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子供に見せたい番組だそうだが。

Excite エキサイト : 芸能ニュース|「プロジェクトX」打ち切り危機…また問題発覚 [ 05月24日 17時05分 ] 夕刊フジ
以前に「子供に見せたくないTV番組」というのをニュースで取上げられていたがこの番組はその反対「子供に見せたいTV番組」として取上げられていた。
Googleニュース検索結果/プロジェクトX/ 5/24 23:24
※リンクは外しました。それに伴い文章を改訂。Googleニュースベータ版(参照)
Gooble検索結果では5/17にそういう報道がされたということも載っている。
(河北新報と毎日新聞)

でエキサイト:芸能でピックアップされている夕刊フジ以外にもサンケイスポーツ、日刊スポーツ、朝日新聞、読売新聞などが報じており約30件の関連記事がヒットした。

見出しからは過剰演出、放送の合唱部がNHKに謝罪申し入れ、事実と違う取材された高校が抗議という文字が躍っている。

基本的にTV番組というのは演出という名前の嘘がありそれがどこまで許されるかというのは製作者側の倫理感などに委ねられているわけだが今回事実とは違うことを許されないところまで膨らましてしまったということが問題視されているようだ。

今回の一件で思ったのは素直に皆さん「プロジェクトX」で描かれている事を完全に真実だとほんとに思っていたのか?ということ。
いや確かにかの番組で取上げられているのはいわゆるモノつくりに賭けた職人さんたちやあきらめず投げず頑張った人たちを取上げておりそれはそれで良い。しかし物事にはなんにでもウラがある。
私がそう感じたのはいろんな記事でも取上げられている「浅間山荘事件」(高視聴率だったそうだ)だがあの放送で長野県警本部と警視庁、警察庁の確執というのはほんの少しも感じられなかった。現状では陣頭指揮にあたった長野県警をメインにしていたが組織の軋轢は中央と地方で少なからずあったはずだ。しかし話の流れで特にそこまで掘り下げるものでなく鉄球を動かした土地の重機業者、浅間山荘の付近の住民にスポットをあてた内容になっていた。
その事に関しては別段かまわない番組がそちらに向いていただけの事だし事件の周りでそのある一方での当事者であった人たちの生の声が聞けたんだから。だけどコレだけで事件を全て知ったことににはならないし現場にいたわけじゃないということを私達は考えなければならない。その時ある一方でこういう事がありましたということだ。(当時警察庁側の幕僚としてきた佐々さん本をベースにした映画「突入せよ」を観ると警察庁(中央側)の視点でよく対比できる。)
物事には全て観たままではない。ウラと表があり、外と内があるのだ。
何でも感動的な話だ、いいことだでは考えることを放棄していると思うのだが。
だからといって誇張やいい加減な思い込みで番組を流すというのはいけないことだ。
そこですぐさまこれで子供達に見せるのはいかがか?というのもなんか違う。
これを機に考えることを提示することが一番大事なんではなかろうか。
このニュースで私はそう思った。

この番組「プロジェクトX」も含め「感動」をキーワードに書かれたacoyoさんの「きょうのわたくし」のエントリ
「感動」という病」

追記訂正あり5/26 22:04

by tonbori-dr | 2005-05-24 23:52 | ニュース