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スピードスターはストリートにいる。-頭文字D-

ということで先週末ちょっとしたことで予定していたイベントに出られなくなりへこんだのでこの期に『頭文字D』を観る事にした。

もちろんエイベックスのアニメじゃない方だ(笑)
無間道(インファナル・アフェア)チームが手がけた日本の公道レーサーモノとしてヤングマガジンで『湾岸ミッドナイト』と2枚看板(だとおいらは思っているんだけども)の『頭文字D』実写版。

でもね・・・・・なんか・・・・・いまいちのれなかった

いやドリフトというか秋名のダウンヒルは原作のシーンをそのまま実写にしたといってもいいくらいの出来だしストーリーも原作に忠実でもないけどうまく換骨奪胎している・・・いや少々香港チックになってるし設定が細かいとこで変わってるよなあ。特に目に付くのがイツキが無間道のキョンのまんまだもん(というか俳優もチャップマン・トー:杜[シ文]澤:だしな)
いやそれは重要じゃない(重要だけど)



確かに物語りは割りと原作に忠実。拓海がボーっとしているとことか親父がチョイ悪とか。
つうかアンソニー・ウォン:黄秋生:の文太はかなりロッカーっぽいというか以前彼のインタビューVTRを観た時の格好にクリソツというかアレ私物じゃないの?というか地じゃないですか、そうですか(^^;いやそのあたりとかも含めて隙が無い。いやその香港チックな部分もあえてそうしているというかかなりあざといように見えちゃったんだなあ・・・・(^^;

そうなるとどっか冷めちゃってのれなかった・・・(^^;
でも先に書いたように走行シーンはあの秋名の溝落としまで再現するという念の入れようでありその部分のこだわりは大したモノだ。ディティールに神が宿るとはよく言うフレーズだが走りのシーンはタカハシレーシングの渾身のスタントであり確かに香港スタッフの要求によく応えた。
但しこれをもって日本映画界何してんだっていうのも頷ける。

やはりお上に配慮しているのかもしれないなあ・・・とか思ったり(^^;
例えばこの作品が完全に香港に置き換えられていればスゲーとかいってたかも。

ともう一つ。このあとアンドリュー・ラウはこの後『デイジー』という作品を韓流スターをつかって撮っている。以前にも書いたけどちょっと日本の製作側も柔軟にスタッフを運用しないとどうっすか?みたいな気はした。
完全日本人キャストでアンドリュー・ラウ&アラン・マックとか?逆は・・・無いな(^^;
というか使いこなせない?いや三池サンとかなら出来そうだ。後、和泉聖治サンとかいいかもね。いやなんとなく。(結構カーチェイスをちゃんと撮れる人というと現役バリバリだと和泉さんしか思い浮かばなかった、他にもいらっしゃるだろうけど)
 
よくもわるくも香港映画クォリティは保たれているし走行シーンはタカハシレーシング渾身のスタントを観るのも悪くは無いと思う。

by tonbori-dr | 2006-09-24 23:07 | スルー映画祭り