西部劇を観てきたよ、でおもったこと。

ということでまた感想は改めて書きますけど、
韓国製ウェスタン『グッド・バッド・ウィアード』に
本家西部劇『3時10分、決断の時』

作品で言えば西部劇らしいのは『3時10分、決断の時』になるかな。
これは良い悪いじゃなく、西部劇らしさというよりフロンティアスピリッツというか、ダーク雰囲気を持つ『大草原の小さな家』と言っても良いし、『真昼の決闘』や『ザ・ラストシューティスト』など、男の矜持が描かれている点では、それまでの西部劇が描いてきたものを踏襲している。

『3時10分、決断の時』主演2人はアメリカ人じゃない、だけどアメリカ自体が移民の国なので、このキャスティングは正しいし上手いなと思った。

対する韓国製ウェスタン『グッド・バッド・ウィアード』は、この監督の他の作品を観ていないのでどういう人か分からないけど、ちょっと北村龍平の『あずみ』を思い出した。
あの作品も世間一般では結構ボロクソの部類だけど個人的には尺を詰めれば、(本人はそれをしないことを矜持と思っているらしいけど)スピーディなアクション時代劇になっていたと思っててそこが共通点。まあそこだけだけど。(主演上戸彩ちゃんの問題は脇に置いておく(爆))

この作品もアクション作品として、そしてまた満州というか大陸を舞台にした活劇としては見れるけど、やはり西部劇って体じゃないなあという感じです、ハイ。

そう思うと、この2本をして西部劇の復権というのにはほど遠く、まだまだ道は険しい。
ただ舞台としてのワイルドウェストはまだまだ魅力的だし、あの日清戦争から日華事変、満州建国の時代は確かに色々問題のあった時代だけど、魅力的な舞台があるんじゃないかと。
例えば『独立愚連隊』、そして『独立愚連隊、西へ』の2作品は、『グッド・バッド・ウィアード』の少しだけ後を舞台にした、日本軍のはぐれ者部隊の活躍を描きながらもちゃんと戦争の空しさも描いている良作だと思うんだけど、今そういう作品を撮れる人って多分いない。
この『グッド・バッド・ウィアード』を敦煌までロケしてつくったキム・ジウンみたいな人が出てきてほしいと、この作品を観ながら思った。
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by tonbori-dr | 2009-09-05 21:09 | ネタ@映画