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それで変わるのならあの時に変わっている。

倉本聰氏「これが最後」テレビ局に絶望(芸能) — スポニチ Sponichi Annex ニュース
ドラマ好きとしては倉本氏の脚本が全部OKというわけではないが良いホンを書いている人でもあるし日本の脚本家としてはいい仕事をしている人だと思う。
倉本聰 - Wikipedia
ただ演出家からすると一言一句変えさせないというその方針は、時には大きな壁にもなるがそれだけ自信もあるということとも言える。

特に『北の国から』は厳しい自然とけなげに生きていく兄妹、不器用な父、暖かく、厳しく見守る人々の群像劇は評価されている。

とはいえこういう話を、今頃だされてもなという話もあるだろう。
というかドラマを観るというのが昔のように優先度第一位になっていない昨今、広告収入がTV局の大きな収入源である限り視聴率という評価軸のほかに何があるというのかという話だし、それはドラマだけでなくTV局のコンテンツ全てにかかってくる話だし、それが変わらない限り、業界の大立者が一石を投じてもそれが商売である限り、なんらかの代替行為がなされない限り変わることは無いだろう。

それでもドラマがつまらなくなったといって、そのまま三行半をつきつけるのもどうかなとは思う。
だって局には確かにパッケージを放送するという意味での最終責任があるけれど、ならばもっと前にアクションを起こすべきだったんじゃないかなと。
それにこういう事を言っても結局、局側が変わらない限り同じじゃないかと。
というかそういう世界に嫌気が差して北海道にいったのにそこでもまた作品を作り結局そこで自分の意のままになる王国をつくっただけじゃんとも言える。
あまり大きく変わることなど無い。分かっているけれどこれからもこの人は一言居士として口うるさいご隠居の役割を演じるつもりなのかな?うーん。


ちなみにこの倉本さん、石原プロ制作の『大都会』の脚本(黒岩軍団になる前の)とか東宝で岡本喜八監督の怪作『ブルークリスマス』(喜八監督は理屈に合わないという事で脚本を変えたという話を読んだことがある)の脚本を書いている。
だからどうなのよといわれればそうだけど、興味がわけば観ればいいじゃな~いっていうことで(笑)
とくにエヴァ厨は一応観とくべきじゃないか?その訳はウィキペディアの『ブルークリスマス』の項目を読んであとはぐぐれ(笑)

ブルークリスマス - Wikipedia

by tonbori-dr | 2008-08-10 23:30 | 私声妄語