カテゴリ:私声妄語( 142 )

謹賀新年

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っていうほど去年映画観てませんが邦画はいい映画があったように思います。
あと洋画では『ボーダーライン』がイチオシでした。
そして『ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー』
今年もそういう映画に巡り合えれば。
まずはマーベル・シネマティック・ユニバースから『ドクターストレンジ』が楽しみです。
では今年もよろしくお願い致します。


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by tonbori-dr | 2017-01-01 01:12 | 私声妄語

あの決定的な敗戦をあらためて考える。その二

web-tonbori堂ブログ : 仕事から帰宅して
このエントリは昨日放送されたTBSの
TBS「シリーズ激動の昭和 あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機」
このシリーズは全部観ている訳ではないけれど、今まで戦争が終わった日に何があったのかを描いた映画や、その日の経過を追ったドキュメンタリーを観たことがあったので、そもそもの発端を取り上げるなら観ておきたいなと思っていた。

ただ、それほど強い欲求でもなかったので録画もせず、仕事が押したためドラマ部分の前半部分はワンセグでとりあえずチェックしたくらいに留まる。
それでも東條英機を演じたビートたけしのなんともいえない存在感や、軍務局員石井中佐を演じた阿部寛など、登場人物がほぼ男ばかりの普段なら『漢(男)祭り』なんて馬鹿な事をいったかもしれない。
だけどTBSとしてテレビとして中々にいい仕事はしていたと感じた。
だがコレは先のエントリでも書いたが、
あの戦争を風化させてはいけない。悲劇を2度と起こしてはいけない。
に着地していた。

だけどそういう感情論だけでは、そろそろすまなくなってきたんじゃないか?という事も感じたのも事実。
だからこそ、さっとメモがわりにエントリをアップした。
とりあえず要旨としては
1.日本(政府、軍部共に)はアメリカの意図を正確に察知していたのか?
2.長期的な戦略(例えば植民地政策や満州開拓とそれに伴う損益部分の試算、分析)はあったのか?
3.情報収集、諜報、防諜の整備はどうなっていたのか?
そのあたりの話は『暗号は既に解読されていた』くらいで(そこから読み取れるのは日本の諜報能力はザル以下であったということくらいしか分からない)とにかく精神論と縄張り意識、民族意識ということしか分からない。
ドラマの出来としては良かったが自分の知りたいことはほぼ分からなかった。
だがそれは別にTBSのせいじゃないし、またそこから切り込んでくれる書籍ないしドキュメンタリーを探せばいい事。

ただあの文章を書いて、実は『敵を知り、己を知れば百戦危うからず。』という諺を知らない軍人っていうのは、もうそれだけでダメやろとすごく思ったので、そのあたりも書いたんだけど、その諺が『敵を知り、〇〇〇〇、百戦危うからず』と中途半端だったために使わなかった。本当にメモ程度のものだったというのもあるのだが、これは孫子の言葉で中国の兵法家でもあり、現代でもビジネス指南でも取り上げられている。
で、気になってその後ウィキペディアで当たってみると以下の文章があった。
孫子 (書物) - Wikipedia
しかし時代が下るにつれ、海軍・陸軍ともに『孫子』が学ばれることは少なくなっていく。近代的兵学に圧倒されていった為である。武藤章陸軍中佐が「クラウゼヴィッツと孫子の比較研究」(『偕行社記事』1933年6月)を発表しているものの、研究が盛んであるとはいえない状況であった。しかも武藤はクラウゼヴィッツを「戦争の一般的理論を探求して之を演繹し或は帰納して二三の原則を確立せんとす」と結論づけ普遍性があると批評するのに対し、『孫子』に対しては、その書かれている内容は遙か以前の、中国国内のみを対象としているため「普遍性に乏しき憾あり」と述べ、前述のリデル・ハートとは逆の感想を抱いていることが読み取れる。

