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冬ドラマについて語ってみるよ

今日の『佐々木夫妻』の放送で冬ドラマも出揃ったわけだが、
今年の冬ドラはまた小粒な印象。
去年は大金かかったゴージャスな『華麗なる一族』があったことを思えば、
まあ普通はこんなものかもしれない。
ただこのクールもジャニーズのご威光は陰る事が無いように見える。
実際数字として残っている例はそれほどないのに安定指向なのか。
ただ、その他のドラマもキャスティング先行という気もする。
例えば伊東美咲のドラマや米倉涼子のドラマとか。あと観月ありさもそうかなと。
でもそれぞれ冒険はしている。だけどなんだか空回りな印象を受ける。
この中では観月ありさの『斉藤さん』あたりは結構気にはなるが。
あと米倉涼子の『交渉人』もフジのお株を奪う無駄に豪華キャスト作戦を展開しフジ『踊る』の出演者(筧さん)も配しているあたりやる気は伺えるが警察の外のキャストは(死刑囚のカレは物語の根幹にかかわるからおいとくとしても)妹とか伊武さんの新聞記者は話をややこしくする。これらが整理されていれば結構面白くなると思うのに残念。
ただこの先も観るとは思う。なんだかんだ言っても警察モノは好きだし。

でもこのクールも原作付が多い。
いい加減面白いオリジナルが観たいところだがその点では月9は野島伸司を押さえたのは手堅いといっとくか。
わざと情報を流して実は・・・ってまあやられたといえばやられたし。
ただこの先の展開次第ではという感じ。基本野島ドラマはそれほど観てないこと多いし(『高校教師』とか)

そしてこのクールで結局気合をいれて観る作品は
火曜の『あしたの、喜多善男』
小日向文世さんの初ドラマ主演作。
脇とかもそうなんだけど、ちょっとどうなるか不思議な感覚を味あわせてくれる。
副主人公といってもいい喜多さんに深く関わるキャバクラのスカウトマンを松田龍平が演じておりこちらも役柄にあっている感じでともかく次回が楽しみな作品。


気になってた漫画原作の2本。これは1本はまだ予告しか観てねーっす(笑)
で、『ハチクロ』はかなり厳しいようで。
こういう漫画原作の作品化のムズカシさが諸に出たなって感じ。
正月の『のだめカンタービレ』SPヨーロッパ編の2本を考えるとあれでも文句が出つつもかなり広範囲で好評をもらっているのを考えると『有閑倶楽部』は(これは自分も知っているだけに)ファンに不評だった。
・・・と思ったらネット投票では好評だったという笑えない話もあった。
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だが数字が全てなTV。いつまでキャストに頼り原作を消費するんだろうかという気にはなる。
このあたりで実力派を使い、きちんと練られたホンで作る事をしないとデジタル多チャンネルに押し流されると毎度言われながらもずっとこのままだ。
確かにNHKではいいドラマが作られているがやはり民放ならではの、例えば『太陽にほえろ』のようなドラマ(もちろんそのままではなく今の時代に沿った)のが作られないものだろうか。
出来るはずなんだけどといつも思うんだけど(原作付でというなら原作だって沢山ある、例えばTBSは月曜サスペンスの枠で横山秀夫さんの県警捜査一課強行犯モノ(第三の時効)などがある。)

追記:
木曜の『鹿男あをによし』
原作ファンにはどうかしらないが不思議キャラというか天然キャラの女性と玉木宏の組み合わせは面白い(笑)
干物おんなでいい味だした綾瀬はるかもよい芝居だが数字が・・・むずかしそうではある。
というかウラの『だいすき!』は反則だよ。っていうか岸本加代子はやっぱ上手いわ、芝居が(苦笑)
香里奈も『僕の生きる道』では自閉症の青年を支える役をしていたが、今度は自らが支えられる役を頑張ってるし。
とはいえ『鹿男あをによし』をこの先も見る事になるだろう。
そして土曜の『フルスイング』カッツミーこと高橋克実が主演ドラマ。これもNHKらしい生真面目さが出ていて好感が持てる。
また主演のカッツミーも中々。これは彼の代表作になるんじゃなかろうかと。基本彼のもっているお茶目さがうまく生かされている感じなのだ。ということで色々面白いのが揃ってきた。このクールという感じだ。

by tonbori-dr | 2008-01-20 23:12 | TVdrama