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*三池映画の真髄は街と男にあり『龍が如く』

森と海サンが**おとうちゃん、今夜もホームランやぁ 〈 劇場版 龍が如く 〉** 日刊【考える葦】Returnsって言うもんだから、そりゃあ観なくちゃねと(笑)

で観ましたぞ、『龍が如く』いやほんまは劇場で観たかったんだけれど、すぐに終わったんだよね(苦笑)まあヒット要素が少ない上にゲームはヒットしたけどゲームファンが大挙襲来っていう図柄もあんまりピンとこない。

だがコア三池ファンというか三池のツボにはまる人のみが楽しめる映画になっていた。
けど正直三池サンらしさに溢れているものの遊びすぎなので玄人筋にもパワー不足と感じられたのかもしれない。

ところがどっこいかって知ったる仲の役者を動員し、街というフィールドを与えて自由に動かし、その上でストーリーもまとめている。
これぞ三池監督のゲームフィールドにようこそだ(笑)



だけど真島vs桐生だけでは間が持たない。
まさかそのままミニゲームを組み込むってわけにもいかない(いや三池サンならやりかねないが)
だからこそ悟と唯という2人を入れてバーチャルのゲームフィールドを三池サンの得意なへ描写してみせる。熱気を帯びたじっとりと湿気のある街を。

ただこのゲームをおいらは知らない。なんで三池サンのスジでこの映画を観たから面白かったのかもという気もする。
だが、まあそれはそれでいいかなと。
この映画、つまんねーという人もいるかもしれないしゲームとちげえという人がいてもいいだろう。

だが三池フォロワーはとっとと観とくべき。
こう言い切るのも上に挙げた街の描写と森と海サンも言ってる出演者のゴーカさ。
というか三池組結集ですよ。
まあ文句をつければ塩見三省さんの出番をもう少し増やして欲しかったなというとこくらい(笑)
トモロヲさんの出番とか荒川良々の情報屋とかリアルなんだよなあ。リアリティは無いけどリアルな人物描写、演技がそれぞれ活き活きしている。そんで女性に対する扱いがヒドイのも『DOA』を思い出すのもご愛嬌な三池節。まあ脚本が『交渉人真下』の十川さんなんでかなりマイルドですが(笑)その上ゲームプロデューサーの名越さんまでああ出すとは!いやもう、これが三池サンのシャシンってもんだよと思ったなあ。

遊びも含めて、繰り返すけどフォロワーはやっぱ観とけデスな。

「龍が如く 劇場版」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

by tonbori-dr | 2008-01-28 23:31 | スルー映画祭り