この武藤中佐は昨日のドラマで高橋克美が演じていたその人だと思われる。
ようするに周辺状況もあるけれどその中味がそれほど評価されていなかったということはけっこう重要だと思う。
先にあげた3点は元をただせば孫子の中で説かれている話でもあるからだ。

勝てる戦争をするならともかく勝てない戦争(戦争は始めるより終わらせるほうが難しい第2次世界大戦後の戦争、紛争のそのどれもが終わっていないとする見方やこの世界状況を考えればそれも止むべしかな。)を起こしてしまった見切り発車ぶりは今でも日本の政治とよくだぶる。田原総一郎なんかは今はあの戦争の前夜に雰囲気が似ていると言うが、そうではないと自分は思う。
ずっと、いや明治維新で近代国家になってからずっと何一つ変わっていないのだと。変革や温故知新を叫んでみても結局は敢闘精神と力を信奉し、先はなんとかなるという楽天的な感覚が根付いている限り変わることは容易ではないのではないだろうか。
そんなことを感じた。


孫子の本って凄くでているんですな。
まあ昔も今も基本は変わらないということなのかもしれないけれど。

とりあえず『終戦』の日の話(でも敗戦の日を描いた映画って無いですね。)それと東京裁判での東條を描いた作品。
とくにこの『プライド』という映画は色々と物議を醸したことを覚えている。ちなみに前者は繰り返し観ているが、後者は未見。
DVD化もされていない。そして生のニュース映像や記録映像のDVD。これは昨日のドラマでも当時の記録フィルムとして最後にながされていた。
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by tonbori-dr | 2008-12-25 21:37 | 私声妄語

テロの時代

インドでは大きなテロが起こったけれど、日本でもそのちょっと前に、
厚生労働省を狙ったテロか?という事件が起こった。

結局、犯人は自首したのだが、この事件をテロと煽ったのはメディア。
今更ながらに『?』はつけていたもののやはりテロという単語をもってくる辺り皆というより、そういうモノが期待というと語弊があるがそういう考えがマインドセットされているのかと。

それは今、ドラマでもやってるオウムの地下鉄サリン事件や松本サリン事件などの一連の事件も影響しているけれど、思えばそのずっと昔に日本でもテロ事件は多くあった。

連続企業爆破や連合赤軍(あさま山荘事件など)。あれもテロ事件だった。ただ『テロリズム』という単語があまり一般的ではなかったのと、起こしていたものの達の思想背景と東西冷戦が噛み合っていただけで、そうとは呼ばれなかっただけのように感じる。

個人的に言えば海外のスパイ謀略モノをよく読むと、基本的に海外の工作では大きく分けて情報収集と敵国を政情不安に陥れるということが挙げられる。まあこれも東西冷戦時にはホットな話題だったけれど、今はそこからまたアングルが変わってきた。

曰く、『石油』、曰く『民族』、曰く『宗教』、そして資本主義、格差社会。それは今まで無かったものじゃなく、冷戦時代の頃は単純化され、または画されていたものがどっと崩れだしたと言ってもいい。

そういう気分が伝播した今がテロの時代なんだということなんだけれど、にしてはかの元厚労省次官連続殺人の犯人はテロリストというには思想背景も成すべき信条も無い。いうなれば前時代的な復讐、それも相当年月の経った話であり、その上管轄が違うといういわば逆恨み。
「飼い犬殺した厚生省」実は筋違いだった…小泉容疑者「えっ」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
とはいえそういうあらかさまにおかしな言動は陰謀論者には喰い付きやすかろうと思う。
なんせ、そういう小説や映画が大好物な自分も、記事を読むに付け、「こりゃあどこかの組織にリクルートされたのか?」とか「いやあ、こりゃあマインドコントロールされたのか?」とかそういう事は正直思った。
何の思想的背景のない男が素っ頓狂な事をいって騒動(殺人)を行って、時の政府や民衆に恐怖を撒き散らす。それこそがテロと言えなくもないし。
とはいえそれは完全に裏づけのある話じゃない。まあ小説にはありがちだけど実際にあったとしてもそれを裏付けるソースが無ければ、ただの戯言。ただそういっても妄想が本当だとしても全てが明らかになることも無いだろうし、そう考えると不謹慎ではあるがやはり時代の産物という気がする事件だと感じる。
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by tonbori-dr | 2008-11-29 21:59 | 私声妄語

