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トムちんのM:I:3を観たよ

ということで2本ばっかりブロックバスター映画と2本は好きモノ映画を借りてみたよ。

でとりあえずコレから。
トムちんのヒットシリーズ第三作。でこれトムちんが主人公でないとしたらかなり凄いけど反対にいえばトムちんがいるから成立っているし投資家もカネを出すってもんである(苦笑)
但し昨今は奇行が目立つのでパラマウントがさようならしたので、もうヤバイ(^^;

まあマネーメイクスターとしてはご威光はまだまだあるし演技派でもアクションスターとしても名を売っているお方。そんなトムちんの頑張りが観れる1本、オワリ(笑)

じゃあすまないので少々語ってみるとまあ007シリーズよろしく敵のインフレ化が出てきたよね、みたいな。これは敵のキャラクターというより敵の攻撃力が増してきたみたいな話で実はこれが一番の曲者。敵が強力になって圧倒的な力を見せ付けるのはいいけれどラストに向ってどう落とすのさ?ってのが難しい話になってくる。



それでもカネはかかっているし今回TV畑からJ・J・エイブラムスという人を引っ張ってきてジェットコースター(古っ)な展開にしている。おかげでブロックバスターかつポップコーンな仕上がり。
だけどどんな状態になってもトムは死なないいわゆるダイ・ハードな展開にはオイオイこれは『不可能なミッションに挑む話じゃないの?』と思うこともしばしば。
今回監督降板が何度もあってのやっとこの完成だけどまあエイブラムスはグッジョブだったとは思う。けど趣味よりは話を転がす事がメインで色が出てくるには映画ではどうなんでしょうかそうですかみたいな。まあ『LOST』に『エイリアス』観てないからなあよく解らない。

だが今回の敵デイヴィアンとイーサンの対峙シーンから始まる部分はつかみとしてはOKだったしその部分は流石にオスカーアクターのフィリップ・シーモア・ホフマンと一応ノミネートはされたことがあるぜのトムちんの対決。ともかく敵と主人公の対峙、そして主人公圧倒的に不利!TV的ですよねみたいな(笑)けどアクション映画としては間違っていないし2時間の長丁場客のテンションを保つためにも技ありではある。

しかしIMFって何時の間にかNSAとかCIAとかそういう組織っぽくなったけど、それも?なんでかなーと思う。つうかこれじゃCIAの一部局か国家安全保障省の部局っぽいやんけとつっこみたくなる。IMFが謎のユニットでもっと広がりがあれば面白いのにわざわざCIAとか同じ地平に落とし込んでいるのが勿体無い。というかこの性でわざわざ国籍不明っぽさを醸し出して1の時の国際色豊かな雇われプロぽいとこがMI1の時にはあったのにそれが無くなった。もっともメンバーにマギーQちゃんをもってきてそれを補完しているよだけど。

まあ007なんかも基本西側世界の代表ってとこがあって敵が東側って時は良かったけど今じゃいろんな敵が出てきて設定にも一苦労な時代を迎えた。
そんな中で今回も裏社会の武器商人デイヴィアンをもってきたんだけど脱出の際には圧倒的な力を持って逃げたのに中国に潜伏している際はなんだかしょぼい密輸組織っぽさが出てて駆け足なために気がつきにくいけれどなんだかなあと。ぶっちゃけて言うとやられ方がね。劇的じゃないです。その点『ミッション・インポッシブル』はその画面展開もなにもかもがよく出来ていたんだが、今回はトムちんのための『ミッション・インッポシブル』になっちゃってるのが・・・まあ展開的に目まぐるしいために気がつきにくいしトムちんの状況を悪化させることに気が行き過ぎた性なんだろうね。まあ先に触れた敵のインフレ化と同じでこれはもう宿命だよね、でも次はどうすんのだろ(^^;

あとマギーQたんはよかったねえ。けどこれから先ツィツィと同じように白人主導のキャストでのハリウッド映画では基本的に同じような役回り、善玉か悪玉の違いだけってことになりそうだけど、それでいいのだ!だって『赤裸特工』の人なんだもん(笑)

by tonbori-dr | 2007-04-21 23:13 | スルー映画祭り