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のぶりんが鉄砲を持ってややこしくなった件

なんかあのねのねののぶりんこと原田伸郎さんが猟銃不法所持がどうとかラジオニュースで聴いたので帰宅してぐぐった。
原田伸郎さん:番組で猟銃持つ びわ湖放送を捜索 - 毎日jp(毎日新聞)
時事ドットコム:原田さん、手に一瞬猟銃=元「あのねのね」番組で-びわこ放送を捜索・滋賀県警
これよくある田舎探訪モノ、いうたら『鶴瓶の家族に乾杯』と根っ子は同じような番組ですわね。
で、起こった事は、基本的に釣竿とか鋤、鍬の類をもってみるとか、鉈とかそういうのを持ってみますか?みたいな流れじゃないのかな?
情報が少なすぎるけど、地元の猟師さんが気軽に(TVの取材という事もあっていいトコを見せようとしたとも思うけど、真実は分からない)手渡す。もちろんそこで拒否というのもアリでしょうけど無邪気というか、悪気無く渡されたら、よほどしっかりした人か、四角四面の杓子定規な人で無い限り、どうもとかいって渡された銃を手に取るですわね。時事の記事によると6秒ということでその間にストックを肩付けし頬をチークパッドに乗せて構えたのかどうかも気になるけど(それによって心証、この場合は捜査に入った警察側の心証は変わると思う。)
ちなみに所持っていうのはウィキペディアを引くと、
所持(しょじ)とは「持っている」こと、携帯する事である。

さらに詳しく引くと、
民法において所持とは財物(特に動産)が事実上ある人の意志によって支配下にあると認められる状態にあること。

ということで例え6秒間でも持ったその瞬間は所持していたことになるのでアウトといえばアウトだけど、
コレなんでそういう家宅捜索&書類送検ってことになったんだろうか?
まあ想像は出来るけど、あくまでも想像でしかないんで本当のところは分からないけど、田舎というか面子というかなんかなあという感じが。
しかも今はネット時代、あっという間にこういう田舎の事件でも全国に流れる。
そういうのを逆手にとる人もでてくるんだろうけど、厳重注意で良かった事案かなと。
もっともその役割は検察に振ったし、自分らは仕事はしましたということなんだろうけどね。




それと田舎の猟銃というのは、全戸に1丁じゃないけれど地元猟友会とかある程度必要とされてて、例えば農作物を荒らす鳥獣駆除とか、あと農閑期にそれで生計を立てている人たちもいるということは結構忘れ去られがち。
もちろん動物を殺すことに抵抗のある人たちには許せん話かもしれんけど、無差別に殺しているわけではなく元々領分というのがきちんと出来ていた。(秋田のマタギとか、獲る量が決まっていた)

まあ欧州とかでは紳士つうか貴族のたしなみとかで結構無分別に取り捲ったり、くじらの一件とかと同じで昔はあの毛皮が高価っすとか、あの肉は美味で貴重ッスとかで絶滅に追い込んだりもあったけど、そういうのは欧州の肉食系な方々のやることで日本は雑食系。とりあえず食い扶持が維持できればOKみたいな感じ。
明治以後欧州文化が流れてちょと変わったけれど基本、古い人たちはそういう部分には敏感。

とはいえ往時のようにもいかなくなったしそもそも武器を持つことをお上が禁じて約60年以上か、(戦前はピストルだって一般家庭でも所持出来た。許可を受ければ)先の戦争の事もあり武器を持つことの恐ろしさは理解出来るけど他方道具でしかないという部分もあり、(基本的には)許可された人にしか銃は所持出来ない。
ただ一瞬とは言え電波に自分たちのコントロール出来ない状況が表出し、権力側も反応したし多分TVを見ていた人たちも幾人かは反応したのじゃないのかな。とまあそういう事を感じる出来事だった。

by tonbori-dr | 2009-06-03 00:39 | ニュース