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中二病シンクロ率が高ければ楽しめるよ!!『スピードレーサー』

もしくはサイケデリックな小3病とか(笑)
稚気あふれるウォシャウスキー兄弟だからこそ出来る原色の奔流とアニメをそのまま実写化したかのような画面。
もっとも全てを加工しているかのような画像を創り出しているのはロド公の『スパイキッズ』とか中島監督の『下妻物語』とか『パコの魔法の絵本』があるけど。

そういえばブログ友だちの森と海サンが夙川アトム方式といってたけど、案外マジかもよあのお二人は(笑)
**あのロドリゲスだって撮ったんだから・・・〈スピード・レーサー〉** 日刊【考える葦】Returns

というのも妙に観ていて腑に落ちるというか、あーなるほどたけくまさんが絶賛なのもそういうことかと思ったから。
たけくまメモ : スピードレーサーはなぜ不入りなのか
そのたけくまさんが観に行ったきっかけのエントリ。
アルファブロガーダンコーガイの
404 Blog Not Found:まさに動漫 - 映画評 - Speed Racer
そうはっきりいってこの映画、DVDで観てたら多分30%もその滋味を味わうことは出来ないなと凄く腑に落ちてしまったのだ。
もちろん劇場で観て、?という人もいるけど。(特にストーリーの薄さ)
シネマ親父の“日々是妄言” : 「スピード・レーサー」だからあ~、原題の方がよかったのに~!

けどストーリーが薄いのはわざとであって、彼らのやりたかったのは人間をCGの中で動かすという事。ある意味、キリキリやティム・バートンが『チャーリーとチョコレート工場』でした事に近い。まあこの手の映像を作らせたらやっぱりあのバカ兄弟が一番だというのははっきりしたので、その意味では観て良かったかな。ただ今回の物語の薄さは前回ちょっと背伸びして『Vフォー・ヴェンデッタ』をやったら原作者からダメだしされて、もうそーゆうのはやらねーというこれも至って中二病的な行動に走ったあげくなのかもと思えば納得できる(笑)

おなじというかバンドデシネの『ミシェル・ヴァイヨン』も良く似た構造を持ってるんだけど映像的には遥にこちらが先を行っている。そうだなあ、PSとPS3くらい?(笑)個人的にはあの映像も好きなんだけど(そういえばどちらも話が薄い!)なんか大好きなクルマが活躍するもののこういうコミック、アニメ原作だとどうしてもストーリーが薄くなっちゃうのはなんでだろー???

森と海サンの
うーんと、〈ウォッチメン〉あたりをまともに受け止められる諸兄には、観る必要はないでしょう(笑。
というのは良く分かる。
劇場で観ることはもうほぼ皆無だもんで、まあ自宅に超巨大モニターか、ホームシアタークラスがあれば50%は掬えるかも?という感じ?でも中二病だからこそ出来る映像の奔流ということなのかもしれない。やっぱりあの兄弟はとんでもねえ奴らだ(笑)

あとあの『マッハゴーゴー』というテーマソングのリミックスとは言えかかってくるところは泣けるということはきっちり書いておこう。

「スピード・レーサー」の映画詳細、映画館情報はこちら >>




オマケ。

これだけで観るとチャカチャカしてるキッズムービーだよなあ(笑)

by tonbori-dr | 2009-07-02 22:07 | スルー映画祭り