トムくんのヒトラーを暗殺しようとした男の映画を撮る話

ナチスの飛行機が飛来、トム・クルーズの映画撮影で | Excite エキサイト
そういやこの前、こういうニュースがありましたな。
大ピンチ! トム・クルーズ、ドイツ国防省からサイエントロジーはダメ! | シネマトゥデイ
そんなことがあったんでどうなってるんだと思ったらなんとかやってんのねと(^^;

しかしドイツでサイエントロジーがカルト認定されているっていうリサーチは、やってなかったのかねと。『信教の自由』というのが通用すると思っていたのかもしれないけれどドイツでカルトと認定されていることのデメリットを甘く見積もっていたんだなあ。

トム・クルーズへ、旧独軍将校の長男からも「父をそっとしておいて!」 : 映画ニュース - eiga.com
しかもトムが演じるシュタウフェンベルグ大佐のご子息がやめてほしいと訴えているが、撮影は始まった。この後どうなるかは解らないがロケ出来ないところはセットで作るのだろうか。

それはともかく、記事にもあったけれど映画撮影とはいえやはり皆ハーケンクロイツはちょっと緊張するんだろう。でなければ記事にはならない。日本なんかでは大和のオープンセットが観光名所になるくらいだ。(これについては賛否両論ではあったが)そういう意味ではかなり敏感だしデリケートな話。(日本でもそういう部分はあるが、近年の大和のセットの件を考えるとちょっと変わった、かな?という気がする)
以前にクリント・イーストウッド、リチャード・バートンの『荒鷲の要塞』でもロケ地はドイツではないのだがやはり第2次世界大戦のドイツ軍が出現するのは当時を思い出す人がいたようだ。(DVDの特典映像、映画メイキングフィルムに少しだけだがそういう画が入っている)『荒鷲の要塞』は1968年の制作。まだ戦争を生々しく覚えている人も多い状況だったので一概に同じとは言えないが、戦後~1960年代に作られた映画にはまだまだ戦争を知っている人たちの手が入っていたことは画面からも感じられるが今、しかもヒトラー暗殺を企てた人物の映画をどのように撮るのか?というのは気になる部分。(しかも『ユージュアル・サスペクツ』の面子が)




でこの映画のタイトル『Valkyrie』、『ヴァルキューレ作戦』という作戦名からきている。
詳しい事はウィキペディアに説明があった。
ヒトラー暗殺計画 - Wikipedia
かなり大掛かりな軍高官がかかわった計画だったが、些細な事が重なり結果的に暗殺は失敗しシュタウフェンベルグは銃殺され首謀者たちはことごとく処刑されるか自ら死を選び関与を疑われたロンメルも自殺を選んだ。(ウィキペディアでは強要されたとあったがロンメルの項目には家族に類が及ぶのを恐れ自殺を受け入れたとある|参照

それと押井ニストにはこのシュタウフェンベルグという名前は聞きおよびがあると思う。ラジオドラマ『ケルベロス 鋼鉄の猟犬』の主人公の名前はマキ・シュタウフェンベルグ。クラウス・フォン・シュタウフェンベルクの姪という設定だ。
ヴェアヴォルフ(人狼)といわれる甲冑を纏い忌み嫌われた、ドイツ軍装甲猟兵の真実を追い求める為戦場を駆ける物語で、このケルベロスサーガの世界ではヴァルキューレは成功したということになっている。だが作戦後、公の場からは身を引いているとなっているという設定。(元々彼は作戦前にアフリカ戦線で左目を失明、指もちぎれてしまう程の重傷を負っていた。)
その回は既に放送済みだったはずだと思う。
参照|『ケルベロス鋼鉄の猟犬』
これは後にCD化されるんだろうか。どっちにしろ押井監督が新作『スカイ・クロラ』の製作中のため映像化されるのはその後になるのは間違い無い。そしてそれは押井節が全開かつ満載な非常に趣味的なものになるだろう。

最期に写真の軍用機。ユンカースとあるのでドイツの急降下爆撃機スツーカだろうがライブラリの写真っぽいけどやけに解像度が高いので最近撮られた動態保存された本物なんだろうか、ちょっと気になった。
[PR]

by tonbori-dr | 2007-07-18 22:20 | column@Movie