泥棒映画なのか空想冒険映画なのか? K-20感想

ひさしぶりのスルー映画祭り。
「K-20 怪人二十面相・伝」
結構評判は良くて私のリアル友人もコレは面白かったよと言っていたのだが、
なるほど画面に関しては日本映画ながら力入った映画になっていた。
レトロフーチャーっていうのか?
昔の空想冒険活劇風味に怪盗が跋扈するなんてまさに少年探偵団のネタだ。
(ちなみに実際にBDこと少年探偵団も出てくる)

だけど映画館で観ても確かに怒り出さないレベルだがテンポの悪さがなあ、
あれテンポがよければツッコミどころがあっても
こーゆう映画でつっこむ人たちでも、許してくれるのにと思っちゃったなあ、
なんかこう色々間延びしているというか。


基本的に主人公の行動原理があっちこっちに複雑に取り込まれるのでコレは脚本が書いてるときには、「おおこれでOK!」ってなってるんだけど通してみると「あれ?こいつおかしくね?」みたいな感じになってるんだよね。

けどそこは話をガスガス切り詰めれば案外分からんもんだよと言ってみるテスト(笑)無駄に主人公が考えたりするのにアレ?考えたのにそうなのとなっちゃうからおかしい事になる。トリ頭なみに3秒だけですませばこの映画口うるさい方々にも大好評だったと思います。

というか結構キャストでネタバレしまくってるんだよね、一応の謎掛け映画なのでナンだけど。もうそれしか無いだろうって。その上色々ネタをふってるのに放置なんだもの、ならばそういう理屈はいらねえ、バルクールとワイヤーで勝負する泥棒アクションでいいやんと。で国家権力は敵でもういいよ(笑)でもそうにはなんないし。

ちょっと精度上げて細部を詰めるか、いっそのこと話をどっかに集中してくれたら、絶賛できるのになと残念。

なんというか「リターナー」に感じた甘さとか、ダメっぽさ(ツメとか脚本とか)を感じた。
それは主人公が金城武だから?いやいやエンドロールまで見てやっとこさ解決した。
「三丁目」のあの人が噛んでいるからダッ!(笑)なのでこの感じも止むを得ずなのかも。

ラストに洋楽は恥ずかしいなあと思ったらライムスター宇多丸氏も同じ事をいってた。
というよりおいらより辛口だよ、聞いててソコまでいわんでもと思っちゃったよ(^^;
シネマハスラー:K-20 怪人二十面相・伝 注意:リンク先はポッドキャストです。音が出ます。

アクションは横山誠が噛んでいるので結構見せる。まあでもアクション満載っていうわけでもないんだよなあ。
ともかくツメが甘いのが気になった映画でした。

「K-20(TWENTY)怪人二十面相・伝」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

追記:斜体部、文章訂正しております。



追記:
コメント欄のよしぼうさんのコメントを読んで思い出したのが、
石ノ森さんが石森章太郎時代にマガジンで連載した漫画の多羅尾伴内、
本名が違う部分とか北村さんの原作は江戸川乱歩をベースにそっちも入ってるのでは?と思った。
これはやっぱり原作読まないといけないかも。

ちなみに多羅尾伴内こと藤村大造も元は泥棒(義賊)だったとか。
そこらへんは知らなかった。
多羅尾伴内 - Wikipedia
片岡先生のはTVで一度見たような記憶があるが、小林さんの第一作目と第二作目は劇場で観た(笑)
1作目は面白かったけど確かに2作目は印象が薄い。
けど小林旭という人はあーゆう役をさらっとこなせるのはやはり日活時代の賜物じゃなかろか。

あとこれは余談だが日曜朝の仮面ライダーW。劇場版に吉川晃司が出るんだけど、
これが若いときの小林旭に通じる感じで、あーそっちも入ってるのか!と思ったッス。
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by tonbori-dr | 2009-11-29 21:42 | スルー映画祭り