。「パトレイバー NEXT GENRATION」]

で、どうしたかというと結局全7章、観た。
以下ツイッターから拾った感想を上げておく。
ちなみにネタバレ(微妙に)してると思うので畳んでおきます。

ネタバレしてるかもしれないがまあご容赦を。
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by tonbori-dr | 2015-02-07 21:41 | Movie

ロバが旅に出てもになるか?それとも。「パトレイバー NEXT GENRATION」

実写版パトレイバー、
パトレイバー NEXT GENRATION第一章を観た。

とりあえずドラマの第1話を観た感じで、毎週あったら観てるかなって感じ。

違うキャラクターではあると明言されてるけれど、やっぱりキャラ同士のやりとり見ると初代を思い出す。

次の第二章はゲストに興味があって(竹中さんだけでなく岩松了さんも出るとのこと!)多分観に行くだろう。
けどその後も継続して劇場に足を運ぶかどうかはそこで面白いかどうか?にかかってるかなって感じ。
当然、今日のパトレイバーを観た上でレイバーが暴れまくるというのはまあそれなりにという感じなので、
諸々判断はもうちょっと観てからかも知れないけれど。

どっちにしても他の手段で観るとは思う。観る方法はスタチャンで放送ともあるけど入ってないから多分配信とかもあるだろうし、
そっちの線ということ。でも劇場版と銘打たれた長編は観てみたい気にはなっている。

だが今劇場でロボコップ(リブート)とパトレイバーと両方かかってるとか面白い状況。
どちらも話も作風も違うけど、警察、ロボットというセットなこの2作が同時に観れちゃうという。

なんでもツイッターでのフォロワーさん情報によると初代パトレイバーの発表は1988、ロボコップは1987年だったそうで。
なんとも面白い事実だなと。

でもコレがTV放送ならほんと毎週観たね。ただ視聴率は…分からないなあ。
どういう転び方するかによるかとは思うのだけれど…

「THE NEXT GENERATION パトレイバー」公式サイト http://patlabor-nextgeneration.com/ 


ネタバレだからね(少ないですけど)
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by tonbori-dr | 2014-04-07 23:56 | Movie

白ゆき姫は何処にいる?『白ゆき姫殺人事件』

ひさしぶりに映画鑑賞の感想エントリ。ちょっとツイッターのツイートあんまりしないと昨日言ったもんでエントリにしてみました(ヲイヲイ。
なので短文つなぎ合わせかつ、下書きなしで書きなぐっておりますので乱文、誤字脱字はご容赦を<(_ _)>

この映画は『ゴールデン・スランバー』の中村義洋監督作品だっていうので観に行ってきた。
まあ返す刀で『怪物くん』の映画も撮ってるんだけどねと言ってみる。

でもあくまでも『ゴールデン・スランバー』の中村さんだし今度は出てるキャストもキャストだし面白いんじゃないかと。
その時は原作、湊かなえさんってのは全然アウトオブでした。

結果は…面白かった!実は湊さんの原作モノちと苦手で。でもドラマ「高校入試」は面白かったんですけど、基本苦手で。
これは撮る人、書く人によってかもなあと(未だに全部の原作は未読です。はい。)

あらすじは…こちらで
まあ簡単に書いておくと、長野のとある化粧品メーカーの美人OLが焼死体で発見され、彼女が殺害された翌日から出勤しなくなった同僚に疑惑の目が向けられ、それをワイドショー番組のディレクターが追ううちにツイッターでネタをアップ。ネットにも飛び火し、錯綜する情報、異なる証言で自分を見失う人たちを描いたお話。

こういう風に説明すると一面しか説明してないのでともかく観てよと。ネットの噂よりも観る事ですよ、まずはって感じで。

綾野剛演じるワイドショーの下請会社のしかも派遣社員ディレクター、赤星が仕事は適当で、ツイッターでくだらないネタを書いてる部分はいいんだけど、その後延長線上で仕事のネタ(しかも殺人事件というクリティカルな案件)をリアルタイムでつぶやくとか、いろいろゾっとした。そしてそれに反応する野次馬たちにもいろいろ考えさせられた。

以前おいらは野次馬すると言うことに関して、ある程度の節度を持ってというのがポリシーだったんだけど、ツイッターになってそれが結構緩やかになってしまっているのかなという気がしています。

それとメディアへの発信っていうのは手軽になったからこその恐怖っていうのは、それに扇動されることの恐怖っていうのはいろんな人がドラマに映画にしようとしていたけど、この映画ほどには上手くいってなくて、そこがツイッターの協力があるとはいえ、画面への出し方とかクレバーだったなと。

実はツイッターの声っていうのは人の声が当てられていたんだけど、その後ろにいる人が描写されたのはネタがいわゆる炎上しかかったところだけなんですよ。それもさらっと。そこが上手いなって感心しました。あれをしょっちゅうされるとリズムが崩れるし、そっちに気が取られるし。

ある意味お話としては〇〇〇なんですけれど(これは自主規制、書くとバレてしまうので)赤星という狂言回しから覗いた部分と、もう一人の主人公。ある意味、渦中の人である美姫を演じた井上真央が両方ともにいいオーラの消し方してるんで、ピターっと嵌っていったのも良かったですねえ。もちろん他のキャストも良かったですが。これもネタバレになっちゃうと拙いので、自分はしーちゃん(貫地谷しほり)がいいなーと思ったけど、いや染谷将太くんも美味しいねとか、出番少ないけど宮地真緒ちゃんでてるやんとか、そういう部分も含めてキャストがしっかり仕事していましたね。

そういえばまったく関係の無い話ですが最近、北海道でガスボンベをつかった連続放火事件ありましたね、警察関係の建物と量販店を狙っているようなんですね。で土地柄だけである集団がからんでいるんじゃないかというツイートをみかけたんですけど…。爆発物がしかけられたってだけでそこまで断定していいもんなんでしょうかね。少なくとも今の事実からだけでは「状況だけで」そういってるだけで証拠にもなってない。(釘云々で殺傷力って今時ネットで調べればそういう知識転がってますし)「状況だけで」グレーなんでしょうかね。もちろん捜査は予断無く全ての可能性をつぶしていくべきで、警察はそうしていると思いますが。なんかそういうことを考えさせる、映画でしたよ。

結構今の状況に即したいいテクストが織り込まれているので是非お時間あれば観て欲しいですね。


ちと一晩たってさらに。
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by tonbori-dr | 2014-04-05 01:44 | Movie