ミナミという街。
asahi.com:「くいだおれ」閉店、消える「ナニワの顔」 惜しむ声 - 関西
<くいだおれ>名物人形「太郎」売却も 7月に閉店 | エキサイトニュース
実はバリバリの大阪人で屋号もtonboriとまで打っている割には生まれてこの方行ったのは子どもの頃くらいだった。
でも多くの人がそんなもんじゃないかな。
やはり大阪人というか関西人の殆どが何かの時に行く、ちょっとハレのトコとしての『くいだおれ』だった。バブルまでは。
コレは個人的にそう思っているだけで、何かの裏づけがあるわけじゃないけれど。
食文化ってのが色々細分化された上に(イタメシとか)娯楽も色々になった。
そこからこういうところでごっつお(ごちそう)を食べることが、週末の楽しみから離れていったように感じる。(ちなみにココと焼肉がごっつおの昔のウチでの2本柱だったが肉好きなので後年ごっつおと言えば焼肉が暗黙の了解となった。)
で、まだそれでもくいだおれ太郎のおかげで名所としての機能があったが、結局それがお客さんに繋がっていかなかったということのようだ。
また一つ大阪の古き良き灯が消えるのは寂しいがそれでも街が進化し続ける限りミナミに人は集まる。
この前もクローバーフィールドの鑑賞後に街に出てみるとついてはいけないが街には多くの人が出ており、それなりに賑わっている。もちろんちょと目を転じると空き地もあるし無くなったところもあるが時代の流れにそって街が変わっていくのは繁華街の宿命。
もっとも伝統にすがるのではなく常に何か新しいものを渇望している貪欲な部分があって、もしそれが途切れたとき。その時がミナミの真の凋落の始まりかもしれない。
キタについてはまた今度。
by tonbori-dr | 2008-04-09 00:26 | 独り言