世知辛いというより。これが我々が望んだ世界なのかも

J-CASTニュース : 「親切心」で迷子女児連れ回し それで逮捕は可哀そうなのか
これをエキサイトのつぶろぐで
J-CASTニュース : 「親切心」で迷子女児連れ回し それで逮捕は可哀そうなのか|つぶねた|つぶろぐ|エキサイトつぶろぐ
対処法としては『迷子』見たら即通報。で警察が来たら引き継ぐ。で良いのかな?

と書いたら
それもアウツ。引き留めているだけでも誘拐罪は成立する。 でぬるぽ [2008-11-13 23:01:09]

なんだそうで。
訴えられたくなかったら何もするなってことか。世知辛いねぇ。 k-m_y-n [2008-11-13 23:10:58]

とういうもっともなご意見とともにこう思ったんだけど
もしそのまま放置というか知らん振りして
リアルに誘拐、もしくは最悪のケースになった場合。
目撃だけならまだしも放置した場合、
名乗り出てもアウツということで結局、関わりになることが既にもうダメじゃんってならないかと。

まあそんだけ世の中、犯罪が増えているとかそういうのじゃなく、予防的になっているという気がしてならない。
まあそれを世知辛いというのだけれど、空気を読んで、皆と横並び、目立ってはダメで誰かと繋がっていないと不安なのに、困った人は見捨てましょうって歪だが、結局それを我々が望んだとしてたら仕方が無いのかもしれないな。
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by tonbori-dr | 2008-11-14 00:32 | 私声妄語

TKの事とか

エキブロでも一報を受けて書いたけれど、
その小室の背景とか(彼個人の栄光と没落)アジア(香港)進出からアメリカへの失敗ということはガンガン報道されている訳だけどさすがマスゴミと言われるだけの事はあるなと思った記事があった。
ヒット曲消え、転落…小室哲哉容疑者逮捕 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 最近は、所属していた音楽会社の社員でも電話やメールで連絡が取れないといい、「食事は、弁当やファストフードで済ませている」(関係者)。自宅に閉じこもる日が多く、先月30日に東京・六本木ヒルズで開かれたイベントでは「スケジュール調整がつかない」と夫婦で“ドタキャン”した。

けど弁当やファーストフードで済ませててというのはまだそれを買うお金があるってことやん(苦笑)
というか今年の3月に既に妻だった(離婚するだろうと言われて実はしていたという早業には驚いたが)KCOが既にネタとして語っていた話やないですか。
小室哲哉の借金が原因? KCOが貧しい生活を暴露 - Ameba News [アメーバニュース]
12日に新曲『春の雪』をリリースしたKEIKO改めKCO。プロモーションで様々な番組に出演していたが、発売日に出演した『2時っチャオ!』(TBS系)で、貧しい生活を自ら告白した。

 たとえば食事に関しては、旦那の小室哲哉が肉も魚も野菜も嫌いなため「食事はオリジン弁当→マクドナルド→ピザのローテーション」だという。

「いくら肉も魚も野菜も嫌いだからといって、全盛期の小室はそんな食生活なんかしていなかった。今は数十億円の借金があると噂されているだけに、笑えない話ですよね…」(週刊誌記者)

まあこれなら意味が通じるけど。あとユニクロのTシャツとかいう記事
芸能:ZAKZAK:100億円以上あったのに…小室、残高6259円
これもなあ、いいじゃん別にユニクロでも。というか実は『ズゴック』のTシャツっていうのがなんともTKらしいというか。
(逆シャアの主題歌はTMネットワーク)

