キーラたんの『ドミノ』を観たよ。

『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』が公開と言う事でキーラ・ナイトレイの出たコレを借りてみた。
いやキーラたんがんばってる。お乳も見せてかなり気合入ってる。
が全体的にケバケバしい。これは多分に狙っていることなんだろう。なんせ監督はあのトニー・スコット。アニキのリドリーよりもさらに映像美というかまあぶっちゃけて言うとMTVのような映像を撮ることに長けている(笑)
元々のドミノ・ハーヴェイの物語からは相当に脚色されておりそれは物語の最初にも出るのだがちょっとした悶着もあったようだし確かウェイン町山氏もそんなことを書いていたような・・・?うろ覚えだしその号をもっていないけれど彼女の伝記を面白いと権利を買い上げたのものの出来上がったのはなんかちょっとしたバッドトリップなテイストのムービ?みたいな(^^;



とはいえキーラたんはよく頑張ったしこれが完全フィクションなら無問題だがドミノ自身の辿った道が粉飾されているところがどうなんよ?と思う。
但し最初に言ったとおり完全フィクションならそれなりに楽しめる話で冒頭いきなり自分語りをルーシー・リュー姐さんに語る導入部や過去から遡る手法などはそれなりに楽しめるしハリウッド俳優だった父が死んで母が新しい恋に夢中になためにほっとかれる少女が寄宿学校に放り込まれゴスな少女になっていきそしてひょんなことからバウンディハンター(『ジャッキー・ブラウン』や『ミッドナイトラン』にも出てきたベイルボンズという保釈金保険業者と契約もしくはそれを兼務している場合がある)になっていく様をテンポよく見せている。そのへんは確かに手馴れているしベイルボンズのクレアモント(デルロイ・リンドー)とその協力者(恋人)でもある免許登録センターの女達などキャラも面白いのだが。そうそう前作『マイ・ボディガード』にも出演したミッキー・ロークがムショにもおつとめしたことがあるベトナム帰りのバウンディ・ハンター、エド役をひさしぶりのハマリ役として好演。というかやっぱりおっちゃんこういう役の方が生きるよねみたいな。
あとクリストファー・ウォーケンが神経質なTVプロデューサーとかキーラたんの母役をジャクリーン・ビセットなど無駄に豪華なキャスティングも見逃せない。

ただTVクルーの描き方とか面白いもののツッコミ不足だしそれはドミノの来歴にも通じるところがありその部分よりもちょっとした計画がささいなことでどんどん転がっていってヤバイことになっていく。まあこの部分は完全フィクションだろうがベガスのストラトスタワーでの銃撃戦などはそれがたとえブラッカイマーっぽいとしても迫力は充分。

そうそう途中でエドやドミノたちがトリップするシーンがあってそこで何故かトム・ウェイツが砂漠の予言者?みたいなおっさんとして出演?

ともかく映像はそういうスタイルでしかも何故か銀残しの陰影のキツイ画にトリップな映像。凝り過ぎているアングル。そういうなんですかCOOLな画像を観たい人とキーラたんのファンは必見ではないだろうか?

にしてもドミノ自身も最後のロールで顔出ししているんだけど髪をクルーカットにしスーツできめていた。実際にトニーがコンタクトをとったときからの足掛け10年ほどの付き合いだったらしい。(それは公式サイトに書いてあった)でも最終的に出来た映画に関しては不満があったらしい。
だがこの作品が公開される寸前自宅で死亡ということも色々と想像をかきたててくれる話ではあるがタフに見せかけてその実ポッキリ折れそうなハートの持ち主だったかもしれない。
そんなことをエンドロールを観ながら感じた。
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by tonbori-dr | 2006-07-26 00:02 | スルー映画祭り