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マセーナリー

Excite エキサイト : 主要ニュース|イラク、米軍に協力要請=斎藤さんの安否確認難航 [ 05月10日 19時16分 ] 共同通信
現在新聞、通信社の上げているニュースでプロフィールを読む限り、斎藤昭彦さんは傭兵であるといっても良いだろう。
家族には秘密にしていたようだが高校中退後自衛隊に入隊。精強無比を誇る習志野の「第1空挺団」にも所属、退役しフランスの外人部隊(これも有名な前歴を問わずということで有名であるがフランスのれっきとした軍組織の一部を担っている。任地は殆ど外国、アフリカ方面)でそのあと警備会社にコンサルタントとして入社ということだが元SASが興した警備会社ということはすなわち荒事をも想定した会社ということだ。これの描写についてはラッセル・クロウの「プルーフ・オブ・ライフ」が詳しい。元軍人が(しかも不正規戦の経験者からなる)おこなう誘拐ビジネスのネゴシエーションや危険地帯でのリスクコントロール、ボディガード、警備任務が主な業務となるが米軍がイラクでそういった会社と契約して肩代わりさせているというのは早くから言われている。もちろんクライアントは米軍だけじゃない、イラクに進出している企業やその保険を請け負う保険会社から依頼もあり引く手あまたということは想像に難くない。
古くはリチャード・バートン、リチャード・ハリスの「ワイルドギース」(これも彼らを指す言葉だ
)クリストファー・ウォーケン、トム・ベレンジャーの「戦争の犬」たちも同じ流れを汲む者達だ。
時代の流れでそれが会社組織として契約を結ぶのは組織の安定化ということか。

まだ武装組織の具体的行動は解っていないがこれからは水面下の接触交渉という事になり次第が動いたときはこの状況が終わったときだろう。

by tonbori-dr | 2005-05-10 23:23 | ニュース