小室容疑者逮捕:“裸の王様”逮捕予期せず、金の管理は人任せ - 毎日jp(毎日新聞)
これ、完全に神輿で担がれて毟られているっていう図式じゃないすか。
そんな人間が著作権詐欺の絵図面を書けるのか?
というよりその芦屋の投資家ってどんな人かな?関西人としては芦屋か、お金持ちやろなくらいのざっくりな感想しかないがどうにもうさんくささも感じる。
ちなみにサンケイが訴状全文をアップ。
【小室逮捕】「Departuresからarrivalへ」 告訴人の訴え原文 (1/3ページ) - MSN産経ニュース
この人無報酬でNGOの代表や社会奉仕の団体の会長をしているそうだけど一方で投資で資産運用、しかも海外ってのが微妙にひっかかる。
まあ篤志家でもウラでは人に言えないようなことでお金を儲けてますなんて話はままある話。
ということで陰謀論スキーな方々にはとてもいいネタっぽさも匂ってくる。
あと訴状の最後のTKに向けたコメントがまたいい味を出しているのも見逃せない。
daydreamは永遠には続かないのです。いつかはしかるべき所にarrivalするしかないのです。

まあ抜き出して引用させてもらったけれど、全文読んでいただきたいものである。


まあセルフコントロール出来なかったんだなということで。

追記:
J-CASTニュース : 「小室、KEIKO離婚」の真相 発表コメント巡って深まる謎
なんか離婚しているとか、していないとか。かなりどうでもいい事なのにまあこれがメディアのマスゴミと揶揄される所以かなと。
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by tonbori-dr | 2008-11-06 00:08 | 私声妄語

世界を創出する・・

なんかこう最近のニュース、
サブプライムに端を発する世界的な経済混乱や、
産科医不足のみならず医者不足、
理由無き犯罪、
など世間の事件を聞くに付けこれって本当は
メディアが創りだしているんじゃないかと時々思ってしまうことがある。

リドリー・スコットの新作『ワールド・オブ・ザ・ライズ』(アメリカではちょっと不発だったそうだ)のあらすじは
テロリストの首領を逮捕するため世界中の現場に飛び現地で工作するエージェント(デカプー)とデスクから指示するケースオフィサー(クロウ)の話だけれど、
無数のインフォメーションから、それぞれ民衆の望むと『彼らが』思っている情報のみを扇情的に取り上げらているのが目に付く。
それを『彼らが』恣意的に望む方向へ持っていこうとすると色々困ったことに成るんじゃないかなとも。



PR会社がある内戦の方向性を決めた事例としてはNHKのドキュメンタリー『戦争広告代理店』に詳しいが今ネットを含めリテラシーが叫ばれても、まだまだそこにはいたっていないんじゃないかと、日々大量に流される情報に接するとそう感じる。

その前に大量に流される情報自体が世界を産み出し消費していく。そんなイメージさえある。
先に何がまっているのかは分からないけれど、このまま情報にすりつぶされていくのか?
それともそれと共存(断ち切ることは既に不可能だと思う。)するのか、上手く距離を取るのか?
まだまだ考え中だ。
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by tonbori-dr | 2008-10-26 14:19 | 私声妄語

泰山鳴動な『解散』

<麻生首相>経済政策優先を強調、民主との対立構図狙う | エキサイトニュース
この記事を読んでると『解散』までもが政局含みでカード化してるのかという感じ。
麻生首相にしてみれば伸ばせばそれだけ、民主の空回りで自民もこれ以上伸びないが民主はそれ以上に傷が深いだろうとういう読みなのかとも思える。

もっとも麻生氏はそんな事を言って無い。メディアが盛り上がっただけという記事を目にした。
麻生首相に解散の気配なし 解散日程を勝手に捏造したマスコミの困惑|週刊・上杉隆|ダイヤモンド・オンライン
確かに今までも世間を煽って世論を造ってきたのは新聞などのマスコミメディア。

