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「荒鷲の要塞」

結局なんだかんだで行けなかったよお、「ミリオンダラー・ベイビー」
なんとかレイトで早く行きたいと考えてますが・・・・
でイーストウッド祭り2本目。
正確にはダブル主演でリチャード・バートン(ワイルドギースの!)とがっぷり四つな戦争アドベンチャーサスペンス。
なにしろ原作者があの「女王陛下のユリシーズ号」のアリステア・マクリーンなんである!もうそれだけで燃えるシュチュエーションですよ、ええ(笑)



第2次世界大戦中第2戦線(ノルマンディー上陸)に関する情報の握る米軍カーナービー将軍が搭乗していた飛行機が不時着。ドイツ軍の手に落ちた。
将軍はドイツ山中にある城塞に設けられた基地に連行された。
「彼はここにいる。シュロスアドラー”荒鷲の要塞”だ。ここに出入りできるのは鷲だけだ。」|ターナー大佐のセリフ(吹き替え版のうろ覚え)

字幕では鷲の紋章をつけた者だけが入れるとなっていたが山間部につくられた中世の古城。出入りにはロープウェイを使用するしかない難攻不落の要塞へイギリス軍情報部は敵陣後方撹乱のプロであるスミス少佐以下5名とアメリカ軍レインジャー部隊のシェイファー中尉を含めた6名はドイツ軍から鹵獲した輸送機に乗り近くの山中に落下傘降下した。果たして彼らは任務を達成することが出来るのだろうか?
というあらすじだがそこから様々な妨害や誰が敵か?それとも味方か?という急ピッチな展開で最後まで流れるように話が進む。いささか話が出来すぎというとこも無きにしも非ずだがそれでもむっつりしているシェイファー(イーストウッド)といかにもという感じのバートンとのコントラストがこの作品の最大の見もの。
トラップの張り方などその手際もプロらしく見せているのは脚本も担当したマクリーンのおかげか。
今回残念なのは字幕版でゲシュタポ(ドイツの秘密警察)とドイツ軍情報部の確執が親衛隊とゲシュタポになっていたのだが実際にはドイツ軍情報部(アプヴェール)とゲシュタポの確執でこれがないとミリタリーマニアには?となってしまう。親衛隊とドイツ国防軍は確執はよく知られていることでそのあたりがちょっと残念。
今じゃすっかり観られない戦争娯楽映画とでもいうべき映画でドンデン返しのサスペンスを融合させているのがちょっと欲張りか(^^;
でもおいらのお気に入りでTVでやってたりすると観てしまう一本。

余談 冒頭のシーンでスミスたちを運ぶ輸送機はユンカースというドイツの3発エンジン輸送機でダコタ(ダグラスDC-3)と共に名機だと思うこの輸送機が出ているのもポイント高し。

by tonbori-dr | 2005-05-29 23:04 | お気に入り