*『燃えよドラゴン』の血統なのに・・・『D.O.A』

なんのことか?の人も多いだろうがハリウッド資本と作家(脚本家)がついてハリウッドのキャストで製作された香港電影という共通点を持つ。
いやそれだけ(^^;

原作はテクモが出した格闘ゲーム。先発のセガのバーチャファイター(VF)やナムコ(現バンダイナムコ)の鉄拳の2番煎じながらも女性キャラを増やししかもが揺れる!ということで独特の位置を築き、その上なんでかスピンオフでビーチバレーが出ていた。
ちなみにおいら先頃完全にサポートが切れたセガサターン版を持っている。
実は結構格闘マニア向けの調整とも言われてゲームバランス的に玄人向けだったりもする(^^;

そんなゲームの映画化、基本的に女性メインでサクサク話が進むのは完全に初期香港電影(ゴールデンハーベストとかショウブラザースのクンフーもの)のフォーマットに影響を受けた連中が作っているというのが解る。

キャストはシン・シティの忍者ガール、青木デヴォンじゃなかったデヴォン青木。欧米人には受ける顔なんだろうなあと。単純にまあそういう感じ?でもかすみじゃねえだろうというファンはゲームファンには多いだろうが欧米のゲーマーの意見が聞きたいところではある。というか他の面子もゲームに合わしているのはベレー帽のやつだけじゃねーのという突っ込みが入りそうだ。(しかも主要以外は空気扱い)



でこの映画ハリウッド資本で香港電影と書いたけどallcinemaあたりで弾くとアメリカ、ドイツ、イギリスの制作となっている。一部で超馬鹿者監督として駄作を量産しているウーヴェ・ボルの関係者にバイオハザードのチームが関わっているからだ。
allcinamの『D.O.A』のページを見るといろいろ面白い事が解る。
制作のマーク・A・アルトマンがそのボルと組んでセガのシューティングゲーム『ハウス・オブ・ザ・デッド』を作った人なんだけど、それ以外はポール・S・アンダーソンを筆頭に『バイオハザード』関係者が作品の制作に関わっている。なのでゲームが原作なのもうなずける。

で格闘ゲームなので当然オタク(ギーク)はクンフーマスターを呼べってなもんでトランスポーターシリーズのコーリー・ユエン師をフィーチャーするとまあそんな感じ?

で撮影クルーは当然ユエン師の方で手当てするので香港電影の関係者となる。
そしてエキストラも当然(というか多分東南アジアのどっかとあとは中国のスタジオで撮影してるんじゃないか?)アジア人とまあそういう作品になっている。

で主要キャストは欧米人というわけなのだ。

ちなみに脚本家はJ・F・ロートンという人で『ハンテッド』に『沈黙の戦艦』も手がけているというが・・・。

多分ユエン師が香港のノリで当日ホンをばしばし書き換えたと思われる。
なんせ登場人物の一人凄腕のアサシンで泥棒のクリスティを捕らえるためにシャワー中に警察が踏む込むのだが彼女、悠然とブラジャーをとってくれというのだ。そんな彼女の要求に何故か、拳銃の銃口で拾い上げ、そのまま彼女の方へ向ける愚をおかす刑事。
いやありえないから、というか拳銃を構えて空いてる手で取るなら話判るけど、銃で拾うなんてないですから。で案の定拳銃を蹴り上げられ見とれた警官2人は一瞬でサブマシンガンを使う暇もなく倒された。そして見事放り上げた銃と共にブラも見事装着、ブラのホックを刑事の止めさせ昏倒させる。このシークエンスありきの発想が丸解りな見事なシーン(笑)

それ以外にもまるで奈良時代の建築のようなお城に住んでいるかすみ(デヴォン)とか旗指物を背負ってる衛兵とか。しかもその城、何故か日本の石狩山脈にあるという。
というか石狩山地じゃないのか?もしかすると外国ではアレは山脈なのかもしれないな(苦笑)とかでも何故かとんでもなく高そうな描写だったりとかもう凄いことになっている。

反対に言えばこの馬鹿馬鹿しさを笑って許せるかどうかがこの作品を楽しめるかどうかの分水嶺かもしれない。

ただ女優陣(とくにデヴォン)が気に入らないというのなら、そりゃまた失礼いたしましたというしかない。

あとマトリックスリローデッド&エボリシューションズのセラフことコリン・チョウも出演しておりかすみの兄役でそのワザを見せるのだが初め髪が長くて(不自然に)解らなかった。
あとジュリア・ロバーツの兄貴、エリックとか微妙なキャストでいい塩梅。
ちなみにケインもまあかんばっているので応援しよう(棒読み)

暇つぶしにはいいけれどこれを見て怒り出しても責任は持てません(^^;
ねーちゃんが暴れる映画として楽しむのが正しい見方。あとは適当にツッコミが出来る方にオススメです。
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by tonbori-dr | 2007-10-02 00:33 | スルー映画祭り