「姑穫鳥の夏」を観た。

今日ファーストラン終了だった。
で時間もあったのでちょっと行って来た。
で皆様おいらがtonbori堂と号しているので京極堂のファンと思われている方もいらっしゃるかもしれぬが実は全く読んでいないのであったりする(苦笑)
いや京極さんの名前はしっとるし、只今公開中の「妖怪大戦争」でも水木先生、荒俣先生とともにブレーンを務め顔出ししているというのは知ってるけれど全く話をしらないまま行って来た。
なんでファンの方々とは違う視点で観れたかもしれない。
けれど・・
監督は実相寺昭雄氏。ウルトラセブンの「狙われた街」なんかは未だにあのカット割、画の構成は古びないと思うが今回も実相寺節は見せてくれるもののなんかパンチが足らない。
もしかすると既に古びた演出方法なのか?いやそうじゃないと思う。
この物語は昭和27年の話なんだけれどその空気が漂ってきていない。



これは特にこの映画に限った話じゃないけれど昭和の始めを感じさせようとするとセットだけを古ぼけたものを作ればいいというもんじゃない。
格好だってそうだしまわりの大道具、小道具だってそれに準じてそうしなくちゃいけない。
けれどこれはこの映画を観ていて気が付いたんだけれど昭和の50年ごろのこの手の映画はちゃんと成立していた。それはその当時の空気を吸っていた人がまだ多くその匂いというべきものが漂っていたからだと思う。それとともに昭和の60年代にあったバブル。あれでなにかが変わった。そして時は平成に移り昭和を代表するものがどんどん減っていった。
この映画で昭和を感じさせてくれたものは少なく舞台が殆ど京極堂と久遠寺医院。雑誌編集部に薔薇十字探偵社の事務所と屋内が多くその風景も京極堂のまえの坂に久遠寺医院周辺が主だった。予算の関係上もあるんだろうけどそれ以上になるとオープンセットを組んでも出せたかどうか?以前に明智探偵シリーズとしてフジが陣内氏主演で作っていたけど(TVにしては)頑張っていても同じような風景を探してもそこまでに至っていなかった。
その点横溝さんの金田一シリーズだと岡山の農村が舞台ということが多いのでまだその点空気はほんのりだが匂わしてくれる。でも都会が舞台だとそれは難しいだろうなあと強く感じた。

配役についてはよく解らない。
ただ原作の京極堂ファンの方は堤氏に関してはどうだったんだろ?割とあーゆうペラペラ喋る役は彼にあっているんじゃないか?と思うのだが。
そしてワトスン役というかなんというか関口巽役永瀬・・・・・・まあなあなんかあーゆうしょぼくれた感じは彼にぴったりだと思うが(濱マイクよりもいいかもしんないぞ)けれど原作的にはどうなんだか解らんのでこれ以上は論評を避けときます?
榎木津礼二郎の阿部ちゃん。いや今回は少々抑え気味なれどあーゆうけれんみたっぷりな役柄は殆どはまり役と言っていいんじゃないだろうか。
木場刑事の宮迫はもうちょと鬼軍曹っぽい人でも良かった気がするが不可でもない。
そして久遠寺涼子、梗子の二役の原田知世・・・・やっぱりいつまでも年取らないよなあ(笑)
いや「時をかける少女」の頃からファンだったもんで(^^;
でも今回のこの役、知世ファンの御大ゆうきまさみと出渕裕の感想を聞きたいものだ。いやマジで。
あといしだあゆみが殆ど色物扱いというかなんというか(苦笑)
個人的には病に倒れて久しいすまけいさんの元気な姿をスクリーンで観れたのは嬉しいものだったが。
三谷昇氏がアクセントな出演だけどアレって蛇足ような気がしていたが・・・・・・
原作者本人の顔出しのオチだったのかよ!とビックリしたよ。
ここ「妖怪大戦争」にもつながるネタになるけどそーゆうオチかとずっこけた(笑)

まあなんつーか気の抜けたサイダーなんだけど完全に抜け切っていないみたいな感じだった。

でも一応この原作は読む気になったんでそれはそれで映画作った人の思惑通り?(爆笑)

そうそうさらに余談だが寺島進兄貴とジャンル女優の道をまっしぐらな三輪ひとみ嬢もでているぞ!
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by tonbori-dr | 2005-08-13 00:07 | Movie