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プロ野球について考えた

合併で揺れているプロ野球。
今日の朝の報道ワイドショウでもとり上げられているけれどまずオーナー側の言い分は経営陣の言い分としては間違ってはいないと思う。
赤字が累積し不良債権化する前に処分するというのはどこの会社でも考えることだ。しかしその前に経営陣はきちんと経営努力(業績向上のために何をしたか?)をしたかどうかの評価が必要じゃないのか?多分皆が怒っていたり呆れ顔で見ているのはその性ではなかろうか。
もちろん巨額のマネーが動く球団経営ってのは一筋縄ではいかないだろうが白鳥は優雅に泳いでいても水の下では必至に足を掻いているものだ、そういう部分をことさらに見せ付けられてもファンは納得しないと思う。
そしてもう一つオーナー達は野球が好きなのか?私はこのブログでもF1の話題を取上げているがF1の組織は統括団体FIAの下にFOMというマネジメント組織がある。ここが放映権料などを一括に取りまとめ分配などを仕切っている。メジャーなどやJリーグでもお馴染みのシステムだがこれを仕切っているのは30年間同じ男が取り仕切っている。バーニー・エクレストンと言う人物で、彼のことを書くと延々続くので割愛するけれど彼はレースが好きだと公言しチームやドライバーたちに恐れられていると同時に信頼もされている。そんなバカなと思う人もいるかもしれないが今もF1が世界のモータースポーツの頂点にあるのは少なくとも彼の仕事の結果と見る人が多い。その彼がこういう言葉を残している。「スターはドライバーであって、私ではない」と。そしてこうも語っている「彼らは(チーム、ドライバー)グランプリカーを走らせたいと思っているだけだ。私たちが競争のためにここにいるという事実は、ビジネスとは関係なく不変だ。ビジネスは競争と共にあり、競争とはすなわちレースだ。」(双葉社刊F1倶楽部記事より引用)彼はF1レースの主役が誰かをよく知っており、黒子に徹している。その手段は独裁的とそしりを受けることもあるがF1に携わる者達のためになることを行う。そこにはモータースポーツへの深い理解がある。果たしてプロ野球のそういう立場の方々は深い理解と愛情があるのだろうか?

by tonbori-dr | 2004-07-11 16:40 | 独り言