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東のエデン 劇場版Ⅰ The King of Eden雑感

とりあえず下書き。あとでまた書き足す
現時点での雑感をあげてます。ネタバレは極力しない方向ですが、
情報を完全にシャットアウトしたい方は御気を付けを。


そんなこんなで観てきたわけだけど結構満員。

とりあえず神山さんの初長編劇場アニメだけど、
単品度でいえば、「攻殻機動隊 S.A.C S.S.S」のほうが単品度高いと感じた。

いわば上質なNHKなどでやってる土曜ドラマのようなアニメーションとでもいえばいいのか。

これで時間が長くて云々で、さらに元のシリーズを解体新訳といえば新劇ヱヴァ。
ビジネス的には、作品のクオリティに自信がなければこういう形態はとらないだろうし、
限定公開(公開館をしぼっている)というのもそういうことなのか。

とりあえずTV版の謎を回収しつつも新しいⅡへの布石をうっているという感じ。
この辺りはトーンは違うけど今やってるNHKの「外事警察」っぽい。
だからNHKを思い起こした。

続きはまた。
「東のエデン 劇場版 I The King of Eden」の映画詳細、映画館情報はこちら >>



上の文章もそのまま残しておきます。とりあえずのファーストインプレッションとして。

あらためて劇場は満員。もちろん野郎率高し(笑)けどカップルにおひとりさまの女性もいた。
というよりテアトル梅田はキャパが小さい。もちろんでかい劇場が満杯になるかどうかで言われると責任もてないけれど、もうちょっと大きなハコか、上映館をもう少し(マクロス並の30館前後)でもと思った。

で感想というか個人的には観たい感じのお話しで時間がすごく詰まった濃密なストーリーだなあと。
先にも書いたが単品度で言えば『攻殻機動隊S.A.C S.S.S』の方が映画的なんだけれど
(シリーズの1編としても、単品具合としても)
この作品に関して言えば、完全なるTVの続編ながら今回は掴みだけだったんだよね。
でもラストシーンまで緊張感が持続して「うぉー、次も早く観てえ!」となったのも事実。
ややネタバレしますけれど、
なまじ煽りが無い分、本当にどうなるんだろうって感じです。

そこでNHKにつながってくるのはNHKの土曜ドラマって「ハゲタカ」とかもそうなんだけれど、CM無い分、
50分間ぎっちりつまってて普通のドラマより濃密なんですね、だから今やっている「外事警察」や、
「ハゲタカ」のような先の展開の読めないサスペンスストーリーだとものすごく時間の流れが遅く感じられるし、
その分「ああ、物語を堪能した」という満足感を得られるんだけど、それに近い感覚を得たから。

で新劇エヴァと一緒で完結していない物語をこうやって劇場作品としてデリバリーするのっていうビジネス手法も興味あるけれど(エヴァはさらにその製作過程からもとんでもないことをやっているので、この作品に関していえば、制作はよくある手法の延長線上にあるけれど)それでも作品の中で語られている事に関してはここ暫く制作された作品の中では例えば「コードギアス」や同じように劇場版が制作されている「マクロスF」とともに、挙げられるべきだし、テーマの含んでいるものをこういった舞台仕立てで出すことに関しては、SFファンタジーの中で仕立てられた先の2本よりも個人的には評価されるべきだと思う。というか観ろって事です。はい。
木戸銭払っても見逃すべきじゃない作品として強く薦めたい1本。いや来年の公開の『東のエデン 劇場版II Paradise Lost』とともに2本といっておきたい。(もちろんTVシリーズも含めてです)

by tonbori-dr | 2009-12-06 23:33 | Movie