*コーエン兄弟の本性見たり『バーン・アフター・リーディング』

先にレッドクリフの感想を書かないと(^^;
でも前作とは違いブラックで可笑しい1作でした。


なんてえ書いたけど、実のところアカデミー賞を獲った『ノーカントリー』と根っ子は同じでした。ただこちらはそれをブラックコメディーにしているところと物語を動かすマクガフィンとして前作ではシュガーという殺し屋が機能してたけれど今回はある一枚のCD-ROM。その違いがあるけれど。

幾人もの登場人物がやがて微妙にすれ違い係わり合い、とんでもない結果になってしまう、多分これまたコーエン兄弟の『ファーゴ』を思い出す人も多いでしょうけど前にも書いたけどおいらまだ未見なんですよね(苦笑)
実は衝動買いしたまままだシュリンクも破ってないという(ヲイ)
そういう人たちのドタバタをある意味ちょっと冷めた目で見つめるという部分が面白おかしくまた衝撃を受けるという。


でも感想を見ると案外評判が悪い(^^;
バーン・アフター・リーディングのレビュー Page1 - 映画のことならeiga.com
Bというのは微妙つうか評判倒れということでファイナルアンサーでしょうか?
結局コーエン兄弟作品というより兄貴ことジョージ・クルーニーが出たことで勘違いした人が多かったようで、裏切られたとかいうのは『オーシャンズ』とかのような小粋なオサレなコメディを期待したがいきなり出されたのが、なんかとんでもないものを出されましたよ、オイオイコレって違くね?みたいな反応っぽい。
あと悪趣味だという人は前作を観ていないのか?と小一時間でしょうここは(笑)

いやまあコーエン兄弟ビギナーだけどこういうオフビート(本当の意味での)で皮肉に満ち満ちたブラックコメディーの小品は納得のいくモノだったし、ああこれでとりあえずシュリンクやぶってファーゴ観なくちゃなとも思いました(笑)

ちなみにクルーニーはコーエン兄弟のその他に2本組んでいてコレを含めてオバカ3部作らしい(笑)クルーニーファンならそこらへんはチェックしていないのかな?

OPからしていわゆるスパイサスペンスなどにありがちな宇宙からのアイ・イン・ザ・スカイから地上の建物にフォーカスインするけれど、そこが思いっきり手抜きなCGなのもワザとだろうし、もうそこでなるほろと感じたのであとは全然OK。多分ココでいけるかどうか試される。だってそういうシーンはあと1回しかないから(笑)

今回初のコーエン組参加となるマルコヴィッチだけど相変わらずこの人なんでも出来る人だわと感心。アルコホリックな元CIA分析官を楽しげに演じている。

クルーニーも自分が観た中で一番情けないし、ピットはピッタリはまってた(笑)ほかにティルダ・スィントンに常連というかジョエル・コーエンの妻であり『ファーゴ』の主演フランシス・マクドーマンドにリチャード・ジェンキンスなどアンサンブルで見せるブラックコメディーの佳作。ちなみにキャストはあてがきであったとか。

ちなみに『バーン・アフター・リーディング』とは読んだあとに焼却せよという意味らしい。『ワールド・オブ・ライズ』とか『エネミー・オブ・アメリカ』っぽくて素敵ですよねえ(爆笑)

そしてエンディングで流れる『CIAマン』これはすげえよ。いやマジで。

なのでこういう作品に耐性のある人なら是非是非。

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by tonbori-dr | 2009-05-13 22:27 | Movie