ただ、自民がこのままではという想いも大衆にあるのは事実だと思うし、石油の値上げ、中国輸入食材の問題、事故米などなど。政府の失策ということも言われているし経済問題は重くのしかかっている状態では空気を入れ替えたい流れの条件は揃っている。だからといってこの状況で空白を作るのがいいのかというのもある。

個人的には民主に一度任して見てもいい派なんだけれど、それほど積極的でもない。多分状況を見てどこに入れるかを決める典型的な浮動票な人だけど、正直今の民主だと入れても、自民に同じ事をヤラレて進まないんじゃないかとも思うし。

官僚の構造的な問題とか政治形態の問題もあるし、全部が『オールクリア』になるのは物語だけ。それだけにもうちょっと問題を見えやすい可視化する方にマスメディアは力を入れて欲しいものだけど、それも現状は難しい。ともかく暫くは政局含みのまま『解散』という言葉とともに『国会』の会期が進むのだろう。
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by tonbori-dr | 2008-10-02 23:28 | 私声妄語

小泉劇場の終幕とカーテンコール

小泉元首相:地元・横須賀で引退表明 - 毎日jp(毎日新聞)
小泉元首相が議員も引退するという。そして地盤は息子に禅譲。
その事で色々言われているようだが息子が跡を継ぐ意欲を見せれば、普通に継がすだろう。
それは長男で無い事からもハッキリしている。もし旧来のタイプであれば、長男を秘書に据え政治家の道を歩ませたはず。だからどうやねんと言われれば、いやそうですねというしかないが。

それと小泉さんって自民党では完全にはぐれ者でだからこそ老害長老や派閥におさえつけられて動けない若手が持ち上げた訳だけども、ここに来て結局派閥の声が高まっているというのは一度システムが出来上がるとその復元力というのはバカに出来ないなというのともに日本人的な『変わらんでええ。』というのがあるのかなとも思う。

そして今更ながらに小泉政治での結果は色々言われるだろうけど、個人的に思うのは小泉さんのやったことって結局『郵政民営化』だけだったなという印象。これはメディアの取り上げ方もあるんだろうけど、基本的に永年続いたシステムを破壊したと言う事は永遠に続くものなどは無いという事を改めて印象づけた。

今思えば『時代』の申し子として政治の世界を振り回して老兵は消え行くのみというところなのかもしれない。
それとともに麻生氏はどのようにしていくのかは今後の話だし、民主小沢の動きもこの後による。
政治が変わることは無く、結局は『数の論理』で決まるものしかないのなら、数の論理外で動きながらそれを動かして数を頼んだ小泉の名前は今後も忘れられない事になるんだろう。
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by tonbori-dr | 2008-09-28 09:20 | 私声妄語

あの敗戦を描くことはまだ難しいのか。

エキサイトの本家ブログでTVでみた映画『男たちの大和』の感想を書いた。
web-tonbori堂ブログ : 日本は未だ戦後である『男たちの大和/YAMATO』

そこでちょっと思ったことを書いたんだけれどこちらに再掲載しておきたい。
色々戦後に太平洋戦争や第2次世界大戦を描いた映画が日本でも作られてきたが、いくつかの例外とよっぽどなことが無い限り、反戦、厭戦な映画となる事が殆どだった。

今回の『男たちの大和/YAMATO』もその流れにあることは明白。
もちろんバリバリに反戦だぜというわけではないが。やはりそこは重要なんだろうし、今更あの戦争は正義の戦争と言われても思いっきり違和感がある。
なんだかんだといっても戦後の教育を受けてきた者たちにとって、あの戦争は負けた戦争で『悪い戦争』だったし、二度とあのような事を繰り返してはいけないという認識は刷り込まれているのだから。とはいえ、あの戦争を忘れちゃならないし多くの人がその命を亡くしたということも忘れちゃならないという今の風潮で言えば人道的な見地にたっているなと強く感じる。

しかし疑問に思うんだけど、何故あのような馬鹿げた作戦が実行されたのか(菊水作戦)、それ以上に特攻、開戦、インパール作戦、カダルカナル撤退、真珠湾攻撃など成功、失敗のも含めて何故作戦が成功したのか?何故失敗したのかという映画はほぼ撮られていないなというのも改めて感じた。


