『ゴンゾウ』が昨日最終回だった件

この夏クールで通しでちゃんと観たドラマはこれくらいか。

毎度毎度同じことをを言ってる気がするが、基本独りモンは家に帰るとTVをつい付ける。
もっともバラエティの騒々しさに、しかもコントとかそーゆうのじゃなく、ただのダベリはたまにはいいが毎回では飽きる。
そんなわけで基本、映画放映かドラマという選択肢になる。

で観るならやっぱり面白いものがいいに決まっている。
この『ゴンゾウ』の脚本を担当したのは古沢良太。『キサラギ』の脚本や『相棒』でもいくつか書いている方。
なんでも毎回1つの事件を解決するスタイルのではなく1つの事件を10回通して描きたいということで始まったとかなんとかを放映前にTVガイドかその類いのTV情報誌で読んだ。

サスペンスドラマや警察側が主人公で無いドラマ(警察側も主人公だけど、犯人側や被害者側も大きく係る)では見られるが警察官を主人公にしたドラマではあまり見られない。しかも警察などを舞台にしたドラマで良く見られる群像劇的なところも折り込みつつ骨太な作劇を見せてくれた。

ちょっと褒め過ぎかもしれないけれど基本これを最低ラインでやってもらいたいなと切に願っているから。最近のドラマはそういう部分をおいてけぼりにしている事が多くがフォーマットに則って流れている。そういう流れ作業ではなく(フラグ立てはゲームだけで充分)地に足のついたものとしては及第点をあげれるドラマだった。



最終回も伏線を回収しつつ、そこにそうきたかと言う部分と予想通りの部分とこの匙加減。もうちょっと振り回してもいいと思うけど古沢氏はまだまだ若手に属するらしいのでまだまだ伸びしろあると見た。

そういう意味でも若手のオリジナル企画を通せるテレ朝日はちょっと乗ってるかも?(笑)
この辺り『相棒』のヒットも関係しているのかな。
なんだかんだいってもお金が無いと始まらないし。そういう部分を利用するのは悪いことじゃ無い。がっちり利用して良い物を作ってくれれば。

役者も内野勘助聖陽の暑苦しい演技や、本仮屋ユイカや高橋一生などの若手。
筒井道隆が頼り無くイイ人オーラを逆手にとった切れ者で計算高い元のび太とか、
トリックスター的な大塚寧々とか。
菅原大吉、矢島健一、綿引勝彦などベテラン勢とバランスもいい。

ゲストも多彩でこれがドラマだよなあというのもうれしいところ。
ツウなところからビッグネームまで、これまたバランスがとれている。

でなければ頻繁にCMで集中力を削がれる民放ドラマで話に引き込めない。
やりすぎるとジェットコースター的なヤマ場ばっかりのスカスカになることも多く、ましてや1回完結でないこのスタイルは冒険だったと思うけど、果敢に挑戦したその姿勢も好ましい。

もちろん1話完結ながらも、トータルで主人公達の成長を描くのはこういうお仕事系(警察、刑事ドラマにかぎらずいろんな仕事場を中心に描かれる人間模様)ドラマでは定番スタイルだけど、一つの大きな柱を基に最後、収斂していくスタイルも今後多く作られていくといいなと思うんだけどどうだろうかなあ。
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by tonbori-dr | 2008-09-11 19:33 | TVdrama