TVで充分なのが多いなあ『20世紀少年』スルー番外編

噂に聞くほど酷くは無い。けど映画館で観たら絶対時計を見るな(笑)

以下メモ程度に。ちなみに軽くネタバレしているけど予告編程度の話。
それでもキーとかイーとなる人はこれ以上は読まないほうが吉。
もっとももう観ている人のほうが多いとは思うけど。

まず、オッチョの登場がいきなりの急すぎるし、マンガではある程度フォローエピソードもあったけどこれじゃあお話の進行のために出てきた便利屋さんだよ。

BGMの選曲センスが壊滅的。ミスマッチを狙っているんだろうけど緊張感もなにもあったもんじゃないなあ。

随所に萎える演出というかちょっとした事で直るような事が山積している。ながら見しながらだと気にならないけど、クライマックスの嵐の前の静けさでそれがあるとトホホになる。具体的に言うと血の大晦日の世界同時多発細菌テロでマスクもつけずに取材&非常線を張ってるマスコミ、公的機関。普通アウトブレイクが起こったらもっと重装備な連中が出張るでしょ。新聞記事ではそういう写真が載ってるんだから知りませんでは通りません(笑)

ほんでラストのあれはなあ、まじで噴いた。
いくらなんでもなあ、そこだけ別の映画になってた。まあ常套手段とはいえ?を解決しているのかといえば、そうでも無さそうだし。漫画ではなく映画ではもうちょっとそこらへんはビジュアルで解決しないと。

まあ香川さんとか唐沢氏、豊川氏とか演技陣は踏ん張ってると思います。

それとラスト付近で市井の人々がニュース画面を観てるシーンは良かったと思う。但しあの展開なら家がバリバリと壊れるとこまでセットでないと。やはりアイデアはいいけどそこからの展開の弱さが堤監督の弱点。それとぬるいギャグをいれようとするのもな(笑)

そして全体的に説得力が薄い。マンガの展開をなぞっているけど、なんとも言えないゆるさ。このまま最終章までやってるのかと思うと、まあやっぱりそんなもんだろうね。

映画館に最終章を観るためにアシを運ぶ事は無いけど、たまには(アマルフィとかも逝ってないし基本地雷は『真夏のオリオン』だけ)踏んでみるのもいいかも(映画独自のラストを確認するために)

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追記:公開時には『20世紀少年』だったけど、DVD発売時に『第1章 終わりの始まり』というサブタイがつけられたとか。確かに終わりの始まりだよ。



09/08/24 追記として、堤監督に思っている事を書いておこうと思う。

実は個人的には映画評論家の町山さんとか映画秘宝周りの方々がくさすけど、いわゆる皮肉も混じるけどオサレ、おたれな映画というか抽象的ではずしているのがハまれば面白いよなあというものを作る人だと思っている。

それはようするにあまり見た事無い映像やカット割を提供するという意味においてなんだけど、最近はその目新しいカットや映像をドラマ時代からやってきた事からあまりブラッシュアップしておらず、繰り返しになっている。そこが最近の堤さんの現状かなと感じている。(結果ダメじゃんという話でも有るんだけど)

それと基本的には長い時間の構成は下手でPVとかドラマ(1時間が目安)、CM以上になるとグダグダになるというのも致命的かもしれない。というかフィールドが完全にドラマに最適化されてるという方が正しいのかも。(さらにもうダメな映画監督じゃねーかという話になってきた(^^;)

ただ以前に見た映画では「自虐の詩」は結構評価してるんだけど、「大帝の剣」は?まあ今だからぶっちゃけるとクソに近い映画だった。まあ今の日本じゃ誰が作ってもカッコいいのは撮れそうにないけど、それを置いても酷かった。(トドメさしてるし!(^^;)

つまりこじんまりとしたスケール感なら、それなりに映画的なレイアウトでもってお馴染みの役者さんを使ってそつなくまとめられるという事。そこが分っていないと(発注者が)痛いのになってしまうという感じ。(ということでフォロー?になってるのか?けどそう思ってる)

あと堤さんと本広さんは基本的にTVスケールの人(映画的な空撮とかそーゆうのをいれるけど、それはレイアウトだけでストーリーの構築がという意味)でしかも得意分野が限定されていると思う。
まあそれは以前から書いているけど。
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by tonbori-dr | 2009-08-21 23:04 | スルー映画祭り