例えば海軍では特攻作戦に対し懐疑的であったという話もよくあるし、その他の映画、TVでもよく語られているのは真珠湾攻撃は成功し、その後南方への進出も上手くいったが戦線の拡大と、ミッドウェイでの敗戦を機に日本の形勢は劣勢となりやがては2発の原爆によって終戦、そして敗戦を迎えたということくらいである。

最近ではNHKを初めとするドキュメンタリー番組で幾度か、何故日本がアメリカに宣戦布告をしたのか、という部分も突っ込んで放送したりするようになったが、まだまだその部分を映画化するには至っていない。
もちろんそれがエンタテインメントとして、映画芸術として消化しきるには時間がかかるのかもしれないが、そこに人が絡んでいる以上、絶対にドラマはあるはず。
だからそういう戦争映画が出てきてもいいんじゃないかなと思うのだが。

例えばゼロ戦などでも初期から後期のゼロ戦の変遷と、アメリカ軍の戦術の変遷とマスプロダクションによる物量との戦いで日々。それを一種淡々と描いても、そうとうなドラマになると思うのだが、やはりそれは不謹慎なのだろうか。

日本が正義でもなく、かといってアメリカが正義でもない、『硫黄島からの手紙』を観た後、こういうスタンスで日本でも映画が作れればと思ったのだが、出てきたのが『男たちの大和』だったことで、正直やはりまだまだ日本ではあの戦争は感傷と共に語られるものなんだなと感じた。
それは『出口のない海』もそうだし、その他の映画でもそうだ。

もちろん市井の人たちが空襲にあって運命がおおきく変わってしまう映画ではどうしてもそうならざえるを得ないなと思うけれど、軍という組織と、日本という国が何をして、何をしなかったのか?ということを語る上でそういう手法もあっていいと思う。

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この作品は終戦の日の1日を追った作品だけどかなり自分の思っている感じに近い。
ただ喜八監督は思うところがあったそうで『激動の昭和史 沖縄決戦』という作品を新藤兼人氏の脚本で撮ったそう。そちらはまだ未見なれどそちらも観てもう一度書き加えたいと思っている。
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by tonbori-dr | 2008-09-24 22:31 | 私声妄語

一国の統領があっさりやめちゃうこの国

福田総理が辞任の意を表明して1週間が過ぎたけれど、そのこんなもん?という感じというか失礼か。

だがメディアがこぞっていかがなものかと首相の能力に疑問符をつけていたのにいざ辞めるというと無責任って、そういう人やと言ったんちゃうんかい!といいたくなるような集中砲火。
だからマスゴミなんて揶揄される。もう少し質問するにしても、核心を突く乾坤一擲な質問が出来ないもんかなと。無責任なのは誰の目にも明らかなんだから。とはいえあの韜晦ぶりではついイラっと来てストレートな質問したくなるのも分からんでも無いけれど(笑)

そして卑しくも一国の統領なるものがのっぴきならない、例えば大きな過失を犯したとかでない限り、政局が立ち行かないくらいなら伝家の宝刀ですっぱり斬ればいいじゃなあいと言ってみるテスト。

でも、そもそもそういう気概の感じられない首相を輩出する政党を巡り巡って与党第一党として選んだのは我々の有権者なわけで、政治家の品格だの、どうこう言う前にそんな政党を選んだ自分たちを恥じないといけない。そうでなければ政治を語るべきじゃないのかもとさえ思ってしまう。

というか普通に投票率が低いこの状況で少数の声がメディアというアンプで増幅されてんじゃね?とさえ思ってしまう状況も普通に考えると不味い話。

もちろん政治、官僚の監視機関としてのメディアの力はいるけれど、そのメディアのウォッチするのは我々であるのではないかなと思う1週間だった。
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by tonbori-dr | 2008-09-09 22:50 | 私声妄語